ケータイ Watch
みんなのケータイ

so_movie.jpg 通勤中の時間をいかに使うか、ということがきわめて個人的な至上命題である昨今、携帯電話をいかに使い倒すか、というのはとっても重要なテーマだ。「だったらスマートフォンを(以下略)」という向きもあるだろうが、どうも(懐の問題を含めて)とっつきにくくて、いわゆる"ケータイ"で何とかしていきたいのだ。

 で、ケータイの使い道として、音楽を聞きながらWebブラウジング(あるいは読書)することを中心にしてきたのだが、最近は手持ちの動画をケータイで観るという使い方も楽しんでいる。私にとって「SO906i」は、初めての回転2軸ヒンジケータイであり、過去所有してきた機種と比べ、横画面表示での動画はダントツに観やすい。ところが「SO906i」の動画再生機能を使ってみると、再生途中で「ここまで視聴した」ということを示す、いわば"しおり"のようなモノを記録する機能が見つからない。これは、過去に使った「P902i」など他メーカーの携帯電話には用意されていた機能だけに、ちょっと不便。長時間の動画を観ていて、途中で中断し、数時間後(あるいは翌朝)に観ようと思っても、その場面まで早送りしなおすのはちと厳しい。iモーションでは、どうやらチャプターを設定できるようなのだが、私はまだ自作iモーションにどうやってチャプターを設けるか、その手法がわからない。来月には息子さんの運動会があり、そこで撮影するであろう長時間動画をどう調理するか、今から大きな課題だ。

 ちなみに「SO906i」で録画したワンセグ番組を視聴中に、終話ボタンなどで強制的に動画再生を終了した場合はどうなるか。次回再生時には、きちんと「途中から再生しますか?」と聞いてくれるのだ。うむ、さすがBRAVIAケータイ......というか、このあたりの機能はiモーション再生でもサポートして欲しいところだ。もう1つ、「SO906i」では、"PC動画"と呼ばれるWMV形式のコンテンツを再生する機能もある。が、フルブラウザ非対応のパケ・ホーダイユーザーである私には、残念ながら無縁の機能。これは、10月から提供される「パケ・ホーダイダブル」を検討する良い機会なのかも。

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 9月28日は、シンガポールでF1史上初となる「ナイトレース」が開催される。F1好きで初物好きとしては駆けつけないわけにはいかない。しかし、26日は終日予定があって、29日は午後に発表会取材の予定がある。許された時間は2日間。というわけで、土曜の朝に成田空港を出発。シンガポールに夕方について、フリー走行、予選を観戦。一泊して昼間は観光、夜は決勝レースを観て、終わったらすぐにチャンギ空港にダッシュ。深夜1時発の福岡行きに乗って、朝、国内線にで乗り継いで東京に戻るというプランを立てて行くことに......。

 旅の相棒となるのはiPhone 3G。これさえあれば、シンガポールでもメールのチェックやちょっとした調べ物はなんとかなる。ソフトバンクモバイルの孫社長も「iPhone 3Gを持つようになって、海外出張はノートパソコンを一度も使わなくなった。ワハッハッハッ」と言っていたし。

 しかし、海外に持って行くとなると気になるのが国際ローミング料金。ソフトバンクモバイルの場合、シンガポールだと1KBで2円もかかる(Singtelの場合)。個人資産を山ほど持つ孫社長なら、1KBで2円なんて気にならないだろうけど、庶民としては結構つらい。というわけで、iPhone 3Gはチャンギ空港に着くや否や設定からネットワークの「データローミング」をオフモードにしておいた(知らぬ間に自動接続されたら困るし)。

 といっても、海外なので、いろいろとネットで情報収集はしたいと思う。予選の結果やドライバーのコメントも知りたいし。

 そこで、活用したのがシンガポールの無線LANサービス「Wiress@SG」だ。海外からの渡航者でも無料で使うことができる。空港を降りたら、iPhone 3Gを起動させ、ブラウザを開いていくつかの項目を入れれば手続き完了。パスワードがSMSで飛んできて、それを打ち込めば自由にネット接続が可能になる。実際、市内のホテルやレストランなど使える場所は多かったのでかなり便利だった(残念ながら観戦スタンドでは使えず)。

 早速、同じくシンガポールに来ている友人にも教えたのだが、市内で設定しようとするとシンガポールの住所を打ち込まなくては行けないなど、結構面倒だということが発覚。できれば、空港で設定を済ませておくのがいいだろう。

 レースと言えば、ナイトレース、しかも市街地なので雰囲気は最高。クラッシュもあったりと大混乱。かなり盛り上がった内容となり大満足。レースが長引いて飛行機には乗り遅れそうにはなったけど......。

 ただ、すでに締め切りの過ぎたこの原稿を書くためにノートパソコンをシンガポールに持参。帰りの飛行機のなかで原稿書いています。孫社長のようにはいかないようです。

 前回、「地図ビューアー」アプリで走行ログを残すという話を書いたが、今回はこれについて詳しく書いてみようと思う。用意するものは、W62CAとパソコン、そして自転車だ。スタンドアロンGPSに対応した他のau端末でも利用できるので、興味がある方はぜひ一度試してみてほしい。

 まず、自転車で走り出す前に、W62CAのアプリキーを押してアプリの一覧を表示し、「地図ビューアー」を起動する。起動したら、「簡易ハンディGPS」を選択し、さらに「アプリ設定」から「あしあと設定」を呼び出す。ここで「あしあとの初期化」を選択した後、クリアキーを2回押して「簡易ハンディGPS」の画面に戻ろう。すると、すぐに測位が始まり、現在地の緯度・軽度が表示される。準備はこれでOK。スタートだ。

 あとは気の向くままに走り、終わったら、前述の「あしあとの初期化」と同じ手順で「あしあとの保存」をしておこう。すると、データフォルダに保存したときの日時が付いた「あしあとデータ」なるテキストファイルが現れる。これをメールに添付するか、USB経由でパソコンに転送しておこう。Bluetooth対応のパソコンを使っているなら、Bluetooth経由でもOKだ。

 ここから先はいくつかの手段があるが、最も手軽に利用できるのが「ALPSLAB route」だろう。あしあとデータをフォームにコピペしてアップロードすると、地図上で走行したルートを標高差とともに確認できる。ただ、ALPSLAB routeのサービスでは、アップロードしたルートが広く一般に公表されてしまうので、何も考えていないと、「地図で確認したかっただけなのに、自宅の位置がバレバレ」なんていうことになりかねない。そんな場合のTipsとしては、自宅からある程度離れた場所で記録を開始し、終了するという手もあるだろう。

