ケータイ Watch
みんなのケータイ

 iPhoneのソフトウェアのバージョンが2.2となった。日本で販売されているiPhone 3Gはバージョン2.0からのスタートだから、中規模アップデートは2.1に続き2回目となる。

 iPhoneのアップデートでは、不具合修正だけでなく、機能追加も行われる。今回のアップデートでは、各種不具合の修正に加え、マップには新機能が追加され、SMSとソフトバンクのメールが絵文字に対応した。とくに絵文字への対応は、2.1の連文節変換対応に続き、日本市場を意識したアップデートと言えるだろう。

 さて、今回のアップデートで個人的に気になったのは、マップ機能の強化、とくに「公共交通機関および徒歩による経路情報」という新機能だ。これは歩行者向けのナビゲーション、既存のサービスで言うと、NAVITIME社のサービスに近い。地図検索機能で調べた2点の最寄り駅間の乗り換え案内をしてくれて、GPSを使えば地図上に自分の位置を表示させながら目的地を目指せる。

 良くできたサービスだと思うが、まだまだと感じる部分も多い。日本ローカルにおける経路探索のきめ細やかさで言えば、NAVITIMEの方が数段上だ。たとえばiPhoneのマップ機能では、徒歩の詳細なルートは検索されない。どこを歩くかは、ユーザーが決めなければいけないのだ。また、公共交通機関といっておきながら、路線バスには対応していないようだ。

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 しかし、iPhone/iPod touch版のNAVITIMEも、残念ながら現状では良いとはいえない。カーソルキーによる操作を前提とした普通のケータイと同じUIデザインで、操作性も動作の快適さも、iPhone標準のマップ機能に比べると快適とは言い難い。さらに現在、iPhone/iPod touch向けのNAVITIMEは有料会員の登録を一時停止していたりする。iPhoneの標準マップ機能強化とNAVITIMEの登録停止が重なったのは、いろいろ勘ぐりたくなる展開だが、個人的にはNAVITIMEには日本ローカルとiPhoneの両方に最適化したナビを開発して欲しいなぁ、とも感じるところだ。Mac OS Xにおける「ことえり」と「ATOK」の関係のように、標準機能とサードパーティの製品がうまく共存できると良いのだが。

 このほかにも今回のアップデートではさまざまな新機能が追加されている。アップデート時のアナウンスに表記されていない部分も地味に変わっていたりするのも面白い。たとえばiPhone上のApp Storeからの複数アプリ一斉アップデートなどは、地味ながら良い改善だ。

 いまのところ、iPhoneのアップデータは旧機種でも無償で提供されている。余談だが、1年前に発売された2G版のiPhoneでも、今回のアップデートでほぼ同じ新機能が追加される(さすがに海外のiPhoneでソフトバンクの絵文字は対応しないようだが)。旧機種でも、ちょっと不満に感じていたところが改善されていたり、思わぬ新機能が追加されたりというのは、なかなか嬉しいことだ。アップデートは、iPhoneの魅力であり、iPhoneユーザーの楽しみの1つといって過言ではないだろう。

 iPhone 3Gの発売日は7月11日。前回のバージョン2.1は9月12日で、今回のバージョン2.2は11月21日だった。何の根拠もなくこれまでのペースが維持されると仮定するなら、次のアップデートは来年1月中、と大雑把に予想できる。1月といえば、アップル最大のイベント、Macworldがサンフランシスコで開催される(1月5日~9日)。来年のことを語ると鬼が大爆笑と言うが、アップルファンとしては、不毛な妄想が暴走してしまうところだ。あぁ、早く来年にならないかなぁ。

 この冬に登場する各社の新端末は、ご存知の通り、「タッチ」が大流行。今後、タッチユーザーインターフェイスがどう受け入れられていくのか(受け入れられないのか)が気になるところだけど、そんなことより、このコーナーで取り上げる端末をどうするか。今回はかなり悩みました。

 前回のエントリーでも紹介したように、候補はある程度、絞り込めている。ただ、現時点でauのW63CAは発売されたけど、メタルグリーンが近日発売だし、W63Hも未発売なので、とりあえず、auは待ち。ソフトバンクはAQUOSケータイ FULLTOUCH 931SHが未発売。一方、NTTドコモは19日から怒濤の発売ラッシュで、すでにF-01A、P-01A、SH-01A、N-03A、N-01Aが発売済みだけど、個人的に『隠れ本命』と見ていたSH-03Aが来月発売......。うーん。

