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2012年CESで振り返る「スマートフォンとコンシューマ家電」

法林岳之
1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。「できるWindows 7」「できるポケット docomo AQUOS PHONE SH-12C スマートに使いこなす基本&活用ワザ150」「できるポケット+ GALAXY S II」「できるポケット au INFOBAR スマートに使いこなす基本&活用ワザ150」(インプレスジャパン)など、著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。


Xperia S
GALAXY NOTE LTE

 年が明けたばかりの1月9日〜13日にかけて、米国ラスベガスで開催された「2012 International CES」。その名の通り、コンシューマ家電を対象にした展示会だが、今年もソニー・エリクソンの「Xperia S」、サムスンの「GALAXY NOTE LTE」など、スマートフォンやタブレット端末の新製品が発表され、モバイル業界にも関係の深いイベントとなっている。本誌には現地からのレポートが数多く掲載されたが、ここではスマートフォンやコンシューマ家電との関わりについて、2012 International CESを振り返りながら考えてみよう。

垣根を越えてつながるコンシューマ家電

 「Consumer Electronics」。日本語に直訳すれば、「一般消費者(向け)家電」という意味になるが、我々が日常生活をするときに利用するさまざまな家電製品を扱うのが「Consumer Electronics Show」のお題目だ。しかし、エアコンや電子レンジ、洗濯機といった生活家電が出品されることはほとんどなく、テレビやオーディオ製品、パソコン、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、デジタルカメラ、ネットワーク製品をはじめ、それらに関連する周辺製品やサービスなどが出品されている。筆者自身は昨年に続いての取材だが、長く取材を続けている関係者によると、それぞれの時代を反映する製品が存在感を示し、展示会の主役的な存在も変わってきているという。かつてはパソコンやテレビ、オーディオ製品などが主役だった時代もあったが、現在は携帯電話やスマートフォン、タブレット端末が存在感を増している。

 しかし、こうした製品のジャンルによる栄枯盛衰の区分は、崩れつつあるというのが今回の2012 International CESを見た率直な印象だ。それぞれの製品が個別かつ単純に性能や機能、サービスを競うのではなく、さまざまな製品群が垣根を越えてつながり、連携することにより、今までとは違う新しいコンシューマ家電の環境が起ち上がろうとしている。昨年の2011 International CESでは、米国で利用できるテレビ向けの映像サービスやCATVサービスなどをコントロールするために、スマートフォンやタブレット端末とつながるようになってきたという話を紹介したが、今回の2012 International CESでは単純にテレビ向けサービスやCATVサービス、ビデオ・オン・デマンドサービスをコントロールするためのスマートフォンやタブレット端末ではなく、自宅やモバイル、場合によってはオフィスも含め、さまざまなネットワークサービスをそれぞれに連動させるためのツールに位置付けられ、他の製品群を利用するときにも欠かせないものになりつつある。ソーシャルコンテンツを利用するシチュエーションもあれば、各事業者の決済サービスなどに利用されるケースもあり、ディスプレイとしてのテレビやゲートウェイとしてのセットトップボックスなども含め、家庭内で領する家電製品群の中心的な存在として、スマートフォンやタブレット端末が利用されようとしている。

 このことは裏を返せば、スマートフォンやタブレット端末を持たない家電メーカーは、自らが描くライフスタイルを消費者に対し、提案できなくなるときが来るかもしれないことを暗示している。たとえば、ソニーやサムスン、LGエレクトロニクスといったメーカーは、自社の製品としてスマートフォンやタブレット端末を持ち、自社のテレビをはじめとした製品群との連動を活かしたライフスタイルを提案できているのに対し、メーカーによっては他社製品を組み合わせた展示にせざるを得なかったり、すでに携帯電話やスマートフォンが製品ラインアップになくなってしまったメーカーが「3G通信モジュール搭載モデルを販売したい」とコメントするようなケースも見受けられた。

