ボタンはクリアボタンが中央にないなど、デファクトなデザインとは少々異なる配置	右側面にシャッターボタンがある

ボタン側背面にカメラを搭載。側面にマクロ切り替えスイッチがある	ディスプレイ側背面はストライプデザイン

メインメニュー第1階層はオーソドックスなアイコンランチャー式	機能メニューなどメニュー第2階層はリスト式の表示	ユーティリティ機能を集めたオススメメニュー

待受画面で入力した日付や時間からスケジューラーなどを起動できる	待受状態の数字長押しで立ち上がる機能のガイド	スケジュール機能

20字×20行表示	10字×10行表示	10字×5行表示

予測変換に対応するケータイShoin4を搭載	次単語の推測機能にも対応する

カメラの撮影画面。画面が縦構え向けのみだが、VGA以上の解像度は横に構えて横長画像を保存する	カメラのサブメニュー画面

最大解像度（1632×1224）での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工（209KB）	最大解像度（1632×1224）での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工（233KB）

■ 仕様で見るV403SH

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	93×46.6×21mm
重量	約105g
連続通話時間	約140分
連続待受時間	約450時間
ディスプレイ	26万色2.2型液晶240×320ドット
表示文字数	20字×20行、10字×10行、10字×5行
メモリダイヤル	500件
データ通信速度	9.6kbps（回線交換）
ボディカラー	レッドストライプ、ブラックストライプ、ブルーストライプ

【インターネットメール】

サービス名	スカイメール、ロングメール
利用料	月額利用料金はボーダフォンライブ！に含まれ、月額300円 スカイメールの通信料金は送信2円/1通または3円/1通、受信無料 ロングメールの通信料金は送受信ともに4円/1通または8円/1通
メール受信機能	スカイメール：最大全角192文字（テキストのみ） ロングメール：最大全角3000文字（添付6KBまで）
メール保存件数	受信：1500件、送信480件

【着信メロディ】

和音数	最大40和音
着信音	・パターン：5種類 ・効果音：15種類 ・登録済みメロディ：10曲 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	森のくまさん 組曲「惑星」より「木星」 ジムノペディ アメージンググレース DRIVIN’ Dark Dream Sunlight Shuffle Black Street Heavem’s Cafe Endless Sky

【データフォルダ】

データフォルダ容量	最大8MB
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	画像、着信メロディなどを保存

【Javaアプリ】

保存件数	データフォルダに保存

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	1224×1632、960×1280、768×1024、480×640、240×320、120×160、128×120
撮影可能容量	データフォルダもしくはminiSDカードに保存

【カメラ（動画） 】

撮影可能フォーマット	MPEG-4
撮影可能画質	120×88

■ スタッフが見たV403SH

	コメント
湯野	パッと見のストライプデザインのインパクトはなかなかのもの。特にデザインケータイという位置づけではないが、それに匹敵するほどのデザイン面でのこだわりを感じさせる端末だ。ケータイとしてのデザインがどうこうというより、ファッションの一部としてコーディネイトされている感じだ。 　機能面では、2.2インチのQVGA液晶や2メガクラスのカメラ、miniSDカードスロットなど、現在の定番ケータイとしての機能を一通りサポートしている。V501SHや804SH同様に、メニューなどのデザインを一つのテーマで一括してカスタマイズできる「カスタムスクリーン」にも対応しており、人一倍“見た目”にこだわるという人には魅力的に映るのではないだろうか。 　2G端末なので「メール定額」や「デュアルパケット定額」には非対応。メールやWebをバリバリ使いたいという人にとっては悩ましいところだが、音声通話の利用を中心に考えているのであれば悪くない端末だろう。
白根	メニューはオーソドックスなアイコンランチャーを採用していてわかりやすい。待受画面で日付や時間を入力し、スケジューラやタイマーを直接起動できるシャープおなじみの機能も便利だ。しかしボタン配置が少々独特。クリアボタンが中央になく、発信・切断ボタンの位置も一般的な配置とは異なる。シャープ製ボーダフォン2G端末を使っているならば問題ないが、それ以外からの移行だと違和感が大きい。シャープはボーダフォン3Gでもまた微妙に異なる独自のボタン配置を採用しているので、乗換ユーザーは注意が必要だ。 　スペック的には2メガピクセルカメラ、2.2型QVGA液晶など平均的。miniSDカードやVアプリにも対応。基本部分はしっかり押さえてある。最大のポイントは非パケット対応の2G端末であることか。ボーダフォン3Gとは異なりパケットの割引が利用できず、コミックや大容量Vアプリなどリッチコンテンツに対応しない。しかし「LOVE定額」は利用できるので、特定の相手との通話・メールがメインの用途ならば十分だ。 　最新スペックのケータイを使いたい、という人向けの端末ではない。少しでも高機能な端末を使いたいのならば、同じくコンパクトな703SHfなどボーダフォン3G端末も検討することをお薦めする。V403SHはどちらかといえば、安くて小さい端末を使いたい人向けだ。とはいっても、ただのエントリーモデルではない。デザインも楽しめるし、カメラもそこそこ撮れるレベル。ボーダフォンの2Gを選ぶならば選択肢に入れておくべきだ。