 もう一つはここにある「あしあとデータコンバーター」などを利用する方法だ。ALPSLAB routeと同じように、フォームにあしあとデータをコピペすると、GPX形式とKML形式のデータが出力される。これをローカルに保存して、Google Earthなどのソフトに読み込ませると、走行ルートが確認できる。少し手間はかかるが、ローカルで確認できれば十分という場合はこちらの方が安心だ。もちろん、KML形式のデータについては、Webサーバーにアップロードすれば、Google Mapsから参照させる形でネット上に公開することも可能だ。

 


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sh906i_bl01.jpg ケータイで音楽を聞いていれば着信にも気づきやすいし、機器を複数持ち歩く必要もなくなる。そんな理由で、外出時はケータイの音楽再生機能をフル活用しているが、おサイフケータイと同時に使うとちょっと困ったことが起きてしまう。コードが絡まるのだ。これは、私が左利きというのも関係しているが、例えばモバイルSuicaで改札を通過する場合、左手でケータイを持って、体の右側にあるリーダ・ライターにタッチしなければならない。右手が空いているときはケータイを持ちかえるが、どちらにせよイヤホンのコードがうっとうしい。

 というわけで、SH906iの数ある機能のなかで、ひそかに期待していたのが、ドコモのシャープ製ケータイ初となるBluetoothだ。これがあれば、端末からニョキっとコードが出ずに済む。すでに何度も試しているが、改札の通過はすこぶるスムーズ。コンビニでiD決済を利用するときも、手元で音楽を一時停止にし、イヤホンを外してレジに向かうだけなので、手間が少ない。おサイフケータイと音楽再生機能を両方搭載する機種は、Bluetoothにもっと積極的になってほしいと願うばかりだ。

 Bluetoothのレシーバーは、ソニーの「DRC-BT15P」を購入した。実は、ドコモの純正品である「ワイヤレスイヤホンセット02」が欲しかったのだが、SH906iの発売日にドコモショップに行ったところ、すでに完売していた。親切なショップのお兄さんが、同じ街のドコモショップ数店に電話で問い合わせてくれたが、同じくどこも完売。仕方なく、某家電量販店でこのレシーバーを購入した。機能的な差はそれほどなく、「DRC-BT15P」の方がデザインもいいので十分満足しているが、純正品はケータイと同時に充電可能。充電器が複数に分散してしまうとそれなりに面倒なので、これからBluetoothの利用を考えている人は、ぜひ純正品も検討してみてほしい。

sh906i_bl02.jpg 3カ月以上Bluetoothで音楽を聞いてきて、上記の「おサイフケータイと音楽の同時使用問題」はすっかり解決された。と同時に、Bluetooth機能の難点にもいくつか気づいたので、ここで触れておきたい。

 1点目が音楽の途切れだ。厳密に発生率を測定したわけではないが、どうもレシーバーの電池残量が減ってくると、途切れやすくなるような気がする。また、私はケータイをジーパンのポケットに入れているが、背面を外側に向けて収納しないと、途切れる確率が上がるようだ。2点目は通話品質。音楽が自動的に中断し、手元で電話に出られるのは確かに便利だが、移動しながらだと、なぜか音質が安定しない。相手にも悪いので、電話はイヤホンを外してケータイ本体で出るようにしている。3点目はデータ送信の問題。これは、P906iも同じだと思うが、データフォルダの画像などをパソコンにBluetoothで送信できない。逆も同様だ。せっかくケーブルレスでカメラの画像をパソコンに移すことができると思ったのだが......。

 と、文句を言ってはいるが、もちろん非搭載よりははるかにいい。最近では、一部の端末が充電端子とイヤホン端子を共通化しているため、コードをつなげるだけで不格好になり、音楽を聞くテンションが一気に下がる。これはSH906iも例外ではない。だからこそ、音楽はBluetoothでスマートに聞くべきだ。

iphone_reset.jpg iPhone 3Gの初期不良交換のため、最高気温33.8度の東京砂漠(の渋谷と表参道)を在庫を求めさまよい歩きたどりついたソフトバンク渋谷で待っていたのは、「データ消去」という意外な問題だった。iPhoneのデータ消去方法がわからなかったのだ。

 ケータイの初期不良交換や修理対応の場合、古い端末のデータは消さなくてはいけないキマリになっている。わたしとしても、勝手にシンクロされたマル秘ブックマークは、ナニがナンデモ消していただきたいところだ。

 日本のケータイはこのデータ消去操作を「メモリクリア」や「オールリセット」などとして標準搭載している。しかしiPhoneの場合、それをどうやって行うか、ショップスタッフにすらわからなかったのだ。さらにソフトバンク渋谷へiPhoneの初期不良交換に来たのはわたしが初めてだったようで、過去のノウハウもまったくなかったし、どうやらiPhoneの場合、事前にショップスタッフへの十分なインストラクションも行われなかったようだった。

 対応してくれたショップスタッフは、ほかのスタッフに聞いたり電話をかけたりしてデータ消去方法を探ったが、なかなか正式なデータ消去方法はわからなかった。仕方なく、iPhoneの設定メニューにある「リセット」の「すべてのコンテンツと設定を消去」を試すことにした。この操作、「2時間かかる」というアラートが表示されるが、楽曲や動画をほとんど入れていないiPhoneならばすぐに済むのでは、と期待したのだ。

 しかしその期待も空しく、10分以上が経過しても画面上の作業進行バーはまったく伸びる気配を見せなかった。このまま2時間も店頭で待つのはゴメンこうむりたかったので、iPhoneを強制再起動させたところ、今度は起動しなくなった。当然の結果ではあるが、困ったことになった。これでは正規のデータ消去方法がわかっても、データが消えたか確認できないのだ。

 結局どうしたかというと、そのままにして新しいiPhoneに交換してもらうことにした。古いiPhoneはショップに預け、データ消去が確認できたら連絡する、と言われたが、翌日「起動させる方法がわからなかったので、このままメーカーに送る」との旨の電話をもらうことになった。なにかの間違いでデータが復旧し、わたしのマル秘ブックマークごと再出荷されないことを祈るばかりである。

