ケータイ Watch
みんなのケータイ

ktai0401.jpg 基本的には従来型の携帯電話が大好きながら、新しいもの好きな性格からか、W-ZERO3もiPhoneも発売日買いするほどスマートフォンも愛用している私。日本初のAndroidケータイ「HT-03A」も、発売日に即購入してしまいました。

 タッチパネル中心のデザインやスマートフォンという特性上、iPhoneと比較されやすく、ともすれば「ドコモ版のiPhone」とまで言われてしまうこともあるHT-03Aですが、実際にはiPhoneとは明らかに違う独自の魅力を持った端末だと実感しています。

ktai0402.jpg 使い込まなければわからない一番の特徴はなんと言ってもマルチタスク。ブラウザを使いながらTwitterの新着を受け取ったり、アプリをダウンロードしている間にブラウザを使ったりと、アプリの同時起動にほとんど制限がなく、パソコンの感覚で各種アプリを使えます。

 この便利さは、使っているときよりもむしろ使っていないときこそ一番実感するポイント。HT-03Aをポケットにしまいこんでいるときでも、Twitterで自分への呼びかけがあったらきちんと通知してくれたり、Skypeの新着を教えてくれたりと、定額の常時接続環境をフルに活用できます。

ktai0403.jpg 「ケータイするGoogle」というだけあって、Googleの各種サービスとの連携も充実。中でもGmailは新着メールをプッシュ配信してくれるというメリットに加え、フィルタやラベルといった機能もパソコン側で設定していたものがそのまま利用可能。携帯で受信したGmailのメールをパソコンで返信する、パソコンで下書きしておいて携帯から送信など、パソコンと携帯の親和性が非常に高いのが重宝しています。

 AndroidというOSは、オープンソースという特徴から、どちらかというとその将来に注目されがちですが、現時点でのOSや端末でも利便性が高く、魅力のある1台に仕上がっているというのが、発売日から触り続けているユーザーとしての感想です。触れば触るほど魅力が見つかり、最近はすっかりHT-03Aにハマっています。

 各種アプリをダウンロードできるAndroidマーケットも、iPhoneに比べればまだ数は少ないものの順調に充実しつつあり、便利なアプリもたくさん出てきました。次回は自分が愛用している便利なアプリをご紹介したいと思います。
 auでは特に顕著だが、携帯電話のソフトウェアが「KCP」「KCP+」とプラットフォームとして整備されてきたことで、各機種ごとの操作性は多くの部分で共通化されている。どの機種を選んでも操作方法で迷うことが少なくなったのはメリットと感じているが、少なくとも中身については没個性化も進んでしまった、というのがもう一つの側面ではないだろうか。

myst.jpg さて、G9やS001などには、フォトビューアーやスライドショー機能、ブログアップ機能などが独自機能として搭載されているが、「MyStory」という少しユニークなライフログ・アプリも搭載されている。これは簡単に説明すると、最近メールや電話をした友人・知人を、自分を中心とした図の中に配置するというもの。頻繁に連絡をとる人ほど近くに表示され、それぞれのメールや通話履歴の推移も見られる。また、EZweb、アラーム、カメラなどの利用回数も表示され、頻繁に使っている機能が分かるようになっている。

 この「MyStory」アプリがもどかしいのは、毎日立ち上げて眺めても、変化に乏しいところだろうか。1日に利用する内容が反映されても、全体が置き換わるほどの変化は起こらないからだ。したがってこのアプリをもっとも楽しめるのは、逆説的だがこのアプリの存在を忘れた頃、ということになる。筆者は購入直後にチェックはしていたものの、しばらく存在を忘れていた。そして、久しぶりに起動してみたところ、本誌でもおなじみ、人生の大先輩でもある某氏にかわいらしい女の子のアイコンが付けられていて面食らったのだが(最初はランダムにアイコンが付く)、よく連絡をとっている友人との履歴やメール件数の推移などがグラフで表示され、普段はあまり意識しない、可視化された情報にちょっと感心してしまった。

 一方で、このアプリで注目すべきなのは、図の外周に位置している人たちではないだろうか。「3週間前にメール送信」「2カ月前に通話発信」などと表示されるのを見て、「もうそんなに連絡していなかったのか」「このあいだ久しぶりに連絡がきたと思ったけど、もう2カ月前のことか」などと、疎遠になっている人たちをしっかりと確認できるのだ(ただし、一度も連絡をしていない人は表示されない)。忙しい生活の中でも「久しぶりに連絡してみようか」と、コミュニケーションの本質や楽しさに立ち返ることができる、地味に心温まるアプリなのである。
omniapop.jpg 7月7日のエントリーで931SHからiPhone 3Gにチェンジしてみた津田。iPhoneの世界を十分楽しんだので、今度はスマートフォンから3G端末に変更してみることにした。今回、iPhoneを卒業して使うことにしたのはサムスン電子製の「OMNIA POP 931SC」。タッチパネル液晶でお絵かき機能が楽しめるコンパクトな3G端末だ。早速、楽しい機能をご紹介していこう!......と思ったのだが、端末の購入が面倒くさいことになった。

 お休みの某日、家電量販店で「OMNIA POP」の購入を申し出て、iPhoneからの買い増しであることを伝えた。最初のうちはとんとん拍子で進み、購入時の注意説明も受けたものの、契約形態が特殊とのことで、iPhoneの前に利用していた携帯電話が必要と言われた。前回のエントリーでも書いたが、iPhoneは編集部所有のもので、ソフトバンクのUSIMカードをiPhone専用の黒いUSIMカードに交換して使っていた。

 結局、その場では購入できなかったため、そのまま会社に直行し、iPhoneを使う前に使用感を試していたモデルを手にして、再び量販店へ向かった。しかし今度も購入できないと言われる。よくよく聞いてみると、「iPhoneの前に使っていた機種」ではなく、ソフトバンクのDB上で津田が使っていることになっている機種が必要らしい。iPhoneを使う際は、ソフトバンクショップで手続きをしたのだが、それはUSIMカードの交換と、パケット割引プランの変更(パケットし放題→パケット定額フル)であって、DB上はもっと以前の機種が登録されているとのこと。