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 どうも今ひとつ出揃った感じがしないんだけど、いろいろ悩んだ挙げ句、今回はNTTドコモの「N-01A」を選ぶことにした。誤解のないように書いておくと、従来、利用していたW62SHからの番号ポータビリティではなく、今までNTTドコモを利用してきた契約(実はもっとも古い契約)で機種変更をした。購入はいつも利用しているドコモショップで、お値段は割引やポイントを使ったりして、約6万円也。もちろん、卓上ホルダも買いました。

 さて、なぜ、N-01Aを選んだのか。理由は、やはり、「STYLE CHANGE」という新しいスタイルに興味を持ったから。ボクらのような仕事をしている人にとって、『新しいスタイル』なんて言われると、触らずにいられないというのがホンネ。ちょうど1年前、P905iが登場したときもすぐに購入したけど、N-01Aも「Touch Style」「Share Style」「Communication Style」をどう使い分けることができるのかが気になるところ。今までにないカタチだからこそ、メイン端末として使ってみたいわけ。もちろん、不安要素もかなり多いけどね。

 今回、購入時にかなり悩んだのがボディカラー。N-01Aは4色展開だけど、ボクはミスティラベンダーを選んだ。購入した日に、ポケットから取り出したN-01Aを見て、編集部のスタッフが一言。「えっ! マジで、そ、その色にしたんスか?」

 確かに、男性が選ぶ色としては、ホワイトやブラックあたりなんだろうけど、STYLE CHANGEという斬新なスタイルの割に、まったくインパクトを感じない。かと言って、ラベンダーとピンクはあまり好みじゃない。こういうときは、カタログでメインカラーとして使われているものを重視するのがセオリーなので(勝手なセオリーだ)、結局、ミスティラベンダーに落ち着いたというわけ。いつもに比べると、かなり後ろ向きの選び方かも......。

 まだ使いはじめて、数日なので、何とも言えないけど、ボディの大きさはあまり気にならない。開閉動作(というのか?)も意外にスムーズ。ただ、使い勝手の面ではいろいろと考えるところもあるので、そのあたりはレビュー記事や次回以降のエントリーで、随時、ご紹介しますね。お楽しみに。

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毎日携帯&常用中のiPhone 3G。iPhone 2.2 ソフトウェアアップデートを適用したら、さらにスゲく実用的に!!
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iPhone 2.2 ソフトウェアアップデートはiTunesから行う。ま、iPhone 3Gをパソコンに接続して、iTunesで更新を行うだけですな。拙者の場合、所要時間は20分程度だった
 2008年11月21日にアップルが「iPhone 2.2 ソフトウェア・アップデート」をリリースしましたな。拙者も速攻で適用。今回のアップデートによる機能強化などは以下のとおりだ。

●絵文字機能をサポート
●マップ機能を強化
 -Googleストリートビュー
 -公共交通機関および徒歩による経路情報
 -ドロップされたピンの住所を表示
 -メールによる位置情報の共有
●メール機能を強化
 -スケジュールによるメールのフェッチに関する原因が特定された問題を修正
 -横幅の長い HTML メールのフォーマットが向上
●Safariの安定性およびパフォーマンスが向上
●PodcastのiTunes アプリケーション(Wi-Fiおよび携帯電話ネットワーク経由)でのダウンロードが可能
●通話着信時のエラーおよび回線切断の発生頻度が減少
●Visual Voicemailメッセージの音質が向上
●いずれかのホーム画面表示時にホームボタンを押すと、最初のホーム画面に移動
●キーボード設定の自動修正機能のオン/オフ設定

 なーんだ、コピー&ペーストはキてないのかぁ、と残念感を漂わせつつアップデートを適用した俺なんですけど、結果、グーグルマップのストリートビューがスゲく実用的だと思いまくった。

 使い方としては、マップで目的地を検索し、落ちてきたピンの人のようなアイコンをタップすると、ストリートビュー表示がなされる。画面を指で撫で撫ですると、ビューもその方向のものとなる。現在位置をGPSで補足し、そこにピンを落としてストリートビューを表示させることもできる。

 初めての場所に居て、その場の地図が参照できて、周囲の風景まで併せて見られちゃう。モバイル/GPS絡みの地図サービスは多々あるが、イッキナリ突き抜けちゃったiPhone 3Gのグーグルマップ&ストリートビューって感じだ。

