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iPod touchに目もくれず、電光石火の勢いで購入!
「iPod classic」
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。


iPod classicをイジリ中

2007年9月6日に発表・発売されたiPod classic。HDD容量は80GBと160GBのモデルがあり、色はブラックとシルバーが用意されている。現行iPodシリーズ中、唯一のHDD搭載モデルとなる
 アップルからドドッと新型iPodが発売されたが、iPod touchやiPod nanoには目もくれず、発売直後に一触即発的かつ電光石火の勢いでiPod classic買った俺である。

 いや〜“classic”って名前が付いちゃいましたねえ。Macintoshコンピュータのネーミングからすると、これがHDD搭載型iPodの最終世代ってコトであろーか。Macのほーはclassic IIがあったから、iPod classic IIも!? ともかく、HDDタイプのiPodはご隠居化の予感。iPodはフラッシュメモリタイプにシフトしてく雰囲気ですな。

 さて、iPod classicを買った理由はただひとつ、その容量である。80GBモデルと160GBモデルがあるが、もちろん160GBモデルを選んだ。Apple社のCEOことスティーブなジョブス氏が言うとおり「iPodですべてを持ちたい人々にとって理想的」な容量ですな。

 そーんなにたくさん曲やビデオを入れるか? って話もあると思うが、ビデオはさておいて、楽曲においては大容量なら入れられる曲数に余裕が出るのに加え、より低圧縮あるいはロスレス形式でエンコードした曲を多量に持ち歩くことも現実的になる。大容量=高音質の曲を多数入れられるってのは、ポータブルオーディオプレーヤー好きには福音だと思う。


とりあえず、Cover Flow

 従来のHDD搭載型iPodよりヤケに大容量になったというコト以外、ぶっちゃけた話、そーんなに目新しいトコロはナイように思われるiPod classic。

 ま、もちろん、前面パネルが金属になったので質感・見栄えが少々変わったとか、液晶パネル部がごく僅かに窪んだ(のに加えて液晶カバーが硬質な素材になったらしい)ので液晶面が傷つきにくくなったとか、インターフェースも若干変わったとか、細かなところがいろいろと変わった。でも、大雑把な観点からの印象・使い勝手は、第五世代あたりのiPodとだいたい一緒ですな。


本体前面は金属製のボディーになった。マットめの仕上げで見栄えでツルテカを卒業。ちょいと高級感アリ。裏面は従来通りのピカピカ仕上げ金属だ 指先で触らないとわかりにくいが、液晶パネル面がごくごく僅かに窪んでいる。従来のiPodに対応する液晶保護フィルムとか貼ると、隙間&気泡ができそうだ メニューは画面左半分に表示されるようになった。右側には選択したメニューに応じたグラフィック(アニメーションの場合もある)が表示される

 わりと地味めなリニューアルを遂げた、てな感じのiPod classicだが、ちょいと目を惹くのはCover Flowに対応した点。iTunesやiPhoneにも採用された“CDジャケットをパラパラとブラウズしてアルバムを検索できる機能”だ。次期Mac OS XことLeopardのファインダーにも搭載されるっぽい例のアレですな。


最新のiTunesでCover Flow表示を行なったところ。自動でダウンロードされるアルバムアートが高品位であるため、ただ眺めているだけでも楽しい メニューの[ミュージック]カテゴリ内に[Cover Flow]という項目が加わった iPod classic上でCover Flowを使ったところ。ホイール操作でアルバムアートを順次めくっていける

 iPod classicでのCover Flowに関し、いきなり拙者的結論を言えば、楽しいけどあまり役に立たない機能となった。理由としては、iPod classicの容量、HDDタイプであること、それからCover Flowの表示スタイルにおける自由度の低さ(!?)あたりが挙がる。

 率直なところ、80GBとか160GBのiPodを使う人って、数百枚単位でCD持ってたりすると思うんですけど、その枚数のジャケットの中からパラパラとブラウズして一枚を探すってのは非効率的だ。また、Cover Flowの表示順序はアーティスト名順のみ。アルバム名でソートとかできないもよう。これを考えると、アルバムカテゴリやアーティストカテゴリで探す方が効率面で現実的だ。

 探す、のではなく、何となく見ていって、結果的に見つかったフィーリングとなって聴く心意気となる、というスタンスなら十分に楽しい機能だが、「あのアルバムを」てな姿勢で使う検索機能としては力不足であり発展途上だと感じる。