 合点がいかなかったが、店員さんにそう言われては仕方がない。その日はあきらめ後日、登録されている機種を持参して量販店へ。店員さんの説明によると、iPhone用USIMカードを一旦、ソフトバンクの通常USIMカードに交換(2000円弱)して、そこから買い増し手続きとなるらしい。しかも、通常のネットワーク経由での手続きではなくFAX処理となるため、処理時間が読めないというおまけ付きだった。

 もしDB上に登録されている携帯電話を売り払っていた場合、端末の購入手続きはできたのだろうか? 古い機種をとっておいてよかった。
p09a.jpg これまでハイエンド端末ばかり手にしてきたが、昨今は、iPhoneやHT-03A、T-01Aなども加わって、高機能をウリにするケータイはよりどりみどりの状態だ。これはこれで面白いのだが、その一方で「みんながみんな"高機能""多機能"だとちょっとつまんないなぁ」と思ったりもする。もう一ひねりないかなぁ、でも機能面であんまり妥協はしたくないなぁ......というところに出てきたラインナップが「薄くて高機能」なケータイだ。

 ドコモの2009年夏モデルの中でも、薄めで機能を充実させたモデルはいくつかあるが、その中でもメタル調の塗装やスリムなシルエットの力か、関口の目に「一番薄く見えた」のがP-09Aだ。店頭でボディカラーを見比べ、最も指紋が目立ちにくそうなVIOLETをチョイスした。

 関口にとって、ケータイに求める付加機能は「おサイフケータイ」「GPS」「Bluetooth」といったところ。いずれもP-09Aは搭載しており、しかもiモードブラウザ2.0(JavaScriptは非対応のままだが)やiアプリタッチ、下り最大7.2MbpsのFOMAハイスピードなど、最新の仕様を幅広くカバーしていることも魅力的だ。最新ハイエンドケータイと比べると、タッチパネルや防水仕様は満たされていないが、このあたりは薄さと引き替えになる要素なので、今回は割り切った。

 320万画素CMOSカメラは多少、購入をためらった要因だ。ここ最近使ってきたケータイよりは画素数で劣るものの、しばらく使ってみて、自分自身にとって満足する画質かどうか確認していきたいと思う。

 機種変更時のデータ移行などを終えて(ここらは次回紹介したい)、かくしてスタートした薄型ケータイとの生活だが、なによりポケットへするりと入る薄さにあらためてびっくり。まだiモードブラウザの扱いには多少きごちなく感じているが、従来からのギャップも楽しみながらP-09Aを使っていきたい。

 この夏は「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」(HIY01)に機種変更して、我が家の暴れ回る1歳児をHDで記録しまくり、と思っているのだが、肝心の端末がなかなか発売されない。早く発売していただかないと、書くネタが無いんですが......。とも言ってられないので、今回は変化球「PhotoVision HW001」で勝負してみよう。

 HW001というのは、ソフトバンクから販売されているデジタルフォトフレームである。SDカードが使える普通のデジタルフォトフレームとしての機能に加え、3G通信モジュールを内蔵することで、ケータイから送信された写メール(MMS)を表示させられる。

hw001.jpg スライドショーやカレンダー表示、時計表示といった表示パターンで楽しむことができるほか、自動ON/OFFの時間も設定できるようになっている。昨今のデジタルフォトフレームは、音楽や動画の再生に対応したものも多く出回っているが、その点、HW001は静止画に特化する形で非常にシンプル。背景がグレーにつぶれるのはちょっと嫌だが、絵文字まじりのメール本文をそのまま表示できるのも面白い。

 せっかく3Gネットワークにつながっているのだから、写真と一緒にBGM用の着メロや着うたフルをプレゼントできるようになるともっと便利なんじゃないかと思う反面、機能が多くなると操作がややこしくなってしまうので、その辺のさじ加減は難しいのかもしれない。

 いかんせんソフトバンク端末からのメールしか受け付けないという悲しい制約事項が存在するため、他キャリアのユーザーがなかなか手を出しづらいのも事実。それさえ許容できるなら、月額490円(キャンペーン料金)で使えるし、お盆の帰省土産にも悪くないんじゃないだろうか。

yamane_ketai06_000.jpg 最近では(筆者在住の香港の)スタバでStormを操作していると「それStormですよね?どうですか?」なんて突然話しかけられることも増えてきた。海外のニュースサイトを見ているとマイナーチェンジ版のStorm 2のうわさ話も上がっているようだ。発売当初は賛否両論が出たStormの「画面が沈むSurePressタッチパネル」だが、後継機のうわさが出てくるということは一定の評価を受けているということだろうか?

 Stormがメジャーな製品になってきたなぁ、と感じるのは、サードパーティー製の周辺機器が増えていることからも分かる。充電台も1000円台の安価なものが出てきてくれたおかげで、会社などに予備のクレードルを手軽に設置できるようになった。筆者も先日そんなクレードルを購入した。充電端子がminiUSBのため、Boldと充電器を共用でき、普通に売っているケーブルを使えるのも便利だ。他にも背面の金属製カバーも何色かのバリエーションが出てきている。

yamane_ketai06_002.jpg この半年使い続けての感想だが、文字入力が厳しいという弱点はあるものの、「メールが確実に届くメディアプレイヤー」と割り切ってしまえば、問題はない。休日くらいゆっくりしたい、でもメールだけは読んでおかないとね、なんて使い方にも適していそうだ。ちなみに筆者の知り合いのBlackBerryマニアは、平日はBlackBerry Bold、休日はSIMカードを入れ替えてStormにする、なんてことを実際にやっている。

 もっとも、Stormにキーボードが付くと恐ろしく便利な端末になってくれると思うのだが、何かいいアイディアはないだろうか?そういえばアメリカで発売されているLGのフルタッチスマートフォン「LG Versa」には、キーボードが合体したボディーカバーが用意されている。Stormにもそんなアクセサリが出てきてくれれば、毎日常用できるメイン端末にできるのだが......どこか出してくれないだろうか?