 少し前に知人2名と喫茶店に入ったら、着席と同時に*Phoneを取り出しましたよ! チミらはシンクロのペアですかッ! と。んでんで、12日に最新のファームウェアがでたとかで、みんなあれが改善、これが改善とすごいですね。使いにくくても話題。改善されても話題。常に話題をつかみ取りし放題! 気がついたらなぜかiPod touchのページを"遠い目"で見ていたわたくしです。あ、別に卑屈になってるわけではありません。うちの古いiPod(第5世代の30GB)のバッテリーがヘタれるので、そろそろ買い換えもいいかなぁと思って見てただけです。

 とまぁそんな世間の喧噪をよそに、わたしはWILLCOM 03を楽しんでおります。

 やはり一番利用頻度の高いサービスはメールですね。普段はパソコン用のメールアドレスをGmailにバックアップしつつ、大事なアドレスからのメールは、Gmailのフィルタ経由でWILLCOM 03にも転送してます。すぐ届くし、見逃さなくて便利! スケジュール管理には「Googleカレンダー」を活用しているので、これまたWILLCOM 03にメールでお知らせ! 自分で設定したタスクがその通知通りに進むことはまずないのが痛いですが、「おお、そういえば」と思うこともあるとかないとか。

 メールといえば、WILLCOM 03には「手書きメール」という機能がありましてですね、撮った写真に好きなものをスタイラスで書き込んで、メールに添付して送信できるんですね。いわば「完全手動デコメ」です。これはタッチパネルならでは、ですよね。しかも「本文」としてテキストもつけられるのです。最近では、これをモブログ君経由で自分のブログに投稿して遊んでいます。これが結構お気に入りです。

 つい先日は、生まれて初めて挑戦した手作りプリンがすごいことになってしまったため、すかさずWILLCOM 03で撮影し、手書きを加えて送信! するとブログを見た知人から「蓮コラ?」というありがたいコメントをいただきました。くそー(苦笑) 私のプリンはマインドクラッシャーじゃなくてよ!

 手書きメールの写真がアップされると、記事が華やぐというより、"大変なことになってる"ような迫力に満ちてきます。連投するとその迫力は相当なモノです。Advanced/W-ZERO3[es]時代の分も含めると、これまでに30カット近くも無駄に晒してまいりました。役に立つ情報は何1つありませんが、少なくとも私が楽しいのでヨシとしています。

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手書きメールの編集画面 スターソースとたっぷりの胡椒で炒めたもの
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被写体はなぜか食べ物ばかり...... 件名や本文はもちろんキーボードで。Advanced/W-ZERO3[es]のキーより柔らかく押しやすくなっているのだ
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自炊史上ワースト3にランクインした、世にも恐ろしいプリンの写真も、楽しく手書きメールで

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 機種変更するケータイを選ぶとき、どんなことを気にするか。ほとんどの人がスペックや機能、対応サービスなどは誰も気にすることだけど、ボクが個人的にちょっと気にしているのが卓上ホルダ。

 卓上ホルダって、元々は端末の標準キットに含まれるものだったけど、コストダウンの影響か、NTTドコモもソフトバンクも一部の機種を除いて、オプション扱い。ところが、ありがたいことにauは今でもちゃんとパッケージに同梱されている。「今どきはみんな直接、ACアダプタをつなぐから、卓上ホルダはいらないんだよ」なんて声も耳にするけど、先日、ケータイ Watchの「お題部屋」に掲載された結果なんかを見ると、やっぱり、必要と感じている人が多いってのがよくわかる。『使ってる』と答えた人の理由を見ると、「そうそう」って、うなずいちゃうくらい。

 ただ、卓上ホルダも付属していればいいってわけじゃなく、いろいろと気になるポイントもある。たとえば、端末の着脱のしやすさ、机の上に置いたときの安定感、ケーブル類の取り回しなどは気になるところ。個人的な好みを言えば、卓上ホルダに置くだけで、データ転送も充電もできる『クレードル充電台』がベストチョイスなんだけど、今回のW62SHは残念ながら、クレードルタイプではない。LISMOなどを利用するため、W62SHをパソコンとつなぎたいときは、本体の右側面に装備された外部接続端子に付属の専用USBケーブル(約80cmと短い!)を接続することになる。正直なところを言っちゃうと、これは結構、面倒なのだ。特に、ボクはMySync Bizを使って、Outlookとスケジュールのシンクロをしているんで、毎日のように、カバーを外し、ケーブルをつながなくちゃいけない。手間はかかるし、カバーは傷むし......。

 もうひとつ残念というか、未解決の問題もある。実は、付属の専用USBケーブルでパソコンとつないだとき、LISMO Portは問題なく動作するんだけど、なぜかMySync Bizがうまくつながらない。使い込んだWindowsが原因かと思ったけど、新たに購入したパソコンでも状況は同じ。しかたないので、今まで利用していたMySync専用USBケーブルもつなぎ、アプリケーションに応じて、ケーブルをつなぎ替えているというのが現状。

 でも、W62SHの卓上ホルダは端末を置いたときの収まり具合いもいいし、底面に可倒式の足が付いていて、ワンセグ視聴時は見やすい斜めの位置にできるなどの工夫(SH906iなどでも採用)もあり、結構、実用的な仕上り。この仕上りを維持しつつ、ぜひ、次期モデルではクレードル充電台にトライして欲しいなぁ。

CPKBbt.jpg  SH906iの購入を決意すると同時に、I-OデータのBluetoothキーボード「CPKB/BT」をI-Oデータの直販サイト、ioPLAZAで注文。その時点でいくらだったか覚えていませんが、現在ioPLAZAでは、送料・代引き手数料不要で14,800円となってます。

 キーボードで1万円超えるお値段はかなり高級品の部類。これでフニャフニャのキータッチだったりするとがっくしですが、パンタグラフ式のキーはストロークは浅いわりに意外にしっかりした押し下げ感・クリック感があり、質感やキータッチはなかなかいい感じです(使い勝手やキータッチについて、スタパ齋藤氏が連載「スタパトロニクスMobile」で6月にレビューされているのでそちらもぜひご覧ください!)。

 んで、わたしの場合、いま仕事に使っているノートPCが「VAIO VGN-G1」でキーピッチが約17mmとやや狭いせいか、11.50mmとかな~り狭いキーピッチの「CPKB/BT」でも、なんとかブラインドタイプ可能という感じです(ただしミスタッチは多め。手が大きい男性だとたぶん無理)。

