ケータイ Watch
みんなのケータイ

 ヱヴァケータイこと「SH-06A NERV」を予約したのは、前回述べたとおり。この記事が掲載される頃には、すでに「新劇場版:破」も観終えているはずだ。まだ正式な発売日がアナウンスされていないのは残念だが、機種変更は機種変更で面倒だったりする。筆者の場合、電話帳やブックマークが大量にあるのはもちろん、着うたフルやデコメール、iアプリ、おサイフケータイなどを多用しているため、あれこれと準備が必要となる。

 とは言え、電話帳やブックマークなどのデータは、機種変更後に赤外線でN-04Aから転送すれば、あっさり新しい端末に移る。着うたフルやデコメ絵文字・素材は、著作権処理があるため一端microSDを経由する必要があるが、これも購入時の待ち時間などにサックリ終わらせることが可能だ。

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おサイフケータイは手軽に使えるが、移行が面倒
 iアプリは一応microSDに保存できるが、動かない可能性もあるので新端末で再度ダウンロードした方がよい。特に利用頻度が高いのは、「Googleマップ」や「Gガイド番組表リモコン」「地図アプリ」「jigブラウザ」「ブックサーフィン」「jigムービー」など。このうち、前から2つは新端末にもプリインストールされている。後ろから3つは、コンテンツ利用時に再ダウンロードすればいいし、「jigブラウザ」もURLから簡単に入手できる。

 一番面倒なのがおサイフケータイ。利用中なのは「iD」「モバイルSuica」「ANAモバイルAMCアプリ」「ビックポイント付きケータイ」「三菱東京UFJダイレクト」。iDには「DCMX mini」と「三井住友カードiD」を登録している。ドコモが提供している「iCお引っこしサービス」を使えば一発と思いきや、実はそうではない。「モバイルSuica」や「ビックポイント付きケータイ」などの非対応アプリは、移行できないだけでなくザックリ削除されてしまう。そこで、まず「モバイルSuica」の機種変更手続きを、N-04Aで行う必要がある。また、ビックカメラのアプリは削除されたらプラスチックカードと、再度紐付けなければならない。順番としては、多分以下のようになりそうだ。

STEP1 「モバイルSuica」の機種変更手続き
STEP2 「ビックポイント付きケータイ」の紐付け解除
STEP3 「iCお引っこしサービス」でそのほかを移行
STEP4 各アプリをダウンロード
STEP5 ビックカメラ店頭で「ビックポイント付きケータイ」の紐付け
STEP6 「三菱東京UFJダイレクト」は再度設定を行なう

 う~ん、書き出しただけでも面倒な気分になってきた......。ビックカメラは店頭に行く必要があるため、移行がドコモショップだけで完結しなかったりもする。このあと、WMAファイルを移したり、辞書の設定をしたり、省電力設定やフォントのサイズをいじったり、端末に合うきせかえツールを探していたりと(今回はデフォルトが充実してるので不要だが)、あれやこれやをしているうちに、結局いつも半日仕事になってしまう。夏モデルの一部から、「機種変更時の設定情報引き継ぎ」を利用できるようになので、今後は少し手間が減るのだが......。そんなわけで、設定情報引継機能の進化には大いに期待している。

 6月5日、で第5種情報管理統制機器、通称「SH-06A NERV」の予約が始まった。NERV一般職員(※一般ユーザーのこと)に支給されるのは限定3万台ということで、旧・東京都(※現在の東京都のこと)における入手作戦を計画。その結果の一部始終を、ここで報告したい。


05:58 起床
予約を受け付けているのは、全国のドコモショップや、有楽町のビックカメラ、秋葉原のヨドバシカメラなど。予約ポイントをしばし悩んだが、ポイントやイベントなどを考慮し、電車で一本の有楽町に行くことに。ちなみに、外出前、「ドコモ第3新東京市支店」のサイトをチェックしたところ、なぜかコンテンツが全て削除されていた。

07:25 有楽町到着
駅直結のビックカメラのシャッターは、まだ閉まっていた。とりあえず正面入り口に回る。

nerv01.jpg07:30 仮予約完了
残念ながら空が雨模様のため、行列はできていなかった。店員に声をかけた、仮予約券とパンフレットを入手する。予約番号は22。予価はバリュー一括で9万7440円となっていた。事前の取材で導き出した予想価格とかけ離れていたのが少々残念だ。

09:00 自宅待機
開店まで待つのも辛いので、一時帰宅。自宅待機ののち、09:14に再び有楽町へ向かう。

09:46 再度有楽町到着
再び有楽町に到着。足早にビックカメラに向かうと、モックが展示されていた。人も徐々に集まっている様子がうかがえた。状況を観察していたところ、店員に声をかけられたので行列に並ぶ。タイミングが良かったのか悪かったのか、列の先頭に立つことになってしまった。

10:00 ビックカメラオープン
オープンと同時に店員の誘導でカウンターに向かう。「ご注文申込書」に必要事項を記入後、契約時の注意事項などを説明される。支払い方法はバリュー一括を選択。もちろん、ビックカメラのポイントなどは付くそうだ。

10:09 予約完了
図らずも、ビックカメラ有楽町店の予約第一号になってしまった。ともあれ、無事、第5種情報統制機器の入手が可能となった。他店の状況をチェックしたところ、ドコモショップではシステムにつながりにくくなっているとのこと。一瞬、第十一使徒によるMAGIシステムのハッキングというエヴァ風の演出かとも思ったが、単に申し込みが殺到していただけのようだ。


 というわけで、意外にも(!?)あっさり予約できた「SH-06A NERV」。ドコモショップ分の2万台は、わずか5時間で予約が打ち切られてしまった。そう考えると、ビックカメラに並んだのはラッキーだったのかもしれない。いずれにせよ、実機を入手したら、改めて本コーナーでレポートしたい。