 こうしたことからもわかるように、これからのスマートフォンやタブレット端末は、単純にその製品のスペックだけで語られるのではなく、どういった製品群と組み合わせられるか、何と連動できるか、どんなサービスに連携できるのかといったことが非常に重要になってくる。その意味において、単純に本誌でスマートフォンやタブレット端末の動向だけを「ウォッチ」するのではなく、僚誌PC WatchAV Watchなどに掲載されている記事も合わせて読むと、今後の展開がもっと見えやすくなってくるはずだ。

ソニー傘下に戻り、連携を深めるソニー・エリクソン

 今回の2012 International CESで発表された数々の製品の中で、もっとも日本のユーザーに関わりが深い製品と言えば、ほかでもないソニー・エリクソンが発表した「Xperia」の新シリーズだろう。

ソニー・エリクソン、「Xperia NX」「Xperia acro HD」発表
ソニーがソニエリの新社名を発表、Xperiaもソニーブランドで登場
ソニエリが「Xperia S/ion」を紹介、同社の戦略も明かす

 ソニー・エリクソンのXperiaシリーズは、2010年春、日本向けに初代モデルである「Xperia SO-01B」(海外向け製品名:Xperia X10)が発売され、2011年の2011 International CESでは後継モデルに位置付けられる「Xperia arc」、同年2月のMobile World Congress 2011ではPlayStation Certified対応の「Xperia PLAY」が相次いで発表され、国内向けにはNTTドコモ向けに「Xperia arc SO-01C」「Xperia acro SO-02C」「Xperia ray SO-03C」「Xperia PLAY SO-01D」の4機種、au向けにも「Xperia acro IS11S」が投入された。

Xperia ion

 今回発表された「Xperia S」「Xperia ion」は、Xperiaシリーズとして、三世代めに位置付けられるモデルで、すでにNTTドコモ向けの「Xperia NX SO-02D」「Xperia acro HD SO-02D」、au向け「Xperia acro HD IS12S」として、国内向けの販売がアナウンスされている。国内向けのモデルの説明については、別の機会に譲るが、今回発表された2機種で注目すべきポイントは、デザインとネットワークへの対応だろう。

 まず、デザインについては、初代Xperia、Xperia arc/acroが側面や背面の曲線のラインを強調していたのに対し、今回はまったく別のテイストでデザインされており、全体的に落ち着きのある印象に仕上がっている。そんな中、Xperia Sのボディ下部には「Floating Prism(フローティングプリズム)」と呼ばれる透明パーツが備えられており、個性を際立たせるアクセントとなっている。

 ネットワークについては、Xperia Sが従来同様、W-CDMA/HSPA方式対応であるのに対し、Xperia ionは昨年9月にサービスを開始したAT&TのLTE方式をサポートしている。LTEサービスはまだ日本や韓国、米国などで、限られた国と地域でしか提供されていないが、欧州向けに強かったソニー・エリクソンが北米向けにいち早くLTE対応端末を供給し始めたことは、非常に意義深い。日本のユーザーにとっては、Xperia ionのXiサービス対応モデル、あるいは今年末にサービスを開始するau向けを期待したいところだが、LTE方式は3Gとちがい、利用する周波数が国と地域ごとにバラバラであるため、すぐに国内向けが登場するとは考えにくい。ただ、LTEという新しい方式の端末を開発しているということは、自ずと日本を含む他の地域でもサービスが開始されていれば、端末を供給するというのが自然な考えで、意外に早い時期に日本向けにもLTE対応Xperiaが登場することになるかもしれない。