 ノートPCとかで取材の際、話すスピードと同じくらいの速さで集中してがーーーっと打つ時に比べたら、ポチ・ポチ・ポチとかなりさみだれ状の入力にはなりますが、わたしの場合は、ケータイのキーで打つよりははるかに速くストレスなく入力できる感じです。



dsc_0011.jpg Sportioは中央ではなくテンキーの左側に方向キーを備えているので、小さなボディでありながら意外にゲームがプレイしやすいと感じる端末だ。そこで、こだわりのコマンド入力にも対応するカプコンの対戦格闘ゲーム「ストリートファイターZERO2」を配信初日にダウンロードし、プレイしてみた。

 結果から先に書いてしまうと、左側に方向キーがあるとはいえ、右→下→右下と入力してパンチを押す「昇竜拳」を出すのはけっこう難しい。たまに繰り出せてしまうところがまたもどかしいのだが......。しかしそれでも、両手で携帯型ゲーム機のような配置でプレイできるのは少し嬉しかったりする。このほかにも、ハドソンの「スーパースターソルジャー」やフロム・ソフトウェア「アーマードコア4」もダウンロードしたが、どちらも両手でじっくりとプレイできた。

dsc_0010.jpg さて、ゲームはともかくダイエットスケジュールは早くも押し気味。であるものの、自転車で走る際の小道具などについて紹介したい。Sportioはコンパクトなのでポケットに入れて走っても問題ないように思えるが、スポーツシーンでは"汗をかく"ので、夏は特にポケット内の湿気で携帯が水没に近い状態になってしまう可能性がある。残念ながらSportioに防水機能は備わっていないので、アームバンドやバッグに入れるなどの工夫をしたいところだ。

 私は帰宅後の夜間に自転車に乗ることが多いので、前後のライト、反射テープを付けた小さめのバッグ、そのほかはグローブやヘルメット、コンタクトレンズ使用者なのでサングラスを使用する。夜間にサングラス? と思われるかもしれないが、黄色のサングラスは夜間の視認性が向上する効果があったりする。歩道ではなく車道を走行するので、クルマ同様に交通ルールを守って安全な走行を心がけたい。

 iPhone 3Gをさらにガシガシ利用中の俺なんですけど、先日公開されたiPhone 2.1ソフトウェア・アップデートを適用したところ、さらに「iPhone 3G Love☆」になったりした。このアップデートにより、これまであったiPhone 3G上の問題のいくつかが解消されたが、主な改善点は以下のとおり。

  • バッテリー寿命の劇的な向上
  • アプリが多数インストールされた状態でのハングアップやクラッシュなどの問題修正
  • アプリのインストール速度向上
  • iTunesへのバックアップ所要時間の劇的な減少
  • 通話発信時や通話中の回線切断の発生が少なくなった

 このほか、SMSのパフォーマンス・利便の向上とか、メールの安定性の向上とか、アンテナマークが正確さが高まったとか、細かな部分でもいろいろと機能UP......というより安定性・実用性を高めるソフトウェア・アップデートとなった。

 で、拙者的観点からは、何よりもiPhone 3GとiTunesとの同期・バックアップが激ッ速になったのが嬉しい。これまで、特にiPhone 3Gのバックアップに何時間も食われていたからだ。

 使用環境はWindows Vistaで、iPhone 3Gに入ってるデータは1GBくらい。アプリは60本程度。他は写真に連絡先に予定表に、といった程度。なのだが、これをバックアップするのに4~5時間はかかっていた。もはや辟易。でもやらないとしょーがないので我慢してバックアップしていた。

 が!! ファームウェアを2.1にしたら!! 最初のバックアップは10分かからずで、次のバックアップは一瞬!! ホントに"劇的に向上"したッ!! よくやった!! 感動したッ!! ←ソレってネタ的に古っ!! とか思ったッ!!

 ほかにも、全体的に速くなったようだ。特に日本語入力は連文節変換にも対応しつつ、入力・変換時のモタつきが減ったような印象。"時おり落ちるアプリ"の多くに安定性が感じられるようにもなった。......これまで、日本語入力が遅くなったり、アプリが起動できなくなったりしたらイチイチ電源オフして再起動していたが、このアップデートにより、そのよーな使いにくさがかな~り減った。

 てか、これでフツーに使えるというか、トラブルシューティングに関わるマニアックな情報を知らなくても、比較的に安心して使える端末になったiPhone 3G、てな印象である。

 ともあれ、アップデートによってここまで使用感が変わるという現実を見て、iPhone 3Gは時間と共に成熟していく端末であり、市場に出回った後でもユーザーの希望を受け入れてくれる可能性が大きく、モノとして短命じゃないんだなぁとか再認識した次第。

 さておき、アップデートしたらiPhone 3Gの快適度が上がったってコトで、調子コイて新たなアプリを何本か追加してみた。「インストールすると問題が起きるヨ」的な悪評があったWISDOM(英和・和英辞書)も入れてみたが、現在のところ問題ナシ。iPhone 3Gへ各種ファイルを無線転送できるAir Sharingも入れてみたが、これも快調&神アプリな予感!! あと、アプリのアップデートとかしても、アプリ・アイコンの位置が変わったりしないあたりも、小さな改善ではあるが有り難い。

 この調子で、ゼヒ!! どんどん進化してくれiPhone 3G!! とか思うと同時に、マジで超ゼヒ!! テキストのコピー・ペーストにトットと対応しておくんニャさいと思った。あと写真と同様に、各種ファイルをPCから転送できるようにしてくニャさいとも思った。

 