 ボクは今、主に3台のケータイを使い分けている。この「みんなのケータイ」にレポートを書かせていただいているauのWoooケータイ H001はプライベート用。ドコモのP-01Aはビジネス用、そしてソフトバンクのiPhone 3GSがパソコン代用だ。使っていて最も楽しいのは新参のiPhoneだ。正直、楽しくてたまらない。なので、H001の3D機能を自慢する機会もめっきり減ってしまった。

 それでも、プライベートで使うケータイはやはりauじゃなきゃな、という思いはある。プライベートでの用途は、なんといってもメールが中心になる。飲み友だちのアドレスや、なんとなくアドレス交換しゃちゃった人のアドレスなどはauケータイだけに登録しているので、この端末のアドレス帳を見ると、自分がロクに仕事をしていない遊び人のようにも思えてくる。これって誰だっけ? というような妙なニックネームが並んでいたりするからだ。

h001_6.jpg auケータイのメール機能として私が最も気に入っているのが「なかよしボックス」だ。10個のフォルダが用意されており、それぞれに1件のメールアドレスが登録できる。そのアドレスから届いたメールと、そのアドレス宛に送ったメールが自動的に振り分けされるため、そのアドレスの主とのメールの往信履歴をまとめて確認できる機能だ。食事やパーティに誘われた際に、自分がいつどういう返事をしたかということをチェックしやすいのが利点だ。

 ボクがこれまでに使ったケータイの中で、他キャリアでこの機能が付いているのはパナソニック製だけではないかと思う(違っていたら、すみません)。パナソニックのケータイには「なかよしボックス」とは若干仕組みが違うが、指定したアドレスとのメールの送受信履歴を一覧できる機能がある。受信メールを開いたあとでサブメニューから「送信+受信メール」を選択すると一覧が表示される。

 個人的な感想ではあるが、やはり「なかよしボックス」のほうがシンプルで使い勝手がいいように思う。ただし、問題もある。「なかよし」に登録するのは、やはりそれなりの関係がある相手だったりすることがある。うっかり人に見られると「へぇ〜、このコと仲良しなんだ〜」「あたしの名前は入れてないんだ〜」なんてことにもなりかねない。

 そこで登録する名前にはひと工夫が必要。幸いなことに、「なかよしボックス」はアドレス帳にどういう名前で登録しているかは関係なく、フォルダごとに任意の名前を付けられるようになっている。さらにフォルダごとにロックがかけられる機能があるとうれしいのだが、残念ながら、メールは一括ブロックにしか対応していない。今後の改良に期待してもいいですか?

 ドコモには「電話帳お預かりサービス」なるサービスがあります。月額105円を払うと、毎日/週1回/月1回の頻度で自動的に電話帳の情報を更新してくれるサービスです。PCにバックアップしている人は必要ないと思うかもしれませんが、その手の作業を面倒と感じる人は契約しておくのが無難です。なぜかといえば、電話帳データが消えるような状態は不意にやってくるからです。私のような無精者は、こまめにPCへバックアップなんてことができないので、年間1260円をかけてお世話になることにしています。

 この「電話帳お預かりサービス」は、「iコンシェル」を契約すると一緒に申し込むことになります。「iコンシェル」は、自分に合った情報を届けてくれる"執事のようなサービス"と言われることがありますね。でも後述するように預けた電話帳に関連した情報を提供してくれるんです。

 ドコモの山田社長は、「iコンシェル」などのコンシェルジュサービスを「究極的にはアラジンの魔法のランプのようなサービスにしたい」という発言をしています。召使い(ドコモのケータイ)がご主人(ユーザー)の意を汲んで何かをしてくれる、というイメージなんだと思います。ただ、現場の担当者、CM、ドコモショップなどでのセールストークを聞いていると、ユーザーが欲しいと思うであろう情報をおおまかに予測して届けてくれる、といった視点でサービスが組み立てられているようです。私が使っている「P-01A」に、「蚊に刺されやすいのはどんな人?」「夏の好感度UP術」などの情報が届いてもねぇ......。

 こうした路線を突き詰めること自体に異論はないのですが、私としてはまず手元にある電話帳、予定表、メールなどを預かってくれたうえで、それを活用してくれる召使いになって欲しいなと思っています。例えば「P-01A」は「iコンシェル」に対応しているので、登録されている電話番号の中にタウンページの情報と合致するものがあると、住所などを自動的に追記してくれます。とくに便利なのがお店などの連絡先。たとえば夜の会合場所などの連絡が来たら、とりあえず電話帳に電話番号だけを登録をしておきます。私の場合、毎日センターに預ける設定にしているので、翌日までにはバックアップをしてくれます。それだけでなく、登録した電話番号がタウンページの情報と合致すると、店の住所や地図情報を付け加えて「P-01A」に届けてくれるんですね。これが「電話帳お預かりサービス」と「iコンシェル」の違いです。届いた地図情報にあるURLをクリックすると、お店の場所を地図で確認できます。しかもナビサービス「全力案内」と連携し、現地までのナビもしてくれるのです。このように自分の手元にある情報を管理し、それに追加して便利な情報を届けてくれる。これが「iコンシェル」の真骨頂じゃないかな、と思っています。同じようなことは、スケジュールやメールなどケータイに登録されている情報すべて可能なはずです。
001.jpg   004.jpg

 これらのことは、少し視点を変えると、当世流行の「クラウド」な世界ではないか、ということに気付きます。ここでは他機種や他プラットフォームに比べてあれこれ言うつもりはありませんが、クラウドなんて言葉を意識させずに、それが目指している世界を「iコンシェル」と対応機は実現しているように思いませんか? ゆえに「iコンシェル」は、手元にある情報をきちんと管理したうえで、その情報にプラスアルファの付加価値をつける方向に進化してくれないかな、というのが私の願いなのです。



ev1.jpg 本稿が掲載される7月21日は、筆者が購入を予定している「SH-06A NERV」の発売前日に当たる。ご丁寧にも、ドコモが発売日を案内した2~3時間後に、予約したビックカメラから電話がかかってきた。話を聞いたところでは、発売日は混乱が予想されるため、支払いなどの手続きは事前に済ませられるようだ。「さすがは行列に慣れたビックカメラだ」と、妙なところで感心してしまった。次回の「みんなのケータイ」では、この「SH-06A NERV」をじっくりとレポートしたい。もちろん、「SH-06A」としての使い勝手もしっかりとチェックしていく予定だ。