 パソコン上でのストリートビューって、特定の状況でないと利用価値がイマイチなかったが、モバイル通信端末上で使えるとなると、もはや暴力的と言って良いほど利用価値が高い。超高い。マグナム高い。けどストリートビュー自体には利用料金がかからないのであり、費用ゼロなのに効果が猛烈に高いわけで、最強に強まったコストパフォーマンスだと言えよう。

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iPhone 3Gのマップ(アプリ)表示。iPhone 3G用のグーグルマップですな。一見、従来からの変更は見あたらないとりあえず目的地を検索

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すると"ピン"がマップ上/目的地の上に刺さる。そのピンの"人のアイコン"をタップすればストリートビュー表示となる。表示は横固定 iPhone 3Gでのストリートビュー表示の様子。右下の円には小さなマップが表示され、ストリートビューで見ている方向も把握できる。ぶっちゃけ、パソコンのストリートビューよりも操作性が良い

 あと絵文字。拙者は絵文字使わないのでナンだが、写真のようなキレイな絵文字が使えるようになりましたヨ、と。どうなんですか? イイんでしょうかこの絵文字 > 絵文字ユーザーの人。

 それと、ホームボタンの機能追加。ホーム画面の1ページ目じゃないページでホームボタンを押すと、ホーム画面の1ページ目に戻るという機能だが、地味に便利。

 ともあれ、比較的に速いサイクルでこういった実用性向上につながるアップデートをしてくれるっつーのは嬉しいですな。この端末を買ってけっこー経つが、アップデートがある度に新鮮な気分でiPhone 3Gに触れられるってのは、やはり物凄く大きな魅力だと思う。

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メールなどで絵文字も使えるようになった 使用履歴から絵文字を入力することもできる

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mkstp2_01_12.JPG mkstp2_01_13.JPG  
iPhone 3Gで使える絵文字のすべて。5カテゴリから成る多数の絵文字を扱える

f01a.jpg やっぱり日本のケータイはいいなぁ。

 と、F-01Aを握りしめて思った私。実はこう思ったのは、この半年で2度目だ。

 1度目は、メイン端末をiPhoneからF906iにした8月1日のことだ。タッチパネルをうねうねいじくったり、AppStoreでアプリ買いまくって遊んだりしたのも束の間、発売後の3週間後の1カ月後には、その不安定さと電波捕捉の弱さ(今はかなりよくなっているが)で、メイン端末は任せられないことがわかり、解約してしまったのだ(その後、2台目のiPhoneを買うことになるのだが、その話はまた今度......)。

 F906iは、初めての富士通端末だったが、これが実にヨカッタ。「おサイフケータイはやっぱり楽だなぁ」とか、「WVGA液晶細かッ」とか、地味にトルカ対応店が増えていたり。今まで当たり前のことが異様にありがたく感じられたわけだ。

 そして今、F-01Aである。

 思えば今まで、覚えているだけでも54台もケータイ買っているのに、富士通は不思議と手に取ることがなかった。50Xiの頃のイメージでは、「シリーズで一番始めに出るけど、スペック地味」みたいな印象だった。しかし、キムタクを起用したあたりからだろうか。ちょっとケータイ業界から目を離しているスキに、ガラリとイメージが変わっていた。なにしろ"防水全部入り"である。しかもトップバッターは維持しながら!

 新サービス群は追々、紹介するとして、丸一日いじくって一番印象的なのはその動作の軽さ。F906iでも「サクサクだなー」なんて思っていたが、それを上回る機敏さ。F906iで気になっていた文字の取りこぼしもなくなったようだ。

 もう1つは地味だけども7.2Mbps対応。夜中に布団の中でケータイでマンガ読んだり、ニコニコ動画見たり、Napsterで音楽ダウンロードしたりしているわけだが、体感でわかるくらい通信が速くなっている。

 と、書き出すと止まらなくなるくらい、いろいろ機能があるF-01A。とりあえず今晩は、風呂でワンセグでも見るとしよう。

 文字通りの意味で。  低温ヤケドのおそれがあるほど熱を持つ端末というのもなかなか新鮮ですね......。

 そんな前置きはさておき、イー・モバイルのTouch Diamond「S21HT」を購入しました。キーボード付きの「Touch Pro」を含めると4キャリアから登場するHTCのTouchシリーズですが、PCにつないでも定額で使えるという点ではイー・モバイル以外の選択肢は無し。元々契約していたデータ通信カードが1年を超えて長期割引も適用外になったので、PCのデータ通信用兼スマートフォンとしてTouch Diamondに切り替えてみました。

