スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

ZTYLUSのiPhone用ケース&レンズがイイ感じ♪

ZTYLUSのiPhone用ケース&レンズがイイ感じ♪

 2014年11月25日にハクバ写真産業から発売された米ZTYLUSブランドのiPhone 6用製品2種類。「あーおもしろそう〜」とか思って購入し、使っています。「ズタイラス iPhone6 ケース ZIP-6LB」と「ズタイラス レンズアタッチメント RV-2」ですな。

ZTYLUSのiPhone 6用ハードケースと専用レンズ。ケースに対してレンズを脱着できるという製品で、レンズは4種類を使用できます。実勢価格はケースが4000円少々で、レンズが9000円弱のようです。

 ワタクシ、このテの製品が大好きです。以前にも、マンフロット製iPhone 5/5S用バンパー「KLYP+ (クリッププラス)」とか、「GIZMON iCA」シリーズとか、“iPhonegrapher”のために生まれたiPhone 4ケースこと「TurtleJacket for iPhone 4」なんかを使ってきました。

 で、今回使ったZTYLUSのケース&レンズですが、突飛でなくて常識的、高い実用性が感じられました。ケースもレンズもイイ感じで使えます。日本ではハクバ写真産業からiPhone 6用のみが発売されていますが、残念ながらiPhone 6 Plus用は発売されていません。

 ただ、ZTYLUS本家サイトではiPhone 6 Plus用各種アタッチメントなども発売されていて、日本からでも購入できます。というわけで、iPhone 6 Plus用ケース「ZTYLUS LITE FOR IPHONE 6 PLUS」とLEDリングライト「ZTYLUS LED RING LIGHT ATTACHMENT」を購入♪

ZTYLUSから海外通販で購入したiPhone 6 Plus用ハードケースとLEDリングライト。リングライトにより、被写体に均等に光を当てて撮影できます。直販価格は、ケースがUS$29.95、リングライトがUS$59.95でした。

 レンズやリングライトなどのアタッチメントは、iPhone 6用ケースにもiPhone 6 Plus用ケースにも装着できます。なかなかオモシロそうな感じでしょ? てなわけで以降、これらZTYLUS製品の使用感などについてレポートしてみます。

 なお、「ZTYLUS」の読み方ですが、国内販売代理店のハクバ写真産業のウェブサイトでは「ズタイラス」になっています。が、ヨドバシドットコムでは「スタイラス」に。YouTubeなどを見てみると、「ズタイラス」と言っている人も「スタイラス」と言っているひともいるようです。謎。

ケースとしてはどんな感じ?

 まずケース部分から。iPhone 6用もiPhone 6 Plus用も、iPhone本体の画面以外をほぼ覆うタイプのハードケースです。ケース装着状態でも、カメラやLEDライト、スピーカー、Lightningポート、ほか各種ボタン類にアクセスできます。向かって左下にはストラップホールもあります。

 ケース背面には各種アタッチメントを装着可能なマウントがありますが、ケースとして使う場合にはそこに平らなフタ状のアタッチメント(ケース付属品)を装着します。フタ状アタッチメントにはアルミのスタンドが収まっていて、それを開くと机上でiPhoneを横向きに自立させられます。

ケースは2分割式。iPhoneをスライドさせて入れ、ネジで固定します。指で軽くネジを回して留めるだけで、かなりしっかり固定されます。
ケースを装着した状態で全てのボタン類等インターフェイスにアクセスできます。ストラップホールもあります。画面側のエッジが画面より少しだけ前に出ていますので、iPhoneの画面を下にして机上に置いても、画面が机面に接触しません。
背面にはスタンドが格納されていて、これを立てるとiPhoneを横向きに自立させることができます。

 使い心地は上々。ケース自体にある程度の剛性がありますので、iPhoneをより安全に使うことができると思います。ケース表面はサラリとした感触の樹脂で、少々の滑りにくさもあります。

 ただ、ストラップホールが2分割式ケースの「ネジを回すとすぐ外れるほう」についていて、使用開始当初は「不意にケースが分離して、iPhoneが落下しないだろうか?」とか思っていました。が、ネジ止めは想像以上に強固で、通常の使用ではまず「ケースが不意に分離することはアリエナイ」と実感しています。

 なかなか良くできたケースですな。でも、超薄とかではないので、iPhoneが若干ゴツくなることは否めません。

4種のレンズを使用可能

 さて次に、「ズタイラス レンズアタッチメント RV-2」について。前述のケース背面のマウントにセットして使える、4種類のレンズを内蔵したアタッチメントです。

ケース背面には各種アタッチメントを装着できるマウントがあります。フタのようなアタッチメントを外し、そこにレンズアタッチメントを装着すれば、撮影時に4種類のレンズを使えるようになります。
レンズアタッチメントは回転式で、使いたいレンズを所定の位置まで回転させて引き出します。引き出したレンズ部は、ケース側のカメラ部分と「カコン」という感じで嵌合しますので、撮影中にズレることはありません。

 なかなかユニークな機構です。実用性も高く、レンズ選択〜使用までをスムーズに行えます。不使用時はレンズアタッチメントを外せばiPhoneが嵩張りません。脱着も手軽。使用において億劫に感じることもありません。

 前述のとおり、レンズアタッチメントを装着すると、新たに4種類のレンズを使えるようになります。レンズは、広角の「ワイド」、大きな歪みと広角描写が特徴的な「フィッシュアイ(魚眼)」、光の反射度合いを調節できる「サーキュラーPL」、接写の「マクロ」です。どんな感じで撮れるのかを見てみましょう。