 というわけで、SH-06A NERVは、残念ながら6月26日の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」公開日に間に合わなかった。そこで、気分を盛り上げるために急造の"仮設5号機"を用意することに。使用したのは、映画公開日の前日に発売された「iPhone 3GS」だ。まず、"官給品っぽさ"を出すため、ヱヴァの保護ケースを装着。これは、映画館に向かう途中の東急ハンズで偶然見つけたものだ。綾波レイバージョンや使徒バージョンも売れられていたが、官給品テイストにこだわった結果、NERVのロゴをあしらったものを購入。カポっとはめたら意外とそれっぽくなった(笑)。元々このケースはiPhone 3G用だが、形状の同じiPhone 3GSでも利用できた。アップルの担当者が「形が同じことで、多くの周辺機器などをそのまま使える」と語っていたが、発売日翌日に早速そのありがたみを実感できた。

 ただ、これだけだと微妙に物足りない。内蔵コンテンツも充実させてこその官給品仕様だ。ということで、次に壁紙を用意。App Storeに接続し、ヱヴァンゲリヲンアプリでおなじみのアプリヤの「EVANGELION vol.4 カレンダー」(115円)をダウンロードした。このアプリは、ヱヴァの素材とカレンダーを組み合わせた壁紙を作れるのが特徴だ。やや期待とは異なり、官給品テイストな素材はなかったが(素材自体も20種類と少なめ)、一番無難なもので壁紙を作成した。ついでに、「EVANGELION vol.3 スタンプカメラ」(230円)を入手。池袋(の風景写真)に使徒を出現させてみたりしつつ、映画を鑑賞した。

ev2.png  ev3.jpg

 ちなみに、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の劇中で、SH-06A NERVの登場シーンは予想よりもはるかに多かったが、あれとこれは......っと、これ以上書くとネタバレになってしまうので、まだの人はぜひ映画で確認を。

counter.jpg 梅雨も明けてすっかり夏本番。毎日、Tシャツぐらいじゃないと、暑くてつらい季節になってきた。

 昨年から、au カラダマネージャーを真面目にコツコツやってきたこともあり、MAX時に比べて6キロほどの減量に成功。でも、調子に乗って、すっかりレコーディングダイエットを辞めていたら、あっさりと2キロもリバウンドしてしまった。

 そこで、活用し始めたのがF-09A「ヘルスチェッカー」アプリ。本体の加速度センサーと連携し、歩数だけでなく、消費カロリーや脂肪燃焼量、歩行距離も教えてくれる優れもの。一画面あたりの情報量が多いので、結構、見入ってしまい、あれこれ研究したくなってくるのがたまらない。

 特に、気になるのが「体重予測」というメニュー。早速、押してみると白衣を着たお姉さんが「あなたの体重は1週間後に0.1kg増えるかも!」と注意してくれる。なんともリアリティのある数字。根拠はよくわからないけど、とりあえずは注意を守って運動量を上げなくては思いたくなる。ヘルスチェッカーアプリをチェックしながら、運動量を増やそうと努力中の日々だ。

 最近では赤外線通信で体重計の情報を送信できるTANITAインナースキャンが気になってきた。いままでは体重を量ったら、手入力でau カラダマネージャーに入力していた。auはシャープ端末ならBluetoothで連携できる。一方、F-09Aなら赤外線で連携が可能。こっちのほうが手頃な値段で購入できる。うーん。どちらかを買ってしまいそうだなぁ。


 iPhoneを3Gから3GSに買い換えた。いや、正確には3Gも手元に残しているので、買い増しだ。旧機種の3Gはブラックの16GBだったが、新機種の3GSではホワイトの32GBを選んでみた。色を変えたのは、取り違えないようにするためだ。しかし、色が違うのは裏面だけで、表側(ディスプレイ側)からだとまったく違いがわからなかったりする。

xms01.jpg 3Gと3GSを比較すると、形状はほとんど変わらず、普通にアップデートすれば中身のOSも同じになる。わたしの場合、旧機種(3G)のバックアップデータから復元したおかげでアプリアイコンの並びまで同じになったので、「新機種を買った」という印象は薄かったりする。

 また、実を言うと、動画撮影や音声コントロールといった新機種3GSならではの新機能も、わたしはほとんど活用していない。ボイスメモやコピペなど、iPhone OS 3.0の新機能はわりと使っているが、それらは旧機種3Gでも使えるものばかりだ。

 しかしそれでも、3GSに買い換えて良かったと感じている。機能面では大きく変わったと感じなくても、処理能力が向上したからだ。文字入力やブラウザ表示などあらゆる場面の動作から「もっさり感」が明らかに減ったと実感できる。毎日iPhoneをヘビーに使いこなしていると、この「もっさり感」が緩和されるだけでも、非常に大きなメリットを感じてしまうのだ。

 ただ正直に言ってしまうと、普通のユーザーはわざわざ買い換えるほどの改善点でもないかな、とも思う。初めてiPhoneを買うならば断然に新機種3GSをオススメするが、すでに旧機種3Gを使っていて大きな不満を覚えていないのならば、3GSに買い換えるより、周辺機器やアプリを買った方が安上がりだし幸せになれそうだ。