  Windows Mobileはウィルコムの「Advanced/W-ZERO3[es]」以来ですが、TouchFLO 3DのおかげでWindows Mobileの使いにくかったところが大幅に改善されている印象。動作はややもっさりですが、落ち着いてタッチすれば思った通りに操作できますし、アプリケーションのショートカットも充実。購入当初はほとんどソフトをインストールすることもなく十分に使えてました。

emtd02.jpg  特に便利だったのが、×ボタンでアプリケーションを終了でき、起動しているアプリケーションを一覧して個別終了や一括終了ができる機能が備わったこと。Windows Mobileにありがちな「いつのまにかアプリケーションが大量に開かれていた」という事態が手軽に防げ、アプリケーションを手軽に管理できます。

 最初は「イー・モバイルの定額データ通信にスマートフォンがついてきた」くらいの感覚でしたが、エリアの問題やおサイフケータイが無いと言った課題はあれど、携帯電話の機能としては「メイン端末でも十分やってけそう」と思うほど。ソフトキーボードの反応も良く、慣れると文字の取りこぼしもほとんど無いので、外出時には重宝しております。ただ惜しむらくは低温ヤケドする可能性もあるほどの熱量のせいか、電池があまり持たないことですが。

 

 Sportioを日頃使っている筆者は、その小ささに慣れてしまったこともあり、一般的な大きさの端末に乗り換えるのはそれなりに勇気がいりそうだ。秋冬モデルとして発表された端末を一通りチェックしたが、折りたたみ型で10mmを切る薄さのモデルがある一方、機能面の充実を考えるとそれほど選択肢は多くないように思えた。

n04a_0010_l.jpg そんな秋冬モデルで注目したいのは、NTTドコモの「amadanaケータイ N-04A」だ。発売時期が2009年の1~3月とやや先で、発表会の展示会場でもソフトウェアが開発途中で完成されていなかったのが残念だが、スペックを見るとなかなか期待が持てる内容だ。GPS非搭載という点は非常に残念だが、会場の担当者によればアンテナ位置の確保などが難しかったようだ。逆に言えば、GPS以外の機能はほぼ網羅されており、機能面で非常に頼もしいモデルといえる。

 ボディはスライド式で、注目したいのは最薄部12.9mmとかなりの薄型モデルだというところ。コンパクトなSportioを使う身として、この薄さなら乗り換えてもいいかも!? と思えるスリムな仕上がりが印象的だった。

 N-04Aなどもそうだが、ドコモが発表したモデルの中には2009年の春に近いタイミングで発売されるモデルがいくつかある。約半年先までのラインナップを一望できるのは嬉しいことだが、ケータイの情報に常日頃触れる身としては、発売される頃には自分の中で端末に対する新鮮さや期待が失われていないかどうかが心配だ。ケータイの中のコンシェルジュもいいのだが、20機種以上もラインナップするのなら、買う前にもコンシェルジュが必要なのではないだろうか。

cshh.jpg 楽しい楽しいケータイ選び、さてさて秋冬はどうしようか。論理的でない頭脳を標準搭載しているためか、毎度ケータイ選びは「なんかコレ、カッコイイ!!」みたいな印象を重視している。今回、津田がビビッ! ときたのは、以下の4モデル。ボディカラーも含めてビビッ! とくるあたり、やはり見た目重視なのです。

W63CA シャインピンク
SH-01A Blue
930SH ブルーグリーン
W63H ガーネットオレンジ

 上から欲している順に並べてみた。とくに「W63CA」は、デザイン的なまとまり感に関して、秋冬モデルの中で群を抜いていると思う。EXILIMケータイの高機能なイメージに、ビビッドだが浮ついていない印象のピンクはかなり気持ちがよく、蛍光色の人工的なイメージは、高機能な端末と組み合わさるととてもサイバーな感じがする。

 ケータイの顔となる部分は、メインディスプレイの反対側、背面パネルが一般的だ。ところが「W63CA」は、カメラが搭載されたバッテリー側のボディが顔になっている。はっきりしたコンセプトがなければ、背面側に何か機能を置きたくなってしまうところだろう。高機能をうたうモデルは、デザイン的にはちょっと......なんてこともあるが、とてもキレイに収まっていて好印象だ。

 同じような観点から、「SH-01A」のBlueにも注目している。AQUOSケータイのサイクロイドスタイルは、端末の構造上、ボディサイズやデザインに制約があると思うのだが、今回の「SH-01A」はとてもすっきりとまとまっている印象だ。ミニマルなデザインとなったことで、これまでよりもメディアプレーヤーとしてのケータイらしさにフォーカスされたように思う。