 ところで、ここまでの説明では「ソニー・エリクソン」と表記してきたが、既報の通り、ソニー・エリクソンはエリクソンが持つ50%の株式をソニーが買い取ることで、完全にソニー傘下に入ることになった。新しい社名は「ソニー・モバイル・コミュニケーションズ」になることも明らかになったが、この買収はソニーが今後、事業を展開していくうえで、通信及びネットワーク関連製品、なかでもスマートフォンが果たす役割が重要だと判断したことに他ならない。ソニーは昨年、Sony TabletやAndroidベースのWalkmanなどをリリースしたが、今ひとつ十分な結果を残しているとは言えない状況であり、ユーザーインターフェイスや世界観の作り方などもXperiaシリーズとは異質なものとなっている。ソニー・エリクソンがソニー・モバイルに生まれ変わることで、ソニーの通信及びネットワーク製品に対し、いい影響が産まれてくることを期待したい。

GALAXY NOTEの新しいスタイルに期待

 2012 International CESではソニー・エリクソンのXperiaシリーズ以外に、あまり目立ったスマートフォンの新製品が発表されていない。すでに発売されているモデルの北米向け、あるいはバリエーションなどが追加されたという印象だ。

GALAXY Tab 7.7

 まず、サムスンは昨年のIFA 2011で発表され、すでに欧州を中心に販売されているGALAXY NOTEの北米向けモデル、GALAXY Tab 7.7の2機種がプレスカンファレンスで発表された。GALAXY NOTEは付属のペンで手書き入力ができるのが魅力で、北米向けはAT&TのLTEに対応したモデルになる。GALAXY Tab 7.7は米Verizon向けのモデルで、こちらもLTEに対応する。

 前述のように、LTE方式は国と地域によって周波数が異なるため、3Gモデルのようにすぐに日本向けにローカライズされたり、日本向けモデルが投入されるということはなさそうだが、LTEの部分を除けば、日本でも十分に可能性のあるモデルと言えそうだ。ただ、米国におけるタブレット端末はテレビやネットサービスとの連携、電子書籍サービスなどの環境が整いつつあるため、昨年以上に普及が進んでいるのに対し、日本は電子書籍に偏った展開でスタートしてしたため、今ひとつ普及していない。

 一方のGALAXY NOTEは、スマートフォンとタブレット端末の中間的なサイズである5.3インチのディスプレイを搭載するが、手書き入力が利用できるうえ、このサイズで通話も可能なため、かつての電子手帳のような感覚で使うことができる。フィーチャーフォンとの二台持ちで、いざというときはテザリングも利用できれば、モバイルノートPCを持ち歩くユーザーにも魅力的だ。ぜひとも日本市場への投入を期待したいモデルのひとつだ。

Spectrum

 LGエレクトロニクスについては、米Verizon向けの「Spectrum by LG」が発表されたが、これは写真などを見てもわかるように、NTTドコモ向けの「Optimus LTE L-01D」とほぼ同等のスペックを持つモデルだ。これは前述のように、LTEサービスが韓国や日本、米国など、限られた地域でしか提供されていないため、自ずとベースになるモデルが限られていることが関係している。

 ちなみに、プレスカンファレンスではSpectrum by LG用の専用ケースが公開され、ケース装着時には画面中央に本体の時計(ウィジェット)が見えるという機能が紹介された。ケースに備えられた微弱なマグネットなどで連動するしくみのようだが、こうしたオプション類も海外向けと共通化されれば、日本のユーザーにとっても楽しみが増えそうだ。

DROID 4

 米モトローラは、2012 International CES会期直前の9日に、QWERTYキーボードを備えたスライド式ボディの「DROID 4」を発表し、会場内でもデモをしていた。こうしたフルキーボード付きのモデルはBlackBerryが長く支持されてきたことからもわかるように、米国においても根強い人気があり、TwitterやFacebookといったソーシャルサービスのユーザーだけでなく、ビジネスユーザーからの関心も高いという。

 12月に米国で発売されていたLTE対応モデル「DROID RAZR」も出品されていたが、こちらはCDMA対応モデルが16日にいち早くau向けにも供給されることが発表になった。かつて世界中で大ヒットを記録したRAZRの名を継承したモデルだが、背面にケブラーのパネルをあしらうなど、モトローラらしいソリッドで美しい端末に仕上げられている。au向けモデルはLTE対応ではない点などが異なるが、デザイン的にはほぼ同じモノであり、三種の神器(ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線)などの機能面を考えなければ、日本でもヒットが期待できそうなモデルだ。