 App Storeでダウンロードできるアプリは、iPhoneならではの大きな魅力だ。ここで3GS専用のゲームでも登場すれば、3GSに買い換える意味がもっと高まるところだが、ざっと確認したところ、電子コンパスなどしか3GS専用アプリは登場していないようだ。メーカー側にしてみても、3Gや初代2G、iPod touchのユーザーを捨ててまで、高機能アプリを作るメリットも薄いだろう。あくまで個人的な推測だが、使えるアプリの幅という面では、3GSと3Gに差はほとんど開かないのではないだろうか。

 iPhone 3GをiPhone OS 3.0にアップデートしたら動作がもっさり気味になったと感じている人も、検索結果の表示設定を見直すことで(ついでに再起動することで)もっさり感が解消されることもあるので、こちらを試してみることをオススメしたい。また来年にもiPhoneの新機種は出るかもしれないから、3Gユーザーは急いで買い換えず、とりあえず月月割が終わるまで新機種動向を見続けるのが賢い選択かもしれない。

3-6.jpg 結局iPhone 3GSを買いました。購入直後は窓から投げ捨てようかというほどの衝動に駆られることもありましたが、今では楽しく有効活用させていただいております。

 アプリを物色するあまり、アドレス帳の作成が全然できてないことを思い出しました。。通話目的ではないにせよ、万が一のことを考えると、アドレス帳はあった方がいいですよね。そこでこれまで使っていたWILLCOM 03からアドレス帳を移そうと思いました。

 このとき思い出したのが「Google Sync」の存在です。本誌の2月10日の記事「同期サービスにiPhoneとWindows Mobileを追加」とある。これはもう願ったり叶ったりの機能なわけです! というかぜひ試したい!

 手順としては、
  1. W-SIMにアドレス帳をバックアップしておく
  2. WILLCOM 03のActiveSyncを起動し、Google側のサーバ名やアカウントを設定し、同期対象を選択する
  3. WILLCOM 03のActiveSyncで同期を開始する(一旦Google側の情報でWILLCOM 03のアドレス帳が更新され、データが消える)
  4. W-SIMからアドレス帳のデータをWILLCOM 03に戻す
  5. 再度ActiveSyncを起動し、Googleと同期する(WILLCOM 03のデータがGoogle Contact Managerに転送される)
  6. iPhone 3GS側でもサーバの設定を行い、同期する(アドレス帳のデータが移る)
ということになるとか。(推測なところがミソ)

 検索して先人のレポート記事などを参考にしながらW-SIMにアドレス帳をバックアップし、設定を開始したところ、アタシのWILLCOM 03のActiveSyncがなんだかヘン。最初にサーバーを設定するはずがメールアドレスになってる。10秒ほど考えて、しばらくWindows Updateを行っていなかったことに気がつきました。設定をみるとなぜか手動更新になってるし......。これはいかんと早速アップデートを試みたところ「更新サーバーに接続できません(以下省略)」といわれてしまい、何度試してもWindows Updateができない。テーマが別の内容に移ってしまいそうです(苦笑)。

 Windows Updateがうまく働かない件については別途解決を試みるとして、目下のテーマはアドレス帳のコピーです。結局最後は WILLCOM 03→(ActiveSyncで同期)→Miccrosoft Office Outlook→(iTunesの情報設定で同期)→iPhone 3GS というなんのひねりもないルートで成功しました。

 単にデータのコピーだけを考えれば、設定としてはこちらのほうが圧倒的に楽ですね。しかしWILLCOM 03からOutlookへデータを吸い上げる際、アドレスの約7割がエラーで入らないという現象に見舞われてしまいました。ムムム。かなり昔から持ち回っているデータなので、気に入らない部分がたくさんあったのでしょう......。データもシステムも、こまめなメンテナンスが大事ということですね。

 そんな教訓と取りこぼしたデータを残して、私のWILLCOM 03のお話は今回でおしまいであります。
 ドコモのBlackBerry Boldをメイン端末として常用してきて、けっこー経つ。全体的に快調であり好調でありお気に入り中である。

 が、ひとつだけ、不満が。

 それをハートマン軍曹風に言うと「起きろ!! 起きろ!! 起きろ!! 貴様らお嬢様の朝メシ代わりに教えてやる!! 俺がこの世でただひとつ我慢できんのは、使うたびにギシギシいうバッテリードアだ!! ギシギシいう前に「サー」と言え!! こんどギシギシいったらトラックボール刳り抜いてクソ流し込むぞ!!」みたいな。

 つーかですね、どーも拙者のBlackBerry Boldは、本体側とバッテリードア側がシックリと合ってないもよう。キーボードを使えば打鍵するたびにギシリギシリと、トラックボール頃がしててもギシシと、バッテリードアが軋むような音を立てるんですな。

 これがけっこーなストレスになる。ので、どうにかこの糞忌々しい音をなくすべく糞試行錯誤してみた。結果、糞ポストイット糞3枚で糞解消することが糞できた。......失礼。

mkstp3_6_01.JPG mkstp3_6_02.JPG
BlackBerry Boldの背面、バッテリー室の蓋となっている部分をバッテリードアと呼ぶ。ここがどーも本体側とシックリと合っていないようで、使う度に小さな軋み音が出ていた 75×25mmサイズのポストイットを3枚用意する

mkstp3_6_03.JPG mkstp3_6_04.JPG
ポストイットが重なった状態で、縦方向に半分に切る このようにバッテリードアの裏側に貼

 ギシギシ音を解消すべくアレコレ試したが、上のポストイット作戦がいちばん簡単でBlackBerry Boldにも負担をかけない方法のような気がする。ギシギシいうBlackBerry Boldを使用中でイラついたりしている方はゼヒお試しあれ。
 AQUOSケータイ 932SHからAQUOS SHOT 933SHに機種変更をして、すでに1カ月ちょっとが経過。元々、ソフトバンク向けのSHシリーズは使い慣れているけど、今回はいろいろと発見が多いし、面白い新機能が用意されている。