 「930SH」(ブルーグリーン)と「W63H」(ガーネットオレンジ)は、これまでのケータイらしさを色濃く感じさせるところに注目した。とくに「930SH」は、スタンダードな形状ながら、デザイン的には非常に洗練された印象がある。「W63H」はケータイではあまり見ない車のボディのようなカラーリングが気に入ってしまった。

 今回の秋冬モデルは全体的な印象として、戦略的なカラーリングを打ち出している端末が多い。奇抜な色というわけでなく、今年の秋冬や来年の春夏の流行色を取り入れながら、オーソドックスな色を用意しているようだ。今回はデザインや色をテーマに気になるものをピックアップしてみたが、ここに機能や発売のタイミングなどを加味するとさらに悩ましい。そしてその悩みはとても楽しいのだ。

 ソニー・エリクソンでは2004年より「辞書クリエイター」という機能を提供しておりまして、「SO906i」への辞書追加も非常にラクチンであって、ここはソニー・エリクソンならではの機能であって、ドコモユーザーの関口は次の秋冬モデルでもソニー・エリクソン端末を......と思っていたら、ドコモの新機種群には、その姿が、なかった。

 ないものを嘆いても仕方ない。他のメーカーで魅力的な機種はきっとあるはずと、ドコモ・ソフトバンク・ウィルコムの新機種発表会を取材しながら、心の片隅でひっそり思っていた。

 まずグッときたのは、ソフトバンクの「931SH」だ。先日公開した「けーたいお題部屋」でも「931SHが変態スペック過ぎます」というナイスコメントをいただき、やはりハーフXGAで3.8インチという液晶ディスプレイだけでも、驚きのあまり笑ってしまうほどのスペック。その他諸々の機能もあわせて、世界に、いや宇宙に誇れるケータイだと思う。しかも思った以上にサクサクと操作できて、タッチパネルの反応も良い感じ。ハイエンドモデルを追求する人には、これ以上ないモデルかもしれない。そして同じくソフトバンクのシャープ製端末である「930SH」の8メガCCDカメラも私の物欲にクリティカルヒット。ハイスペックなカメラを搭載しながらフツーのケータイっぽく仕上げてあり、「ふと買ってみたら、ナニコレ、いろいろとすごくないすか?」という驚きを味わえるケータイだ。

 ウィルコム端末の中では、「法人ユーザー向けの機種」と位置付けられたストレート型端末「WX330J」が良い感じ。発表会でも関係者の方に「これ、ピンクとかあったらいいっすね」と思わず呟いてしまったほどで、法人だけに限定するのはもったいない。最新サービスである「ウィルコムガジェット」などに対応していないのは寂しいけれど、スリムなストレート防水という点は、他ではあまり見かけないポイント。

 そしてドコモの新機種群で外観にグッときたのは、amadanaケータイの「N-04A」。また「P-02A」を目にしたときは、三菱製のFOMA端末に近づけた印象で、素直に驚いた。

SH01A_pink_cy_l.jpg しかしながら防水ケータイへの好奇心が徐々に高まっている私にとって、富士通製の一連のラインナップがもっとも興味深いところ。ハイエンド志向の私にとっては、やはり「F-01A」が一番面白そう。なにより発表会では「PRIMEシリーズの中でも軽快に操作できる方かも」という印象を強く受けた機種だったりする。

 そして、ソフトバンクの「930SH」と同じ、8メガCCDカメラ搭載モデルがドコモでも発表されたことは見逃せないトピックの1つ。サイクロイドのAQUOSケータイ「SH-01A」か、回転2軸の「SH-03A」か。はてさてどちらにしようか。また、愉快なギミックを搭載した「N-01A」や「P-01A」も使ってみたい機種だ。悩みがいがありすぎて、いっそのこと「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」と指さしで決め......いやいやいや、ちゃんと考えてガツンと決めますハイ。

 今回も新モデルがたくさん発表されたのだが、自転車乗りにとってはかなり厳しいラインナップだ。というのも、防水モデルがあまりパッとしないのだ。

 発表順に追っていくと、auでは京セラの「W65K」が防水モデルとなっているのだが、かなり女性を意識したデザインになっているため、どうにも購入意欲がわいてこない。

 次に発表されたのが、ウィルコムの日本無線製ストレート型端末「WX330J」だが、GPS機能が搭載されていないので、その時点で却下。

 ソフトバンクに至っては防水モデルなし。カシオに期待してたんだけどな......。

f01a_cy_01.jpg ドコモは富士通がかなり頑張っている。「F-01A」「F-02A」「F-04A」の防水3モデルを投入。ただ、GPSに対応するのが「F-01A」だけ。