 中国のファーウェイも2012 International CESで新モデル「Ascend P1」「Ascend P1 S」の2機種を発表した。Ascend P1 Sは6.68mmという世界最薄を実現したモデルで、いずれもAndroid 4.0を採用する。プレスカンファレンスでのプレゼンテーションではスリムでありながら、さまざまな周波数帯に対応していることなどがアピールされたが、国内の各携帯電話事業者にモバイルWi-Fiルーターやスマートフォンなどを供給してきた実績を考慮すると、このモデルも日本向けに投入されることになるかもしれない。ちなみに、会場内のブースでは未発表のLTE対応端末「Ascend P1 LTE」も展示されていたが、こちらは2月のMobile World Congress 2012で正式に発表されるようだ。


Ascend P1とAscend P1 S G-SHOCK PHONE

 この他のメーカーでは、カシオ計算機が初めてG-SHOCKの名を冠した「G-SHOCK PHONE」を参考出品し、国内外のメディアに注目を集めていた。同じくタフネス設計のモデルとしては、G'zOneのネーミングでauや米Verizonに供給してきたが、それらを超え、さらにタフネス性能を高めたモデルとしている。最終的に、どの国と地域、どの事業者に供給するのかは未定とのことだが、タフネス性能に対するニーズはどの国と地域でも同じようにあると言われており、日本だけでなく、世界各国での展開を期待したいところだ。

 また、同じく国内勢では富士通がNVIDIA製のクアッドコアプロセッサ「Tegra3」を搭載した試作機を出品し、注目を集めていた。先週、ASUSから国内向けにタブレット端末「Eee Pad TF201」がASUSから発表されたが、これと同じプロセッサを搭載したスマートフォンを開発するというわけだ。今のところ、具体的な製品計画については明らかにされていないが、このタイミングから考えて、おそらく2012年夏モデルとして登場する可能性が高そうだ。

Tegra3

 クアッドコアというアーキテクチャは、タブレット端末はともかく、スマートフォンに搭載するとなると、消費電力や熱対策などが気になるところだが、Tegra3は4つのコアとは別に、シャドーコアと呼ばれるコアがあり、通常はシャドーコアで動作させながら、CPUパワーの必要に応じて、デュアルコア、クアッドコアに切り替えられるというしくみを採用しており、その点は心配ないとしている。試作機のデモに使われていたゲームは確かに美しいグラフィックだったが、それでもスマートフォンにクアッドコアが必要なのかどうかはちょっと疑問が残った。

 ところで、富士通と言えば、東芝の携帯電話事業を統合し、現在は富士通東芝モバイルコミュニケーションズが製品を開発している。今回の2012 International CESでは東芝もタブレット端末を発表し、出品していたのだが、プレスカンファレンスでは「今回開発したモデルはWi-Fi対応だが、国と地域によっては3Gが必須となるので、3Gモデルも開発したい」とコメントしていた。しかし、スマートフォンやタブレット端末は単純に通信モジュールを追加したから売れるという状況ではなくなりつつあり、開発についてもLTE時代を迎えることで、一段と難しさが増すと言われている。こういう状況において、「3Gモデルも開発したい」とコメントされても今ひとつ説得力がない。対する事業を統合した富士通はARROWS Tabという名称でNTTドコモ向けにLTE対応タブレット端末をリリースし、そのバリエーションモデルとして、Wi-Fiのみのモデルも自社ブランドで販売するなど、着実にラインアップを充実させている状況とは、非常に好対照な印象だ。今さら書くことでもないかもしれないが、こういう状況を鑑みると、東芝の携帯電話事業売却は取り返しのつかないマイナスだったのかもしれない。