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 iPhone 3Gの最新ファームウェアがキたーッ!! てなわけで、早速ソフトウェアを更新し、iTunesとのシンクも行った。  iPhone 3Gのソフトウェア・アップデートは簡単。PCとiPhone 3GをUSB接続すれば、iTunes経由でほぼ全自動でソフトウェア更新が行われる。
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 拙者の場合、ソフトウェア・アップデートは20分程度で終了した。アップデートがで起用され、次いでiPhone 3Gのアクティベートも自動的に行われた。  アップデート後のiPhone 3Gは、前のバージョンと比べるとサクサク感がUPしたようだ。多くのシチュエーションでモタつき感、モッサリ感が減ったように思う。
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 iTunesとのシンクおよびバックアップも高速化した。特にバックアップは物凄く速くなった。有り難いニャ~。  ウィズダム(WISDOM)英和・和英アプリもインストールしてみた。「インストールするとトラブルが多発」との話が多く、ビビって入れられなかったアプリだが、何ら問題なくインストールでき、利用できている。ヒッジョォ~に便利なアプリっす。
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 インクリメンタルサーチが可能な電子辞書であり、横向きでも使用可能。  辞書コンテンツとしては十分な内容・密度。閲覧性も高く、ネイティブ発音機能にも対応している。
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 愛用していたgengou freeというアプリ、の、有料版も購入。より幅広い元号変換に対応し、「○○年生まれの人は今年で何歳」を示す年齢変換機能も使える。ナニゲにチョー便利!!  少々前から使っているMobileFinder。ワイヤレスで"PC上のファイルをiPhone 3G上に転送できる"というFTPアプリなのだ。使うには微妙にファイル関連の知識が要るが、かなり実用的なアプリですな。
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 これはAir Sharingというファイル転送アプリ。無線LAN経由でウェブサーバとして機能するアプリですな。アプリ内に各種ファイルを格納することで、PC←→iPhone 3G間でファイルを共有することができる。MobileFinderよりも(FTPクライアントが不要だったりするぶん)容易に使えたりする神の香りがするアプリ。もうすぐ有料化されるのでダウンロードに走るしか!!  こちらはKoi Pondという癒し系(!?)アプリ。画面上を泳ぐ鯉の姿を眺める、というもの。泳ぐ姿は非常にリアル。サウンドもリアル。バージョンアップして、鯉に餌をやることもできるようになった。餌を食べる動き&音もリアルだヨ!!

cable.jpg 住み慣れた場所から引っ越すことになった。ここ最近、週末や平日の夜中は、夜逃げするがごとく黙々と荷物を運んでいる。まだ全ての荷物を運び入れたわけではないが、殺風景な部屋が楽しめるのは今だけ、と思ってつい先日から新居で寝るようにもしている。

 前回のエントリーでも少し触れたように、家のテレビが壊れていて使えない。そのため、元の家では「825SH」のワンセグを利用していたのだが、新しい部屋は残念なことにワンセグの放送波が非常に弱かった。「825SH」の外部アンテナは伸縮タイプで可動範囲も広いせいか、場所によってはかろうじて受信できるのだけど不安定なのだ。さぁ困ったぞ。

 そんなわけで、エレコムから発売されている「ワンセグアンテナケーブル」を使ってみることにした。携帯電話のワンセグ用外部アンテナに、クリップ状になったケーブル端を挟み、もう一方の端を室内の壁面アンテナコンセントに接続。するとアラ不思議、ワンセグの受信感度が向上しちゃいますのよ奥様、というものだ。いわゆる"トンデモ"系のアイテムではなく、ものすごーく長いワンセグ用外部アンテナといった状態になるようだ。取り付けてみてびっくり、ワンセグのアンテナマークは"バリ5"をキープしている。

 「825SH」は若い世代をターゲットにしたケータイなので、自分の部屋にテレビがないユーザーは、「825SH」を"Myテレビ"にしているかもしれない。録画予約などの際にも受信感度の心配が少なくなるので、結構使えるアイテムだと思う。SHのワンセグケータイには、「お目覚めTV」というアラーム&ワンセグ起動機能があるのだが、以来、朝はワンセグでお目覚めしているのだ。

 ワンセグ用アンテナを内蔵した端末も増えてきているが、「825SH」が外部アンテナ採用でよかった。――そもそも、テレビを直せばいいんだけど......。

 1日過ごす中で、ケータイを一番使いまくる時間帯はいつだろう? 以前、取材に行って、「ワンセグは自分の部屋で見る人が多いみたいですよ」「ケータイサイトは寝る前にアクセスするケースが多いみたいですね」なんて話を初めて耳にしたときは、「エッ?! マジすか?!」と衝撃を受けた。というのも、私の場合、もっぱらケータイは通勤中の電車内で使いまくることが多いから。長い通勤時間、電車内でケータイを使ってニュースサイトを見たり、あるいは検索したり、Wikipediaで調べたりする。そして最近では、家族で外出した時に撮影した静止画や動画をケータイであらためて見返す、なんてことも多い。やっぱり画面がVGAサイズだと見やすいですし。通勤中に見るということは、自宅にいるときには消化しつくせないコンテンツをケータイで楽しむということだろうか。

so906i_menu.jpg そんなとき、「SO906i」には「Media Launcher」と名付けられたメニューが用意されていることに気づいた。これ、静止画や動画、ワンセグ、音楽、フルブラウザと各マルチメディア機能へアクセスできるメニューになってる。SO906iでは、microSD内のコンテンツにアクセスするには、「メニューボタン」→「データBOX」とたどって、サブメニューの「microSD」を押すという流れだが、「Media Launcher」は待受画面で方向決定キーの上を押して呼び出すので、そのあたりのクリック数が減る。ま、「Media Launcher」の反応速度はもたつき気味なのでムムム! と思うことも多いけれど、購入から2カ月経った現在となってはだいぶ平気になってきた。慣れるんですね、こういうの。

 ともあれ、「Media Launcher」みたいなメニュー体系、これまでのドコモ端末では、自分好みの機能を登録するカスタマイズ用メニュー機能とかで実装されてきたけれど、「Media Launcer」のようにマルチメディアに特化する、といった演出の仕方はもっともっと広まって欲しいし、"メールと通話だけじゃない、なんでもできるケータイ"の進化の方向として、みんながコンテンツをどんどん使いまくって、こういったメニューがもっと多くの人に便利と感じてもらえるようになればいいなと思う。そのためにはもっと反応速度をですね、あとコンテンツの入手しやすい環境をですね......って話がズレちゃうので、今日はこのへんで。

w62ca_speaker.jpg 後ろ向きの話が続いて恐縮だが、どんな端末でも、日々使っていると、使いづらいと感じるところも出てくるもの。W62CAも例外ではない。

 個人的に最も気になるのは、着信音の鳴り始めの音量の小ささだ。EメールやCメールの着信音は、ずっと鳴らしておくのも何なので、数秒に設定することが多いが、W62CAの場合、鳴り始めの音量が小さいため、1秒とかに設定した場合、ほぼ間違いなく聞き逃すことになる。