 結局、防水+GPSが必要要件ということになると、自動的に「W65K」と「F-01A」の二者択一になるのだ。んー、機能で比較すると、やはり「F-01A」ですかねぇ。タッチパネルだし。でも、auほどGPSまわりの仕様がこなれている感じがしないのが少し気になるんだよなぁ。

 というわけで、今回のラインナップは決定打にかけるというのが本音。全く別の防水非対応のモデルを購入して、ビニール袋による簡易防水機能を復活させるか、さらに現実的な話をすると、ここんとこ寒いし、それを口実に自転車に乗るのをサボるか......。

 ようやく各キャリアの年末~春商戦向け新製品発表会ラッシュも終了。いやー、本当にお腹いっぱい。

 今年は大手3キャリアに加えて、例年は春商戦向けしか発表しないウィルコムも発表会を開催(W-ZERO3シリーズは別)。さらに完全にノーマークだったイー・モバイルもHSUPAなんていう飛び道具を用意して発表会をやるなんて...。5キャリアのみなさま、ごちそうさまでした。

 さて、年末モデルはかなりのバージョンアップが実施されることもあり、こんな仕事をしているとほかの商戦期以上に「買い替え」は必至。新サービスは普段から使わないことにはその善し悪しがわかりませんからね。

N01A_black01_l.jpg さて、シリーズが一新されたNTTドコモで気になる機種といえば、やはりN-01A。これまで折りたたみ一辺倒だったNECが、新たな形状に挑戦。同社をたち直すために組織されたクリエイティブスタジオの気合いが入った製品だけにぜひ試してみたい。3つのスタイルがどう便利に使い分けられるのか、早く持ち歩いてみたいかも。ただ、一般の人にお勧めするなら、究極の折りたたみケータイを目指したN-02Aか、横スタイルでも使いやすくなったP-01Aあたりを候補にあげます。

 auはやっぱりEXILIMケータイ W63CAかと。8メガデジカメはぜひ使ってみたい。見た目は従来機種とあまり変化はないけど、無難に使えるデザインになっているのがいい。

 あと、auで気になる機能が「モバイルデータ通信定額」。Bluetooth経由で、パソコンでもパケット定額が使えるのはかなり便利。でも、上限まで使うと1万3650円というのは高すぎるっ!。KDDIには「うちはケータイとパソコンの両方を使っても安い!」と言い切れる値付けをして欲しかった。昨今、勢いを失っている(と言われている)KDDIだけに「なにが2台目需要じゃい! auを1台持っていればすべてOK!」という「1台目戦略」で他のキャリアを打ち負かす気合いが欲しかったんだけどなぁ。

 さて、ソフトバンクモバイルとなると、迷うことなく931SHかと。シャープが考えるタッチパネルの操作性はぜひとも使わないと。アップルのiPhoneではかなえられない「日本メーカーが考える、使い勝手のよいタッチパネル」に期待大。ちょっと触った限りではコピー&ペーストにもしっかり対応していましたし。ソフトバンクモバイルで、一般の人に勧めるなら、930SHですかな。8メガで本体サイズも大きすぎないのが魅力。

 ウィルコムは「HONEYBEE2」、イー・モバイルはMacBook Airのことも考えて設計されたというHSUPA対応「D21HW」も気になるなぁ。

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「N-04A」の「amadana brown」に同梱のBluetoothユニット。デザインの選択肢があまり広くない製品だけに、この付属品はうれしい
 auを皮切りに、ソフトバンク、ウィルコム、ドコモ、イー・モバイルと、5キャリアが秋冬モデル(ドコモは春モデルまで)を発表した。フルモデルチェンジの端末が多く、これを機に、手持ちの端末も一気に機種変更してしまおうと考えている。

 「みんなのケータイ」では「SH906i」を扱ってきたが、この仕事をしている以上、5キャリア全てと契約している。ドコモは夏モデルのSH906iを購入したが、なんとなく決定打に欠けていたauは約1年前の「INFOBAR 2」のまま。ソフトバンクは「iPhone 3G」と「920SH」を併用しつつ、端末に挿していないUSIMカードを1枚持っている。ウィルコムはW-SIMを契約したまま色々と差し替えて使っており、イー・モバイルは「D01NXII」を使用中だ。