933sh1a.jpg たとえば、933SHをはじめ、シャープ製端末の夏モデルに搭載されているブルーレイディスクレコーダー「AQUOSブルーレイ」との連携機能もそのひとつ。簡単に言ってしまえば、ブルーレイディスクレコーダー(BD-HDW40/35/32)で録画した番組をケータイに転送して、視聴できるというもので、ソフトバンク向けの933SH/934SH/935SH/936SH(8月下旬発売予定)、NTTドコモ向けのSH-05A/SH-06A/SH-07A/SH-06A NERV(7月22日発売)が対応している。HDDレコーダーを使いはじめた数年前から「こういう機能があればいいのに......」と考えていたものがようやく現実になった感じ。我が家にはパソコンを別にして、ブルーレイディスクの再生環境がPS3しかなかったので、この機能を試すことも考え、AQUOSブルーレイを買うことにした。経験上、HDDレコーダー部分はとにかく容量が大切だと考えているので、今回は1TBのモデル(BD-HDW40)をチョイス。購入価格は12万6980円。ブルーレイだからってのもあるけど、結構、いい値段しますよねぇ。

 録画については「別にワンセグで録画できるじゃん」っていう意見もあるけど、ワンセグの場合、録画したい時間帯に必ずしも電波状態のいい場所にいるとは限らないのが悩みどころ。その点、自宅に設置するレコーダーはほぼ確実に録画でき、時間がなくて観られないものを外出時に観てしまおうというのがこの機能のポイントだ。

 録画した番組の転送は非常に簡単で、データ通信などに利用するUSBケーブルでブルーレイディスクレコーダーとケータイを接続し、レコーダー側でコピーしたい番組を選ぶだけ。あらかじめ、ケータイで再生できるサイズで同時録画しておけば、転送も速いし、ダビング10と同じ扱いなので、自分と家族のケータイに転送することも可能。

933sh1b.jpg なかなか実用的かつ快適な環境ではあるんだけど、個人的にはちょっと不満も残る。これはケータイの話じゃないので、あまり詳しくは触れないけど、正直なところ、レコーダー側の機能が今ひとつ足りないというか、慣れないのだ。たとえば、地上デジタル放送とBSデジタル放送をいっしょに検索できなかったり、登録する検索キーワードも1つずつだったりする。ボクは地上波よりスカパー派なので、スカパーチューナー連動が使える東芝のVARDIA/RDシリーズを愛用してきたんだけど、かなり文化が違う感じなのだ。

 ただ、レコーダーとの連携機能が実用的な機能であることは間違いない。他社でも同様の機能を持つ製品が登場し始めているので、この際、業界統一規格を作って、ケータイなどのモバイル機器に手軽に映像を持ち出せるようになるといいんだけどなぁ。
 今回はSH-04Aで便利な2つのiアプリを紹介したい。

mk04a1.jpg
 1つは「mojiEdit」だ。Windows用の有名な「秀丸エディタ」に似たインターフェースで、行番号の表示や、一括置換など本格的な編集機能を搭載。9999行までのテキストデータを開くことができる。編集した文章はmicroSDに保存してパソコンと連携できるので、出先でのメモを取って、会社に戻ってパソコンで続きを書く、といったことも可能だ。もちろん、SH-04A標準のコピー/ペーストにも対応しているので、mojiEditで編集してメールに貼り付けるなど、ほかの機能との連携も取れる。

mk04a2.jpg
 もう1つが、SH-04A専用に作られた2ちゃんねるビューア「iCappuccino」。「専用」だけあって、とにかくSH-04Aのタッチパネルで快適に動くように設計されているのがウリ。スレッドリストを表示させて指で画面を弾くと、iPhoneライクな慣性のついたスクロールをしてくれる。まとめてレスをダウンロードすることもできるので、地下鉄の中などでも、「駅でDL」→「移動中に閲覧」と無駄なく時間を過ごすことができる(2ちゃんねるを見ることが無駄かどうかはおいておいて)。

 この2つのアプリの使い勝手の良さは「専用」ゆえ。一般的なボタン操作前提のiアプリはなかなか操作になれるまでに時間がかかるだけに、どれだけSH-04Aに最適化されたアプリが今後増えるかが楽しみだ。本音を言うと、シャープのメーカーサイトのiアプリに、もうちょっとがんばって欲しいなと思うのだが......。
 F-03Aでスライド型端末に触れて以来、すっかりスライド愛好家になった筆者。しかしF-03Aではキーロックが面倒だったり、Bluetoothがイマイチだったりと不満点も多々あったのですが、その後継であるF-09Aではこれらの課題がほぼ一掃され、さらに便利な1台に仕上がっています。

f09a_0601.jpg F-03Aでは長押し操作のためやや面倒だったキーロックは、ボタン単押しで画面が消灯するため手軽なキーロックが可能に。F-03Aでは動画の音声が聞けなかったBluetoothも、F-09Aでは聞けるようになったため、最近CMや広告で話題のBeeTVもBluetoothで楽しめます。

 何より便利になったのがタッチ操作。F-03Aでは「タッチセレクター」と呼ばれる画面下部のキー部分しかタッチ操作できませんでしたが、F-09AはiPhoneのように画面のどこを触っても操作できる全画面型に変更されました。
 
 とはいえ基本的なメニュー構成は10キー用に作られているので、すべてをタッチ操作で行うのはなかなか困難ですが、それでもiモードをタッチ操作で読み続けたり、カメラ撮影で画面の好きなところをタッチしてピントを合わせたりと重宝しています。

f09a_0602.jpg iPhoneに比べるとタッチ操作の反応が甘かったり、メニューがタッチ操作に最適化されていないなど課題はあるものの、それはすべてタッチだけで操作しようとする場合の話。テンキーをメインに使いつつ、タッチが便利なところはタッチ操作で、と使い分けると利便性が飛躍的に上がります。

 さらに富士通携帯の代名詞的存在であるヨコモーションにすることで、横長の写真を簡単に撮影したり、パソコン用のWebサイトを横長で表示したりという操作も、携帯電話を持ち替えることなく手軽に可能。タッチだけではない、スライドだけでもない、いいとこ取りのF-09Aは、自分の中でかなり満足度の高い1台になっています。
 あらかじめ書いておくと、タイトルにある「素朴な疑問」とは、もしかしたら誰も気が付かない、もしくは気が付いても気にもとめない疑問かもしれない。