 それから、他の機能でもそうだが、iPod classicって“操作中に一瞬待たされる”場合が少なくない。HDDのスピンアップ→読み出しにほんの少し時間かかってる!? という感じで、例えばCover Flowならば、メニューから[Cover Flow]を選んで表示がなされるまで2〜3秒かかったりする。いったんCover Flow表示に入ってからはスムーズに動作するが、このタイムラグや、前述の検索のためにはあまり役立たないと感じることあたりで、あまり積極的に使う気になれない。Cover Flowには、今後の進化に期待する拙者。


グラフィカルなiPod classic

 拙者の場合、iPodは音楽専用マシンとなっている。ビデオを少々見たりするものの、Podcastや写真は全然扱っていない。そんなふーな音楽専用マシンとしてiPod classicを使うと、従来機と比べて細々したところが非常に使いやすくなっており、また楽しくもなっている。

 例えばメニューで[ミュージック]を選んだ場合。画面左側にメニューが、右側にはランダムでアルバムアートがスクロール表示される。見ていて楽しい、という演出ですな。


メニューの[ミュージック]カテゴリを選択時、画面右側にはアルバムアートがランダムで表示される。部分アップのスクロール(方向もランダム)なので、アルバムアート全体は見られないが、「あっ、そういえばこのアルバム持ってたんだ」てな閃きを呼ぶ


 この機能、基本的には見ていて楽しい感じがするだけのものだが、見ていると、こう思ってしまう──こういうふーな表示で、iPod側から「このアルバム聴いてみるってのはどうよ?」的に、アルバムを提示してくれたらいいなぁ、と。

 多量のアルバムをiPod classicに入れておいても、ともすれば特定のアーティストとかをヘビーローテーションさせがちな俺。なので、iPodが「この曲、一年間の間に一度も再生してませんけど、聴いてみたら!?」とか「この曲と似た雰囲気で、こんな曲がありますけど、再生しましょうか?」てな提示をしてくれたらラクだなぁ、なんてネ。日本のメーカーのオーディオではそーゆー機能載せてる製品ありますけど、アップルはそーゆー機能には興味ナシだろうか?

 拙者の妄想はさておき、他にも音楽再生時の細かな愉快&利便が加わっているiPod classicである。例えば、アルバムの一覧表示。下の写真のように、iPod classicではアルバムアート、アルバム名、アーティスト名が表示される。カラフルだし情報量多いしで、便利である。ただ、従来機では一画面に9枚のアルバム(名)が表示されたのに対し、iPod classicは4枚。一望性はやや犠牲になっている。

 他、曲の一覧も、曲名に加えてアーティスト名も表示されるようになったり、ジャンル一覧はアーティストやアルバムの数も表示されたりで、表示される関連情報が増えているあたりも同じく便利だ。


iPod classicの表示例。情報の詳細さ、表示のカラフルさがあり、楽しく便利なiPod classicのインターフェースである


 表示は全体的にキレイ化・詳細化している印象があるiPod classic。基本的には前の世代とそーんなに変わってないポータブルオーディオプレーヤーだが、表示がリッチになってるのは嬉しいことですな。


ちょっとイイかも高画質ゲーム

 iPod classicに付属している3種類のゲームもイイ感じであった。iPod classicと第五世代iPodを比べてみると、オマケ(!?)のゲーム(およびエクストラのアプリケーション類)にゴージャス感がある。 第五世代iPodには4種類、Brick(ブロック崩し)、Music Quiz(曲名等を当てるクイズ)、Parachute(自機位置固定のシューティング)、Solitaire(カードゲーム)が入っている。iPod classicには3種類、iPod Quiz(曲名等を当てるクイズ)、Klondike(カードゲーム)、Vortex(立体的なブロック崩し)が入っている。このうち、曲名等を当てるクイズと、ブロック崩しと、カードゲームが、だいたい同じ内容のゲームですな。



上段がiPod classic、下段が第五世代iPodの各種ゲーム。見栄えがずいぶん違う。ゲームの操作性においてもiPod classicにプリインストールされているものの方が良好だ


 ホイールで遊ぶ気さえあれば、どれもソコソコ楽しめるゲームだが、見栄え・演出の凝りようは、iPod classicにプリインストールされているゲームの方がナイス。また、例えばiPod classicのブロック崩しは、よりiPodのホイールで操作するに適したゲーム性を備える(第五世代のほーのブロック崩しはホイールで遊ぶには難易度が高かった)。