 まず、1年経ってしまった「INFOBAR 2」と「920SH」を機種変更しようと思う。発表会や取材の場で触った限りでは、auの候補は「EXILIMケータイ W63CA」で、ソフトバンクは「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」を買いたくなった。前者はメタルグリーンのボディカラーに、一目ぼれしたのが購入したい理由だ。ケータイが苦手な高感度撮影をカバーしていたり、8Mモードで撮った写真をそのままメール添付できたりと、スペックが充実しているのは言わずもがな。ようやく「欲しい」と思える機種が登場した気がした。一方の「931SH」は、「モバイルウィジェット」の"未来っぽさ"に魅力を感じている。HXGA液晶がどの程度使えるかも試してみたいし、スタイリッシュなデザインにも引かれる。タッチがどこまで実用的かも、気になるところだ。

 次にドコモだが、欲しいと思った端末は全て"春モデル"なことに気がづいた。現時点では、スペックを極限まで追求するなら「SH-04A」、デザインと付属品(Bluetoothユニット)なら「N-04A」、バランスの良さなら「F-03A」が購入候補に挙がっている。逆に、冬モデルは「90Xiシリーズの型番を変えただけ」に見えてしまうのが、なんとも惜しい。せっかく秋・冬・春と3シーズン分の端末を発表したなら、発売日もシャッフルしてほしかった。私のように春モデルを見て買い控える人も、少なからずいるだろう。4つの新シリーズが定着したら、ドコモには発表スタイルを改めて見直してもらいたい。

 最後にウィルコムとイー・モバイル。前者は音声端末に興味がある。カメラが付いた「HONEY BEE2」も候補の1つだが、W-SIM対応でないことを考えると、夏モデルの「WILLCOM 9」を買ってしまうかもしれない。イー・モバイルはまだ契約期間がかなり残っているし、そもそもほとんどPCを持ち歩く習慣がないので、HSUPA端末は見送ろうかと思う。HSUPAのスマートフォンが出たら、改めて購入を検討してみたい。

 秋冬(と春)商戦で、個人的に気になった端末は、ざっとこんなところだ。この中から、「みんなのケータイ 2ndシーズン」の端末をチョイスすることになるだろう。

photo01.jpg 気がつくとiPhone 3Gを手放せなくなっていた。必須ツールとしてわたしの生活と仕事にガッチリ入り込んでしまっている。しかし一方で、iPhoneを補完するための普通のケータイも手放せてはない。2GHz帯の3Gだけではエリア・接続性に不安が残るし、おサイフケータイなど普通のケータイのサービスも使いたい。そんなわけで、わたしのジーンズの左前ポケットにはiPhone、右前ポケットにはau W62CAが入っている。

 そして「左前ポケット」は、今後もiPhoneの定位置になりそうだ。Macユーザーのわたしにとって、iPhoneほど相性の良い端末はほかにない。iPhoneはソフトウェアアップデートで機能強化されるし、今後はワンセグすらオプション追加できるようになるので、半年やそこらで買い換える必要も感じない。そうなると、わたしの今の問題は、iPhoneを補完する「右前ポケット」がどうなるか、ということになる。

 iPhoneなどスマートフォンを補完する端末、という視点で見ると、今冬のラインナップには少々物足りない。主要3キャリアで40機種もの発表がありながら、ほとんどが折りたたみかスライドで、3インチ級の大画面ディスプレイを搭載し、バランス良く機能を網羅した「主役級」の端末がほとんどだ。わたしのニッチな「右前ポケット」のニーズでいうと、小画面で良いからドコモのSO902iやauのSportioのような「コンパクト路線で一点突破」という端末も欲しかったところだ。

 ではこの今冬ラインナップで、わたしの「右前ポケット」端末は変わるのだろうか。

 発表会順でいうと、まず1番目のauは、冬モデルでの買い換えは正直厳しいと感じた。iPhoneの貧弱なカメラを補うEXILIMケータイ W63CAなどは魅力的だが、目立った新機能・新サービスもないので、いま使っている夏モデル、W62CAのままで良さそうだ。今冬のauのラインナップは、種類・新機能ともにちょっとパワーに欠けている印象も否めない。これならば、今夏の端末も含めて検討するべきだと思うし、そうなってもわたしはW62CAを選ぶだろう。「G'zOne」ことW62CAの防水機能とタフネスさは、2台持ちの1台目であったとしても、魅力的な要素である。