 設定時の確認の際にはちゃんと頭から音量が出ているので、謎。メーカーの開発担当者に理由を聞いたところ、通話用のレシーバーと着信音用のスピーカーの位置が同じ場所なので、耳に当てている時にいきなり着信音が鳴って、耳を悪くしないように、わざとそうしてあるんだとか。ちなみに、カシオのサイトではこう案内されている。詳しくは取扱説明書の10ページにも書いてある。

 なるほどねぇ、とうなずくところもあるが、何だか釈然としないところもある。着うたのサビの頭がよく聞こえないのは、ちょっとガッカリ。せめて設定時にも実際に着信した時と同じように聞こえるようになっていれば、誤解も少ないんじゃないだろうか。

 そんなわけで、W62CAの着信音の再生時間は、少し長めに設定するのが吉。

 iPhone 3Gを使い始めて2カ月弱。なんとなーくネットワークの品質が悪いような気がしてならない。画面右上の「3G」のアイコンが消えてしまうことも良くあるし、ブラウザ・Safariを使おうと思ったら、「パケット通信ができません」と怒られたり......。アメリカなど海外でもネットワーク品質が悪いと言われているようだ。

 果たして、iPhone 3Gの設計が悪いのか、それともアンテナ? チップ? もしかしてソフトバンクモバイルのネットワーク品質が悪い? いまだに誰が犯人なのかは特定できていない。はて、これはソフトウエアアップデートで直るんだろうか?

iphone_ishikawa2.jpg とりあえず、自分で改善できる策と活用しているのが公衆無線LANサービス。かつて、契約してそのまま放置してあった、NTTドコモの「Mzone」をiPhone 3Gで使うことにする。

 で、使ってみると確かに便利。喫茶店などでは自宅と同様に快適に使うことができる。ただ、イマイチなのが地下鉄。ホームなどではすこぶるいい感じに使えるのだが、地下鉄のなか(優先席付近以外の場所で、マナーモードにして、通話はしないこと!)になると、駅に着く度に「ログイン」の作業が必要になるのだ。

 iPhone 3GでMzoneにつなぐ場合、最初にブラウザを立ち上げ、ログインの作業が必要になる。ID、パスワードは一度入力すれば、一定期間、再入力は不要なのだが、どうしても使う度に、ブラウザ上に表示された「ログイン」というボタンを押さなくてはならない。使うには一駅一駅、駅に着く度に「ログイン」。これが結構面倒なのだ。

 先日、丸ノ内線で使っていると、隣に座っていた観光中と思われる金髪の外国人(結構、美人だった)が声をかけてきた。「それってiPhone 3Gでしょ。iPod touchと比べてどうなの?」――うーん、iPhone 3Gが連れてきた恋の予感。思わず「いつでもどこでも使えるのが便利だよ」と、ネットワーク品質がいまいちだということは触れずにとびきりの笑顔で答えてしまった。

 さて、もうちょっとiPhone 3Gをダシに使って、金髪美人と会話を盛り上げようかという矢先、彼女はあっさり、次の駅で降りてしまった。淡い恋心も一駅で終了。金髪美人の心にはログインできずに終わった、ひと夏の恋。

ishino01.jpg SH906iでもっとも気に入ったのが、光TOUCH CRUISERだ。SH904iやSH905iのような、いかにも「タッチパッド」というスペースはなくなった。以前の仕様だと、TOUCH CRUISERでカーソルを操作してから決定キーに戻る必要があり、指の動きがかなり複雑になってしまう。一方の光TOUCH CRUISERだと、指はキーの上に置いておくだけ。わずかな動きも感知するので、素早く、思い通りに扱える。

 光TOUCH CUISERは、特に、リンクの多いケータイサイトを見る際に重宝している。というのも、ドコモのブラウザは、基本が"縦移動"で、カーソルキーの左右は「進む」と「戻る」に使うからだ。横一列にリンクがズラッと並んでいると、その分だけ下キーを押さなければならない。光TOUCH CRUISERなら、これを一気にショートカットできる。下を押して右に進むより、はるかに直感的といえるだろう。

ishino02.jpg 新しいデバイスゆえに、当然慣れは必要。買ってしばらくは、決定キーを押そうとしたのにカーソルが動いてしまったことが多々あった。だが、3日もすると、そのような操作ミスは格段に減り、今では「これなしだと操作しづらい」と感じるほどである。購入早々光TOUCH CRUISERをオフにしてしまった人には、再チャレンジをオススメしたい。

 最後に、自分なりの活用法を披露しておこう。デフォルトだと、SH906iには、ポインタを動かせる「4×3」のメニューが設定されている。これはこれで使いやすいのだが、上下左右に指を動かす必要があり、目的の項目を選ぶのに時間がかかりすぎる。そこで、ソニー・エリクソンの運営する「PlayNow」というサイトから、縦一列の(ソニエリ端末っぽい)メニューをダウンロードしてみてたところ、予想通り指をガーっと縦になぞるだけでスクロールできた。気分はまさにジョグダイヤル。動きも超サクサクで、ストレスがない。デフォルトメニューのままの人は、一度お試しあれ。

 ただ、唯一残念なのは、タッチパネル同様、アプリに非対応な点。これは、次回作での改善に期待している。

iPhone_shirane.jpg 苦労して入手したiPhone 3Gが初期不良品であることに気がついたのは、購入した日の夜のことだった。iPhoneの左側面にあるスライド型のロックスイッチ(正式名称はサウンドオン/オフボタン)の動きが異常に硬い。よく見るとスイッチが斜めになっている(ケータイで取ったピンぼけ写真しか残っていなくて恐縮だが)。硬いのは仕様、と考えることもできたが、手元にある初代iPhone(米国版)と比較しても明らかにおかしい。

 新しいガジェットを手に入れた直後は、ロマンティックが止まらないものだが、そのロマンティックが激しければ激しいほど、初期不良時の落胆も大きいものである。発売日の翌日、iPhone販売の混乱は続いていたが、朝からソフトバンクショップに行くことにした。

 話の途中だが、ここでお断わりしておこう。通常のケータイの販売では、こういった初期不良品は珍しい。通常は店頭で箱から取り出し、動作チェックやボディの傷、キーの調子などを確認するからだ。しかしiPhoneの場合、発売日は準備が間に合わず、店頭でのチェックができないケースが多かった。わたしも店頭でのチェックは行なえず、家で初めて単純なハードウェア不良に気がつくことになった。