 ただ、残念なことに、第五世代iPodとiPod classicでは、ゲームソフトの互換性がナイのであった。第五世代iPod用のゲームはラインナップも多く、魅力的なソフトがけっこーあるのだが、これらをiPod classicで動かすことはできない。逆に、新たにリリースされているiPod classic用のゲームは、第五世代iPodでも動くようだ。


iPod classicに対応したゲームは、2007年9月29日現在で3本しか発売されていない。iPod classicにプリインストールされているものと合わせて合計6本。もっと増やして欲しいよーん!! iPod classicに対応しているゲーム。iTunes Storeからダウンロード購入できる。購入前にプレビューを見ることもできる こちらもiPod classicに対応しているゲーム

第五世代iPodに対応しているゲームは豊富にある。プリインストールのゲームと比べると、購入可能なゲームは表示もキレイ 懐かしのゲーム「PAC-MAN」も こちらは「Marjong」。ただ、これら懐かしゲーも、第五世代iPodのみでしか動かなかったりする。ぜひ移植を!!

 他、エクストラのアプリケーションも、その見栄えがけっこー変わった。こちらも外観的にキレイであり、実際の見やすさも高まっている。これら機能自体を使うか使わないかはさておき……ゴージャス&リッチなフィーリングになってますな。


classicストップウォッチ classic世界時計 classicテキスト表示

5Gストップウォッチ 5G世界時計 5Gテキスト表示
上段がiPod classic、下段が第五世代iPodのエクストラ・ソフトウェア。見栄えが大幅に違うが、ソフトの機能はほぼ同じ


 ま、細かなアプリの見栄えがいいから、キレイなゲームが最初から入っているから、見栄え的リッチさがあるからという理由でiPod classicに手を出す人はあまりいないでしょうな。やはり、iPod classicの最大の魅力はHDD容量であり、ポータブルオーディオプレーヤーとしての成熟度だと思う。

 てなわけで、最後に、音質を少々。なんか第五世代iPodあたりとは音質違うヨ、という意見がけっこーあるようだが、拙者的な印象では、気になってストレスを感じるほどの差はないかナ、と。よーく聴くと、第五世代iPodと比べると、全体的にiPod classicの方が低音・高音ともすこーし控えめかナ!? というイメージだが、聴く曲のジャンルや音源の品位により、この印象もまた変わってくる。

 個人的には、第五世代iPodが出したプチ厚めの低音と、鋭めの高音が好きではあったが、じゃあiPod classicだとガッカリなのか!? と言われると、そうは感じない。ひととおり、第五世代、第5.5世代、そしてiPod classicの音を聞きくらべてみたが、「あらまこんなに違う!!」ってホドの差はないんじゃないかなぁと感じた次第である。

 ぶっちゃけた話、そういった小さな差を気にしまくるなら、まずロスレスで楽曲を入れ、ヘッドホンにこだわったりするほーが良いだろう。あるいは国産の音質超重視型プレーヤーを選ぶとか。フツーに使うぶんには不満も違和感もないiPod classicである。

 第五世代あたりのiPodから乗り換えての違和感として大きめなのは、なんつーかやっぱり操作の区切り区切りで一瞬待たされる感じがしちゃうコト。前述のように、恐らくHDDが回転し始めてデータを読み出すまで、従来機種より長めの時間がかかっているのだと思う。iPod classicを使用開始した当初、例えば[MENU]ボタンでメニューを遡る時、この“一瞬待たされ状態”に慣れず、[MENU]ボタンを連打して、目的の階層より浅い階層に移動しちゃたりしていた。でもまあ、これも慣れちゃいましたけどネ。

 で、慣れた結果、やっぱりこの容量はステキだなぁ、と。これまでは「んー、この曲はあんまり聴かないだろう」とiTunes上から削除したりして、iPodのHDD容量をやりくりしていたが、現在はそのような我慢・葛藤不要で「とりあえず全曲転送!!」としている。手持ちの音楽全部入りのポータブルオーディオプレーヤーで、全曲聴かねーだろってのはアルんだが、全曲掌握&いつでも再生可能というスッキリ感は、今のところiPod classicでしか実現できない良さである。



URL
  「iPod classic」製品情報
  http://www.apple.com/jp/ipodclassic/

2007/10/01 16:24

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