左がレンズアタッチメントを使わないで撮った写真、右が「ワイド」レンズをセットして撮った写真です。より広い範囲を写すことができます。ただし細部の描写は若干甘くなります。
左は「フィッシュアイ」レンズをセットして撮った写真です。中央は少しズームした状態で、四隅にあった黒い部分をなくしつつ、「ワイド」レンズよりもさらに広い範囲を写せます。何を撮っても独特の歪みがある非現実的な写真になって愉快ですな。
「サーキュラーPL」レンズ(ホントはフィルター)で撮った写真です。レンズ部をゆっくり回していくと、光の反射の加減を調節できます。水面の光の反射を抑えたり、雲の立体感や空の色を強調できたりするレンズです。
左がiPhoneで(木に)可能な限り近づいて撮った写真です。中央は「マクロ」レンズで撮った写真。赤矢印の部分に寄りました。被写体に近づける距離(最短撮影距離)がかなり短くなったことがわかります。右は、中央の画像の等倍(ドットバイドット)です。

 といった感じで撮れます。「サーキュラーPL」以外のレンズを使うと写真の周辺画質(中央付近でない位置の画質)の劣化が目立ちますが、「写真を遊ぶための手軽な交換レンズ」として考えると実用的ですな。

 ちなみに、レンズアタッチメントのサイズは直径6cmで厚み2cm程度。質量は約70gなので常時携帯しても大して邪魔になりません。

けっこーツカエル、LEDリングライト

 最後に「ZTYLUS LED RING LIGHT ATTACHMENT」。12個のLEDを内蔵したリングライトで、iPhoneのカメラのレンズ部周囲から光が出るので、被写体を均等に照らしつつ撮影することができます。電源は単4形電池×3本。

 LEDは、白色×6個と電球色×6個が交互に並んで内蔵されていて、白色と電球色の明るさをそれぞれ無段階で調節できます。ので、補助光として環境光に近い色味で発光させることができます。ホワイトバランスを固定できるカメラアプリを使えば、意図的にクールなイメージの写真や温かみのある雰囲気の写真を撮ることもできます。

 また、3種のディフューザー(光を拡散させたりする板)と、三脚取り付け用アダプタが付属します。ディフューザーを使えば被写体に当たる光を柔らかくしたり、温かみをさらに強調した写真にすることもできます。三脚固定もなかなか実用的な感じです。

 単体で光るリングライトなので、iPhoneケースに装着せず、撮影時に手持ち照明などとして使うことも可能。前述のレンズアタッチメントとの(ケースに装着しながらの)併用はできませんが、手持ちで工夫すれば、レンズアタッチメントを使いつつ、さらにリングライトの照明効果を得ながら撮影ができるでしょう。

「ZTYLUS LED RING LIGHT ATTACHMENT」は、LEDリングライトとディフューザー、三脚取り付け用アダプタ、専用ポーチのセットです。電源は単4電池×3本。
前述のハードケースにセットし、iPhoneのカメラ部に引き起こし、リングライトとして使えます。白色のディフューザーを装着すると、被写体に柔らかい光が万遍なく当たり、リングライトらしい写真が撮れます。
電源スイッチはボタン式で、iPhoneのカメラ近くに位置します。そのほぼ反対側に明るさ調節ボリュームが2つあります。LEDの光の強さを色毎に無段階で調節できます。
付属の三脚取り付け用アダプタを使えば、LEDリングライトを軸に三脚に据えることもできます。

 LEDの明るさですが、最小まで絞ると家電製品のLEDインジケーターより少し明るいといった程度。最大にすると直視すると目に残像が数分残るくらい明るく、真っ暗な部屋を照らして探し物ができるレベルです。ともあれ、どんな写真が撮れるのかを見てみましょう。

 なお、LEDリングライトの特性をより明確にご覧いただくため、写真はスクエアで撮りました。また、写真の並び順は、左が環境光だけで撮ったもの、中央がiPhoneの内蔵フラッシュを使って撮ったもの、右がLEDリングライト(白色ディフューザー使用/光量最大)を使って撮ったものです。

ハンカチを真上から撮りました。影が出がちですが、内蔵フラッシュを使えば解消できます。LEDリングライトを使えば、被写体をより均等に照らすことができます。
天井の照明や内蔵フラッシュで撮ると、被写体周辺に強めの影が出てしまうことが多いですな。LEDリングライトだとそういう不都合も抑えられます。
上部に電球色蛍光灯がある環境で撮影。内蔵フラッシュだと被写体の一部に強く光が当たりますが、LEDリングライトだとより広い範囲を照らせます。
こちらも同様の電球色蛍光灯環境下。LEDリングライトの光の当たり方がいちばん違和感がないと感じられました。

 という雰囲気。非常に手軽にリングライト撮影がデキちゃって、ワタクシ的にはかなりテンションが上がりました。上でハンカチなんかを撮っていますが、ハンカチでなくてドキュメントだったりすると、このLEDリングライトの用途がガガッと広がりますな。作例にはありませんが、人の顔のややアップなんかを撮っても、違和感のある影〜撮影するとよく見えちゃうシワなんかが激減して好印象になったりします。

 あとこのLEDリングライト、前述のとおり、かな〜り明るいんです。また電源は入手性に問題のない単4形電池×3本。常時携帯すると撮影意外にも役立ちつつ、災害時にも対応できていいかもしれません。

 ワタクシ的には、このLEDリングライトをかな〜り気に入れました。非常によくできた製品だと思いますので、ハクバ写真産業から発売されることを期待します。

 てな感じのZTYLUS製品各種。一見「突飛な道具」に見えがちではありますが、どれもスムーズに使えて実用性の高い製品だと感じられました。興味のある方はぜひ一度チェックしてみてください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。