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omniapop.jpg 7月7日のエントリーで931SHからiPhone 3Gにチェンジしてみた津田。iPhoneの世界を十分楽しんだので、今度はスマートフォンから3G端末に変更してみることにした。今回、iPhoneを卒業して使うことにしたのはサムスン電子製の「OMNIA POP 931SC」。タッチパネル液晶でお絵かき機能が楽しめるコンパクトな3G端末だ。早速、楽しい機能をご紹介していこう!......と思ったのだが、端末の購入が面倒くさいことになった。

 お休みの某日、家電量販店で「OMNIA POP」の購入を申し出て、iPhoneからの買い増しであることを伝えた。最初のうちはとんとん拍子で進み、購入時の注意説明も受けたものの、契約形態が特殊とのことで、iPhoneの前に利用していた携帯電話が必要と言われた。前回のエントリーでも書いたが、iPhoneは編集部所有のもので、ソフトバンクのUSIMカードをiPhone専用の黒いUSIMカードに交換して使っていた。

 結局、その場では購入できなかったため、そのまま会社に直行し、iPhoneを使う前に使用感を試していたモデルを手にして、再び量販店へ向かった。しかし今度も購入できないと言われる。よくよく聞いてみると、「iPhoneの前に使っていた機種」ではなく、ソフトバンクのDB上で津田が使っていることになっている機種が必要らしい。iPhoneを使う際は、ソフトバンクショップで手続きをしたのだが、それはUSIMカードの交換と、パケット割引プランの変更(パケットし放題→パケット定額フル)であって、DB上はもっと以前の機種が登録されているとのこと。

 合点がいかなかったが、店員さんにそう言われては仕方がない。その日はあきらめ後日、登録されている機種を持参して量販店へ。店員さんの説明によると、iPhone用USIMカードを一旦、ソフトバンクの通常USIMカードに交換(2000円弱)して、そこから買い増し手続きとなるらしい。しかも、通常のネットワーク経由での手続きではなくFAX処理となるため、処理時間が読めないというおまけ付きだった。

 もしDB上に登録されている携帯電話を売り払っていた場合、端末の購入手続きはできたのだろうか? 古い機種をとっておいてよかった。
sbip.jpg  編集部で「iPhone 3GS」を購入したので、それまでの「iPhone 3G」が空いた。OSも新しくなったことだし、iPhoneを日常的に使ってみることにした。ソフトバンクのiPhoneは専用SIMカードが必要なので、名残惜しかったが「931SH」のSIMカードを"黒SIM"に交換してもらうことにした。専用SIMカードへの交換は2000円弱でやってもらえる。

 交換にあたって、ソフトバンクショップのスタッフからは、おサイフケータイや赤外線通信、Yahoo!ケータイに非対応だと説明があった。説明しても購入後に「使えないじゃないか!」とショップにやってくる人が多いそうだ。スタッフはこのほか、iPhoneを3.0にバージョンアップさせると遅くなるため3GSが速く感じるのではないか、などと真偽が定かではないオマケ情報も教えてくれたのだが、えっと、これからワタクシ、その遅いという3.0のiPhoneを使うんですけど......。

 SIMカードの交換は30分程度で完了。めくるめくアップルの世界を旅するのだ! と、鼻息荒く編集部に戻ったものの、そうだった、iPhoneは普通の携帯電話ではないため、いろいろと準備が必要なのだった。

 まずは、SIMカード交換時にサーバーに保存してもらった電話帳のダウンロードをしなければならない。そのためには、App Storeで「電話帳かんたんコピー」アプリをダウンロードしなければならない。アプリをダウンロードするためには、事前にiTunesのパスワードを用意しなければならない。一連の「しなければならない」ことを済ませた後に、電話番号登録完了通知(SMS)に記載されたパスワードを入力、ようやくダウンロードにこぎつける。正直に言おう、大変めんどくさい。

 iPhoneユーザーならば当たり前のことだが、この後もMMS( ×××@softbank.ne.jp )やEメール( ×××@i.softbank.jp )の設定が必要で、しかもそいつはまた別のパスワードが求められる。あらためて思うが、携帯電話の世界はそういった初期設定が少ない楽ちんな世界なのだ。どちらが良いのかはユーザー次第だが、この手の煩わしい設定はなんとかならないもんかな。