 わたしはまず、よく利用する渋谷のソフトバンクショップに足を運んだ。初期不良は認められたが、iPhoneの在庫はない、として断わられてしまった。その近所にある次の店でも同じように断わられてしまったが、ショップ店員は名刺を渡してくれるとともに、「直営店ならば在庫があるかもしれない」とアドバイスしてくれた。

 直営店とは、ソフトバンクが直接運営するソフトバンクショップのことだ。東京なら、表参道や渋谷、六本木にある。わたしはもっとも規模の大きいフラッグシップショップのソフトバンク表参道へ向かった。販売が追いつかず、いまだに行列が続いているソフトバンク表参道なら、在庫がないということもないだろう。

 しかし予想に反し、ソフトバンク表参道でも初期不良交換は断わられてしまった。なんでも、ソフトバンク表参道では店頭での動作チェックを行っていて、同店での購入者しか初期不良の交換対応はしないという。ショップのスタッフは代わりに最寄りの渋谷のショップを紹介したが、わたしはそのショップにはすでに行っていて、在庫がないことは確認済みだった。フラッグシップショップも、どうやらこの件では頼りになりそうにないので、わたしは最後の希望を抱いてソフトバンク渋谷に向かうことにした。

 いま思えば、最初のショップでたらい回しの予感はしていたので、最初から電話で交換対応できるかを確かめるべきだった。しかし、ショップ店頭でもとくに確認の電話などをしてくれなかったので、なんとなく徒歩でショップ巡りを始めてしまった。これが間違いだった。7月12日。夏休み絵日記の味方、気象庁の「過去の気象データ検索」によると、当日の東京は「晴れ」で、最高気温は33.8度と記録されている。東京で今夏トップクラスの炎天下を何十分も歩くと、心がすさんでくるものである。もっとも、ソフトバンク表参道にはまだ行列が100m以上も残っていたので、そこに数時間並ぶ人に比べれば大幅に楽ではあるが。

 ソフトバンク渋谷でも、果たして初期不良は認められた。そして販売用の在庫はもう売り切れだが、交換用在庫はあるとして、初期不良交換してもらうことになった。ようやくたどり着いたのだ。しかし、さらにここでも思いもかけない問題に直面することになった......。

 スマートフォンの利点は何かといえば、好きなアプリをインストールして、自分好みの環境を構築できる点。待受画面である「Today」も、利用するアプリによってはインターフェイスそのものをガラリと変えられます。しかし端末が変わると大変。カスタマイズしてあるほど、インストールしたアプリが多いほど、構築に時間がかかる。パソコンの買い換えと同じですね。もちろんそのままでも利用できますが。

 そんなわけで、帰宅直後から環境作り。幸いAdvanced/W-ZERO3[es]利用時にダウンロードしたアプリは専用フォルダに保存してあったため、可能な限り最新版を入手しつつ、せっせとインストールを繰り返しました。

 で、真っ先に常駐させたいアプリは、タスク管理ツール! お気に入りは、国産のWindows Mobile用のタスク管理&ランチャソフトウェア「WkTASK」。「WkTASK」入れるとどんないいことがあるって? [X]や[OK]ボタンのタップでアプリを終了できるんですよ! 

WkTASK-01.jpg WkTASK-02.jpg
 終了したつもりでいたら、いつのまにかこんなに......  WkTASKの設定画面

  え? 普通ウィンドウの[X]ボタンクリックすれば終了するだろうって? できないんですよ、Windows Mobileは(苦笑)。背後に回り込んでいるだけで、起動したままになんです。終了させたつもりでいると、動作がやたらもっさりしてくるんですね。あれれ? と思って「実行中のプログラム」を見ると、終了させたと思っていたアプリがずらりと並んでるという......。

 「WkTASK」は[X]や[OK]ボタンのタップでアプリを終了できるだけでなく、タスクバーに常駐しているアプリも表示してくれるため、アプリの切り替えも1タップ。わーいわーい。終了できるようになってうれしい反面、どーも腑に落ちないんですよね。なぜそんなところから始めないといけないのか......。

 ちなみに作者様によるWILLCOM 03版に関する情報はこちらです。フリーズするなぁと思っていたところなんです。原因がわかってちょっと安心。

kakuni.jpg
 現在角煮研究中です。というわけで、今回の1枚はWILLCOM 03の接写モードで撮影した「豚の角煮と煮卵」

 iPhone 3G、相変わらず連日活用中っス。起きた瞬間、iPhone 3Gでウェブサイト見るのが日課......というか生活習慣になっとります。天気予報とかニュース見ちゃいますな。あと、8月はNHKニュースでオリンピック速報チェックしまくり。直後、YouTubeで......みたいな。

 徐々にiPhone 3Gからモノとしてのネタ性が薄らいできている──ほーらiPhone 3Gだヨ!! とか見せても盛り上がらなくなってきたが、ユーザーとしては使うほどにツール性が高まり、必須の存在になってきている。いやホントに。iPhone 3Gないと、生活上いくつものお手軽感お気楽さが消失しちゃう拙者の日常なのだ。

 すなわち、iPhone 3G Love♪ な俺なんですけど、使用開始直後から感じられまくりの問題点があった。すなわちタッチパネルが指紋でベタベタ問題であり、きっとそのうち落として激高修理代(てか交換代)コワイ問題である。

 iPhone 3Gがツルテカ液晶なのは、まあ他のケータイと似たようなモンであるが、そのツルテカ液晶がデカいのでありかつ全面タッチパネルなので、速攻で指紋だらけになる。また、iPhone 3Gは日本のケータイの作法なんざぁ完全無視のフォリナー端末なので、ストラップホールもない。

 指紋ベタベタ問題は、都度フキフキするとして、落として壊しちゃったり移動中に衝撃を与えたりするとアレなので、速攻でケースを購入。結果的に3つくらい購入。ついでに液晶保護フィルムも購入。現在使用中のブツは以下のとおりだ。

  • ハンドメイドフェルトケース for iPhone3G(Amazonで4480円)
  • フォーカルポイントコンピュータ ICEWEAR for iPhone 3G(Amazonで910円)
  • パワーサポート クリスタルフィルムセット for iPhone 3G PPC-01(Amazonで1298円)