クロスオーバーするスマートフォン、パソコン、タブレット端末

クアルコムCEOのポール・ジェイコブス氏
インテルは、Atom Z2460搭載したリファレンスモデルを展示

 富士通の試作モデルに搭載されたNVIDIA製Tegra3の話が出たところで、少しプロセッサについて、補足しておきたい。

 これまでスマートフォンで広く採用されてきたプロセッサと言えば、やはり、米クアルコム製Snapdragonだろう。冒頭で紹介したXperia Sなどには第三世代のSnapDragonである「MSM8260」が搭載されており、ここ数カ月に市場に出回る多くのスマートフォンにも同じプロセッサが採用されているはずだ。しかし、すでに昨年には第四世代のSnapdragonである「MSM8960」のサンプル出荷が開始されており、今回の2012 International CESではこのサンプルを搭載した試作機によるデモが数多く出品されていた。いずれもパフォーマンスの高さをアピールするデモだったが、同社CEOのポール・ジェイコブス氏が登壇した基調講演でデモが行われたテレビ番組「セサミストリート」のキャラクターを利用したARコンテンツなど、実用的かつ楽しい取り組みも見られた。

 ちなみに、MSM8960を搭載したモデルは、早ければ、今夏にも登場する見込みだが、すでにWindows 8での動作などもデモが実施されており、Snapdragonのブランドはスマートフォンやタブレット端末に留まらず、モバイルPCの世界でも目にする機会が増えてきそうだ。

 これに対し、パソコン陣営で長く市場をリードしてきたインテルもスマートフォンへの取り組みを明らかにしている。2012 International CESのインテルブースでは、Atom Z2460を搭載したスマートフォンのリファレンスモデルを出品し、さまざまなデモを行なっていたが、Atom Z2460搭載したレノボ製スマートフォン「K800」もいっしょに展示されており、いよいよ本格的にスマートフォン市場への展開が近づいていることを感じさせた。ちなみに、パソコンのCPUを手掛けてきたインテルが携帯電話のプロセッサを開発することに不思議に考える人がいるかもしれないが、同社は2010年に無線チップ大手ベンダーである独Infineon Technologiesの無線部門を買収しており、そこから継承した技術を今回の製品に継承している。実際の性能や国内への投入の可能性はまだわからないが、米モトローラもインテル製プロセッサの採用をアナウンスしており、もしかすると、2012年中には日本でも搭載製品が見られることになるかもしれない。

 米クアルコムと米インテルの取り組みからもわかるように、今後、スマートフォン、タブレット端末、パソコンは、プラットフォームのレベルで今まで以上にクロスオーバーすることになる。これまでスマートフォンにはクアルコムのSnapdragonをはじめ、Android 4.0搭載のGALAXY NEXUSにも採用されたTexasInstruments製OMAPシリーズ、タブレット端末などに採用例が多いNVIDIA製Tegraシリーズなど、さまざまなチップを搭載されてきたのに対し、Windowsパソコンはx86系プロセッサのみがサポートされていたが、Windows 8でARM系プロセッサがサポートされることになり、プラットフォームのレベルにおいて、それぞれの製品群の垣根は崩れることになる。

 そして、ユーザー自身の使い方もインターネットやネットサービスなど、さまざまな機能やサービスを使ううえで、利用する機器の垣根が崩れることになる。インターネットを見るにはパソコンと言われていたものがケータイやスマートフォン、タブレット端末でも快適に見られるようになり、垣根が崩れてきたが、その他のサービスにおいても同じように垣根が崩れてくるというわけだ。裏を返せば、特定の環境、特定のサービス、特定の機能しか利用できないサービスは、取り残されていくという見方もできるだろう。ひとつのサービスがテレビやスマートフォン、タブレット端末、パソコンのいずれの環境でも同じように利用できることが今まで以上に求められることになるのかもしれない。

 




(法林岳之)

2012/1/25 08:00