とは言え、電話帳やブックマークなどのデータは、機種変更後に赤外線でN-04Aから転送すれば、あっさり新しい端末に移る。着うたフルやデコメ絵文字・素材は、著作権処理があるため一端microSDを経由する必要があるが、これも購入時の待ち時間などにサックリ終わらせることが可能だ。
おサイフケータイは手軽に使えるが、移行が面倒 |
一番面倒なのがおサイフケータイ。利用中なのは「iD」「モバイルSuica」「ANAモバイルAMCアプリ」「ビックポイント付きケータイ」「三菱東京UFJダイレクト」。iDには「DCMX mini」と「三井住友カードiD」を登録している。ドコモが提供している「iCお引っこしサービス」を使えば一発と思いきや、実はそうではない。「モバイルSuica」や「ビックポイント付きケータイ」などの非対応アプリは、移行できないだけでなくザックリ削除されてしまう。そこで、まず「モバイルSuica」の機種変更手続きを、N-04Aで行う必要がある。また、ビックカメラのアプリは削除されたらプラスチックカードと、再度紐付けなければならない。順番としては、多分以下のようになりそうだ。
STEP1 「モバイルSuica」の機種変更手続き
STEP2 「ビックポイント付きケータイ」の紐付け解除
STEP3 「iCお引っこしサービス」でそのほかを移行
STEP4 各アプリをダウンロード
STEP5 ビックカメラ店頭で「ビックポイント付きケータイ」の紐付け
STEP6 「三菱東京UFJダイレクト」は再度設定を行なう
う~ん、書き出しただけでも面倒な気分になってきた......。ビックカメラは店頭に行く必要があるため、移行がドコモショップだけで完結しなかったりもする。このあと、WMAファイルを移したり、辞書の設定をしたり、省電力設定やフォントのサイズをいじったり、端末に合うきせかえツールを探していたりと(今回はデフォルトが充実してるので不要だが)、あれやこれやをしているうちに、結局いつも半日仕事になってしまう。夏モデルの一部から、「機種変更時の設定情報引き継ぎ」を利用できるようになので、今後は少し手間が減るのだが......。そんなわけで、設定情報引継機能の進化には大いに期待している。