ソフトバンク、「プラチナバンド」のエリア拡大状況を公開


 ソフトバンクモバイルは、新たに取得した900MHz帯を使ったサービス「プラチナバンド」を7月25日より開始した。これに伴い、エリアの拡大状況が確認できるWebサイトを立ち上げている。

 「エリア拡充日次速報」では、ソフトバンクの「プラチナバンド」と「Softbank 3G」のエリア状況が、都道府県・市区町村など条件を絞って検索できる。開局した翌日に情報が更新される。基地局の開局数ではなく、基地局の開局によりエリア拡充した地域が掲載されていく。

 例えば、7月27日の時点では、東京都は板橋区と豊島区、北区のいずれも一部地域がプラチナバンドの対応エリアとされている。3区にまたがっているが、地図上ではほぼ隣接した地域となる。東名阪エリアで比較すると、現時点では愛知県や大阪府の方がエリアが広がっているようだ。

 ソフトバンクでは、サービス開始の25日時点で全国で679局が開局し、年度内に1万数千局、2013年度末には2万数千局に拡大していく計画だ。ソフトバンクの代表取締役社長兼CEOの孫正義氏は、同氏の言う「繋がらないソフトバンク」にとって、「プラチナバンド」の獲得が悲願だったと話している。また、エリア拡充についてこれまでに、「一気呵成に展開する」「繋がる場所は一気に増える」「iPhone 4/4Sを既に使っている人は一気に改善する。(iPhoneユーザーが)900MHz帯に一気にバイパスするため、残った2.1GHz帯のユーザーはスカスカな状態。iPhone以外のユーザーにもメリットがある」「一気に急拡大していく」などと語っている。

 




(津田 啓夢)

2012/7/27 13:01