 それに気が付いたのは早く、G9購入日の帰宅後だった。間接照明オンリーで"アーバンライフ"と揶揄を込めて称される筆者の部屋だが、実際のところはおびただしいまでの荷物などが文字通り山積しており、あえて照明を控えめにし、見たくないところは暗くするという視線誘導まがいの手法が実践されているだけなのである(現実逃避ともいう)。

 そんな常日頃から薄暗い筆者の部屋においては、手元の明かりをパソコンモニターのバックライトに頼ることもしばしば。G9を購入した日も、帰宅していつものようにパソコンモニターの前にG9を置いた。すると、ディスプレイ表面が怪しく赤紫に反射しているではないか! そしてそれを筆者はカッコイイと思ってしまった。スポーツ用のサングラスから戦闘機のキャノピー(操縦席の窓)まで、「色つきの反射」はいつも男心をくすぐるものだが、小粋なアイデアが光るG9のボディデザインに関心していた筆者は、なにか特別な効果を狙ったコーティングを施した結果にちがいない! と半ば強引に思い込んでいた。

 その後、赤紫に反射するのは、表面の透明なパネル全体の特性であること、手持ちの携帯の中で赤紫に反射するのはG9だけ、本体を斜めにしたときに起こる、そして、パソコンのディスプレイの光でのみ起こる現象らしい、ということが分かった。太陽や電球、蛍光灯では普通に反射するだけで、色が変わらないのである。

g90001.jpg
 そうこうしているうちに、筆者は取材でiida第2弾「misora」の製品説明会に出席することになった。会場にはKDDI側のG9担当者もいたので、ここぞとばかりに前述の疑問をぶつけてみたところ、これが見事に玉砕した。「知りませんでした」「本当ですか」「別に特殊なことはしていないはずです」など夢破れる発言の数々をちょうだいし、説明会でプレゼンテーションに使ったパソコンの前で実演する事態にまで発展。なんとか変色反射現象が確認され、特殊なコーティングが施されているならば別途連絡をいただけるということで決着したのである。関係者の皆様、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

sbip.jpg  編集部で「iPhone 3GS」を購入したので、それまでの「iPhone 3G」が空いた。OSも新しくなったことだし、iPhoneを日常的に使ってみることにした。ソフトバンクのiPhoneは専用SIMカードが必要なので、名残惜しかったが「931SH」のSIMカードを"黒SIM"に交換してもらうことにした。専用SIMカードへの交換は2000円弱でやってもらえる。

 交換にあたって、ソフトバンクショップのスタッフからは、おサイフケータイや赤外線通信、Yahoo!ケータイに非対応だと説明があった。説明しても購入後に「使えないじゃないか!」とショップにやってくる人が多いそうだ。スタッフはこのほか、iPhoneを3.0にバージョンアップさせると遅くなるため3GSが速く感じるのではないか、などと真偽が定かではないオマケ情報も教えてくれたのだが、えっと、これからワタクシ、その遅いという3.0のiPhoneを使うんですけど......。

 SIMカードの交換は30分程度で完了。めくるめくアップルの世界を旅するのだ! と、鼻息荒く編集部に戻ったものの、そうだった、iPhoneは普通の携帯電話ではないため、いろいろと準備が必要なのだった。

 まずは、SIMカード交換時にサーバーに保存してもらった電話帳のダウンロードをしなければならない。そのためには、App Storeで「電話帳かんたんコピー」アプリをダウンロードしなければならない。アプリをダウンロードするためには、事前にiTunesのパスワードを用意しなければならない。一連の「しなければならない」ことを済ませた後に、電話番号登録完了通知(SMS)に記載されたパスワードを入力、ようやくダウンロードにこぎつける。正直に言おう、大変めんどくさい。

 iPhoneユーザーならば当たり前のことだが、この後もMMS( ×××@softbank.ne.jp )やEメール( ×××@i.softbank.jp )の設定が必要で、しかもそいつはまた別のパスワードが求められる。あらためて思うが、携帯電話の世界はそういった初期設定が少ない楽ちんな世界なのだ。どちらが良いのかはユーザー次第だが、この手の煩わしい設定はなんとかならないもんかな。
 6月30日、ソフトバンクモバイルが主催するお笑いコンテスト「S-1バトル」の6月度チャンピオン表彰式を取材してきた。今回のチャンピオンは、昨年のM-1王者でもあるNON STYLEだった。

s1.jpg S-1バトルは、ソフトバンクユーザーだけが楽しめるコンテストで、お笑い芸人の映像作品を見比べて、面白いほうに投票していく。当初は「S-1バトル」向けのオリジナル作品で戦っていたが、現在はテレビ番組などからの映像もOK、とのことで6月度の決勝ステージにもそのような作品が配信されている。

 配信映像は最長3分。ファイルサイズは1.5MB~3MB弱のものが多いようで、フルワイドVGA液晶の930CAで視聴してみると、ちょっと映像が粗く感じるものの、ネタそのものを楽しむには支障はない。ただ、下り最大7.2Mbpsで通信できる930CAでもダウンロードに少々時間がかかるように感じることが多い。3Gハイスピードのエリアは「関東、東海、関西の一部エリア(順次拡大中)」と案内されてはいるのだが......。対応エリアかどうか、地図やS!アプリで確認できれば嬉しいところだ。

 ちなみにS-1バトルの作品については、6月度チャンピオン表彰式でNON STYLEが「ユーザーがいつどこで視聴するかわからない。どんな状況でも楽しめる映像にすることが重要ではないか」と指摘していた。確かに、下ネタにちょっと振った内容だったり、パンツ一丁のネタだったりすると、電車内では他の人の視線が気になってしまう。取材時には「ほうほう、やっぱりケータイならではの部分があるねんなぁ。芸人さんも大変やなぁ」とぼんやり思っていたが、来年2月まで行われる毎月の戦いを通じて、ケータイ向け映像作品が徐々に変わっていくのだとしたら、興味深くウォッチしていきたい。

 ケータイの中にある最も重要なデータと言えば、アドレス帳だろう。端末を壊してしまったときなどには、「あぁ、バックアップしておけばよかった......」と後悔するものだ。アドレス帳のバックアップが大切なのは分かっているけど、やろうと思うとなかなか面倒で、忘れがち。

