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「優先席付近では、“混雑時には”携帯電話の電源をお切りください」

JR東など鉄道37事業者が車内携帯マナーの案内を変更へ

 JR東日本をはじめ、東北、関東、甲信越の鉄道事業者37社局は共同で、10月1日より、車内の携帯電話のマナーに関するアナウンスの内容を変更すると発表した。

 携帯電話のマナーに関して、現在は「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」と案内されているが、10月1日以降は「優先席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」に変更される。

 これまでは優先席付近において、一律で電源をオフにするよう案内しているが、「混雑時には」という条件付きになる。変更にともない、駅や車内では共同ポスターが掲出される。また、優先席付近でのステッカーや、車内放送による案内も各社で実施される。

 37社局による共同発表では、携帯電話などの電波が心臓ペースメーカーに与える影響を調査しガイドラインを策定している総務省の取り組みや、スマートフォンに代表される携帯電話の利用形態の変化を踏まえて、よりマナーを守ってもらえるよう、案内を見直したとしている。

 なお、従来通り、混雑度にかかわらず、車内での通話はしないよう案内される。

変更された内容が反映された携帯電話マナーの告知ポスター

関西に続いて東日本にも

 近年の総務省による調査では、実際よりも厳しい条件を除き、携帯電話の電波に影響を受ける植込み型医療機器がないことが報告されている。

 すでに関西では、総務省のガイドラインの改正などを受け、JR西日本や関西鉄道協会の25社局が、「優先座席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」というアナウンスの内容に変更し、2014年7月1日から案内を行っている。

 また医療機関でも、携帯電話を使用可能なエリアを明示できる指針を設けるなど、理化学的見地から従来のアナウンスの内容を見直す動きが広がっている。

東北、関東、甲信越の鉄道事業者37社局


    青い森鉄道株式会社
    阿武隈急行株式会社
    伊豆箱根鉄道株式会社
    えちごトキめき鉄道株式会社
    江ノ島電鉄株式会社
    小田急電鉄株式会社
    関東鉄道株式会社
    京王電鉄株式会社
    京成電鉄株式会社
    京浜急行電鉄株式会社
    埼玉高速鉄道株式会社
    相模鉄道株式会社
    しなの鉄道株式会社
    芝山鉄道株式会社
    首都圏新都市鉄道株式会社
    新京成電鉄株式会社
    西武鉄道株式会社
    仙台空港鉄道株式会社
    仙台市交通局
    多摩都市モノレール株式会社
    秩父鉄道株式会社
    千葉都市モノレール株式会社
    東京急行電鉄株式会社
    東京地下鉄株式会社
    東京都交通局
    東京モノレール株式会社
    東京臨海高速鉄道株式会社
    東武鉄道株式会社
    東葉高速鉄道株式会社
    箱根登山鉄道株式会社
    東日本旅客鉄道株式会社
    北総鉄道株式会社
    株式会社ゆりかもめ
    横浜高速鉄道株式会社
    横浜市交通局
    株式会社横浜シーサイドライン
    IGR いわて銀河鉄道株式会社

(太田 亮三)