  これらのうち、お手軽なのがICEWEAR for iPhone 3G。シリコンのジャケットで、iPhone 3Gを優しく包み込む。机上にコン!! と置いてもわりと安心感アリ。背面中央の上下に2箇所、ストラップホールがある。安価だし、フツーに使いやすいっスね。

 でも、なんか、こー、iPhone 3Gのスマートさが失われたりして。着ぐるみ状態だしネ。その点では、(ちょっと高いけど)ハンドメイドフェルトケース for iPhone3Gが良かった。

 iPhone 3Gをそのまま入れるためのフェルト製ケースですな。ケースとしてカワイげだし、耐衝撃性もちょいとあって、液晶フキフキ用(!?)の薄い合皮も付属していた。結果、このフェルトケースを愛用中だ。ただし、iPhone 3Gジャストサイズのケースなので、各種ジャケットを着用中のiPhone 3Gを、このケースに入れることはできない。

 あと、パワーサポート クリスタルフィルムセット for iPhone 3Gという液晶保護フィルム。フィルム2枚入りなんだが、それに加えてホコリ取りシートという粘着性のシートが入っている。この粘着シートで、あらかじめ液晶表面の細かなホコリを吸着しちゃうわけですな。この粘着シートにより、かなりキレイに液晶保護フィルムを貼ることができた。貼りやすさにおいてオススメ。

 ん~、iPhone 3G用アクセサリも楽しいのう。また買ってゆきたい!!

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ICEWEAR for iPhone 3Gは、よくあるシリコンジャケット。適度なマット感があり汚れにくくて良い。ストラップホールは背面中央上下に2箇所ある。 装着したところ。やっぱりどーしても"着ぶくれ"ちゃいますな。でも耐衝撃性がUPするのでヨシとしたい。画面を下に向けて机上に置いても、画面が机上と接触しないようになっている。
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ハンドメイドフェルトケース for iPhone3G。単なるフェルト製のケースだが、細部までキレイに作られている。左側のスリットからiPhone 3Gを滑り込ませるように入れる。 入れたところ。ホックを留めるとiPhone 3Gが出ないようになる。かわいらしいケースですな。
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パワーサポートのクリスタルフィルムセット for iPhone 3G。液晶表面のホコリを粘着シートで取り除く、というのが斬新かつ実用的である。

 

 

w62sh.jpg ケータイを機種変更するとき、気になるのがデータの移行。アドレス帳は一部の特殊な端末を除き、ごく普通に転送できるけど、auの場合、着うたや着うたフルもLISMO Portやau Music Port、microSDカードなどで、ちゃんと次の機種に受け継ぐことができる。頻繁に機種変更をするボクにとって、こうした環境が整っているのはうれしいところ。

 これに対し、少し手間が掛かるのが「おサイフケータイ」のデータ移行だ。航空会社のマイレージのような会員サービスは、基本的に会員番号とパスワードを入力する程度だからいいとして、気をつけたいのはお金が絡む電子マネーやクレジットカード。

 おサイフケータイのクレジットカードサービスの場合、各クレジットカード会社に連絡をして、IDとパスワードを再発行してもらうのが基本。新しいIDとパスワードは郵送なので、それまでの1週間近くはおサイフケータイのクレジットカードサービスが利用できない。ちなみに、電子マネーのEdyやJR東日本のモバイルSuicaもそれぞれに機種変更のメニューが用意されていて、機種変更前の端末で電子マネーをサーバーに預け、機種変更後の端末でサーバーから受け取る操作をすることで、移行できる。Edyは1回に付き、105円の手数料が掛かるけど、モバイルSuicaの方は手数料も無料だ。

 こうしたおサイフケータイの機種変更時の手間を減らすため、auでは今年4月から「EZ FeliCaデータ移行」というサービスを提供している。ボクも2回ほど、利用したけど、実は2回ともトラブルに見舞われた。

 W62SHに機種変更したときは、ショップで移行サービスをやってもらったところ、登録してあったQUICPayとVISA Touchの内、QUICPayの会員情報しか移行できず、VISA Touchは移行に失敗。原因は「EZ FeliCaデータ移行で移行できるクレジットカードはひとつだけ」という制限があるからだという。結局、VISA Touchは会員情報を再発行してもらったので、1週間後には復活したけど、こういうトラブルって、気分的にも凹むよねぇ。

 「EZ FeliCaデータ移行」のサービスが始まったばかりで、ショップの対応が十分じゃなかったことも残念だけど、個人的にはQUICPayやVISA Touchがアプリ上に機種変更メニューを用意してないことの方が不満。クレジットカードサービスは元々、お金を扱ってるわけだし、クレジットカードによっては会費も払っているので、もうちょっとユーザーの利便性を考えて欲しいところ。NTTドコモのDCMXは自社サービスということもあり、機種変更メニューが用意されていて、すぐに新しい機種に会員情報を移すことができるんだけど......。なんて考えてたら、QUICPayの方は7月31日にQUICPay設定アプリがバージョンアップして、機種変更がやりやすくなったそうだ。詳しくはこちらを参照して欲しい。

 ちなみに、W62SHのEZ FeliCaには、FeliCa機能をロックできる「FeliCaロック」、使うときだけ、一時的に解除する「クイック解除」も用意されている。クイック解除はサイドキーを押す組み合わせで、ロックの一時解除ができ、一定時間経過後には自動的にロックも掛かるしくみだ。安全に使うためにも必ず設定しておきたいよね。

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 前回SH906iで2ちゃんねるを見る話を書いたら、編集部の中の人がFOMA 90x専用のiアプリ、2ちゃんねるブラウザ「W2Ch」を教えてくれて、これがかなり良かったので今回はそのご紹介を。

 「W2Ch」は1000レス近いスレッドもさくっと快速ダウンロード・圧縮ファイル伸張してくれて、でっかいアスキーアートも極小表示することで、携帯電話の液晶でもだいたいどんな絵かわかるという優れモノのiアプリです。地下鉄の駅に停車中にスレッドを一気に読み込んで、駅間でゆっくり読むという用途にはバッチリでした。

 フリーのiアプリで動作保証はありません。導入は自己責任でということになりますが、快適に2ちゃんねるを見たい地下鉄通勤の方は、「W2Ch」、一度お試しいただくといいかもしれません。