 そんな方にオススメなのが、「au oneアドレス帳」の自動保存機能だ。auが提供するポータルサイト「au one」と連携し、端末のアドレス帳をサーバー上で預かってくれるサービスだ。端末のアドレス帳を編集した際に自動的にサーバー上のデータを更新する機能もある。

auoneaddressbook.jpg さらに、パソコンからau oneにログインすれば、アドレス帳データを編集することも可能。データをまとめてCSV形式でダウンロードすることもできるので、他キャリアの端末も含め、複数の端末を使い分けている人にとっても便利なサービスだ。普段からLISMOを使っているユーザーは、LISMO Port(au Music Port)でもアドレス帳のバックアップを行えるが、本誌読者のように日ごろからWebブラウザを使っているユーザーにとっては、非常にお手軽。

 「au oneアドレス帳」はEZwebを契約していれば誰でも無料で利用できるサービスなので(もちろんパケット料金はかかるが)、使ったことが無いという方はぜひ一度お試しを。

yk05_01.jpg Stormを使い始めて数カ月。大画面を生かしたメディアプレーヤーとしての利用は快適だ。プッシュメールの利用も大胆に「着信・確認専用」と割り切ってしまえば、文字の打ちにくさもあまり気にならなくなる。ゲームやカメラ、動画再生などマルチメディア用途に特化して使えばStormライフも楽しいものになるのだ。

 しかし使い続けているとやはり不満がいくつかでてきてしまう。まずは電池の持続時間。カタログ上の電池容量は1400mAhで、BlackBerry Boldが搭載する1500mAhのものとわずかな差しかない。しかし実際に利用してみるとStormの電池の持ちはBoldの半分程度のようなのだ。ちなみに両者の電池のサイズを比較するとBoldのほうが倍近く大きい。まぁモノが違うので、単純にサイズを比較しても意味は無いのだが、心理的にはStormにBoldサイズの電池を搭載して欲しくなってしまう。

yk05_02.jpg Stormの電池の持ちが弱いと感じるのは使い方の差によるところが大きい。ついつい動画を何度も見てしまうし、画面サイズも大きいために消費電力も高くなってしまうのだろう。出張や旅行時は予備電池を持つことは必須だ。USBケーブルでの充電も可能だが、コネクタは、最近の海外製端末に増えているマイクロUSB端子になっているので注意が必要だ。Boldなどが採用しているミニUSBよりさらに薄いコネクタで、日本で採用する端末はまだ多くない。筆者はいざというときのために予備のマイクロUSBケーブルをいつもカバンの中にいれている。

 また最近のスマートフォンは無線LAN搭載が標準だが、Stormは非搭載でHSDPA対応のみだ。パケット定額プランに入っていればストリーミングビデオの閲覧も気にせず利用できるだろうが、BlackBerryの定額プランは筆者の住む香港でもそれほど安くは無い。無線LAN搭載のBoldならメールはパケット通信、WEBは無線LANで、のように安価に済ませることもできるのだが......。ちょっと海外に出たときなどはホテルの無線LANも使えず、すべてがパケット通信となるため、ローミング代がかさんでしまう。Stormの後継モデルには、ぜひ無線LANを搭載してもらいたいものである。
h001_yokomochi.jpg 縦に開くとフツーのケータイのように使えて、横に開くとワンセグを見たり、静止画や動画のプレーヤーとして使える2WAYスタイルのH001。だが、筆者はもうひとつのスタイルを導入して3WAYで使っている。そのスタイルとは自称"読書スタイル"。折りたたみ状態で縦向きに持ち、画面部を本を開くように横に開くというスタイルだ。要するに横開きで縦に持つだけなのだが、これがいろんな場面で重宝する。

 筆者はたまたま現在、ドコモのP-01Aも併用しているのだが、これも縦横どちらにも開ける2WAYスタイルの端末だ。P-01Aは横向きに開いたときは横専用の画面が表示されて、キー表示も切り替わる。H001も横開きにすると横専用の待受画面が表示されて決定キーを押すと横画面用のメニューが表示される。ただし、このスタイルで縦向き表示でも使うことができるのだ。メーカーが意図してそう設計したのかどうかは定かではないが、横開きでも縦開き時の操作が制約されないようになっている。

 電車内でケータイを見るとき、隣席からの視線が気になるものだ。メールを入力するとき、ウェブページを見るとき、撮影した画像をプレビューするとき......。最近の機種には「ベールビュー」という視野角を狭くして画面を斜めから見えにくくする機能があったり、その機能がなくても市販の偏光シールを貼ることで覗き見を防止できる。それでも画面を全開にしていると、ケータイの向きがちょっと変わるだけで見られてしまうのではないかと気になるものだ。

 この"読書スタイル"にしていると、ケータイを半開きで使うことでがき、左手でキーを操作しながら、周囲に覗かれることなく右画面でメールやウェブをチェックできるのだ。とくに右隣に誰かが座っているときに有効なのだが、左隣に座られても角度をちょっと変えるだけで完全にガードできる。それでも不安なら3Dボタンを押せば、ちょっと上向きか下向きにしないと文字が見づらくなるので、より安全度が高まる。

 筆者が外出時に見るウェブページといえば「mixiモバイル」「モバツイッター」(ケータイからTwitterを利用できるサービス)などプライベートな情報を含むサイトが多い。mixiの画面にやたら登場する電子コミックの刺激的なバナー広告に惹かれて、そのお試し版をダウンロード視聴しちゃうこともある。そんなときに"読書スタイル"が大いに助かるのだ。

 これって自分が便利だと思っているだけ? そこまでして、こそこそとケータイを使うヤツはいないか? という疑念があり、これまでこのブログにも雑誌記事にも書かずにいたのだが、先日、日立の開発担当者に会う機会があり、「実はこんなふうに使っているんですよ〜」と話してみた。すると担当者いわく「そういう使い方をしている人、結構いますよ」との回答を得た。メーカーの"お墨付き?"をいただいたということで、ユーザーのみなさんにも自信を持ってオススメしたい。