 続いてソフトバンクだが、こちらはハナから除外せざるを得ない。非常に偏った視点だが、iPhoneの電波の弱さを補うのに、同じソフトバンクでは効果が薄いと考えるからだ。それに、今冬のソフトバンクはスマートフォンなど「2台持ちの2台目」に向いた端末が豊富で、「931SH」のように豪華な端末もあるが、わたしの「右前ポケット」のニーズを満たす端末はない。

 ドコモはというと、選択肢が多く、わたしの「右前ポケット」のニーズに近い端末もある。まず気になったのが、重さ106gの「N-02A」だ。3.2インチ画面は少々オーバースペックだが、軽量でありながら機能面で「足りない」と感じさせるものがない。あとは防水でありながら機能豊富な「F-01A」も気になるところだ。ちょっと大きいが、利用シーンを選ばない防水は、コンパクトさ同様に魅力的な要素である。

 ただ、こうやってみてみても、けっきょくのところ冬以降も「右前ポケット」にはW62CAが入る可能性が高そうだ。ドコモの新モデル・新サービスには興味があるが、率直な印象として、わざわざ買い換えるほどではない印象が強い。なんというか「買い換えれば格段に良くなる」というイメージが湧かないのだ。iPhoneとの併用となると、今冬モデルの特徴の一つである「タッチパネル」にも魅力を感じない。

 今後、WiMAXなどが登場すれば、わたしのように「スマートフォン+普通のケータイ」の組み合わせをする人が増える可能性は十分に考えられる。そういったニーズに適した端末が、来年以降に登場してくれると良いのだが......。

 各社の新モデルが出そろいましたね。いろんなタイプの端末があるので、買い換えを予定している方は選ぶの大変そうです。自分でも「次に買うならどれかなぁ」という視点で見ちゃったり。全部に直接触れたわけではないのですが、スペックや写真などから気になった機種を発表会の行われた順にご紹介しましょう。

 ちなみに、個人的に気になるポイントは、

  • 画面の広さ
  • タッチパネル(時代的に)
  • ワンセグ(もはやあたり前ですが)
  • 防水(調理中や片付け中など、台所でもワンセグ見るんだよ~)
  • カメラの画素数とAF機能(500万画素以上欲しい)
  • インカメラ(動物抱っこして記念撮影したりと実はよく使うのさ)
  • 歩数計(大人向け携帯以外にもつけて欲しい。持つ楽しみが増えそう)
  • GPS機能(かなり方向音痴なので。ただまだ活用はできてないけど)
  • 覗き見防止機能(必要なときだけ有効にしたいから)
  • キーの押しやすさ(指の腹で押せるほどのサイズ、ソフトで、疲れないキーが好き)
  • カラー(ローズ、ワインレッド系の端末には反射的に目が行く)

の11点。もちろん見た目の印象も大事ですよ。

 ではまずau。歩数計「カロリーカウンター」をサポートした「W65T」、防水ワンセグの「W65K」、8.1メガピクセルのカメラを搭載したEXILIMケータイ「W63CA」の3つが気になりました。特に防水ワンセグ「W65K」のフルールピンクのパネルはかなり個性的で、ちょっと惹かれるものがありました。

 ソフトバンクでは、タッチ液晶搭載フルスライダーの「931SH」と、8メガCCDカメラ搭載の「930SH」の2つかな。「931SH」は機能フル装備で、画面が大きくて見やすく、指での操作もおもしろそうだから。「930SH」は"ISO2500までのISO感度設定や4秒間シャッターを開放する長時間露光撮影機能が利用できる"という点が気になっています。

 あとは今更ですが、iPhone 3Gと、今回発表されたワンセグにもなる充電アダプターのセットにも目が行ってしまいます。最近じっくりiPhone 3Gを触るチャンスを得られたんですが、GPSを使った地図サービスや、ウェブページの見やすさには感動。指でスッスッスッと移動できるのはいいですね。最後は「iBowl」で遊んでばかりでしたけど。Windows Mobile端末がビジネス系だとしたら、iPhone 3Gはエンタメ系なんですねぇ。

 ドコモでは、WオープンのVIERAケータイ「P-01A」、フルタッチ操作でフルキーボード搭載の「SH-04A」、タッチパネル搭載で防水ワンセグの「F-01A」の3つに注目しました。P-01Aはワンプッシュオープンだし、Wオープンスタイルだし、純粋に今持ってる「P905i」が進化した感じ(実はドコモ歴11年)。SH-04Aは、キーボード付きチビ端末が好きなアタシのハートわしづかみ。F-01Aは、防水ワンセグなうえに、ウォーキングカウンター付き! ISO1600までの高感度撮影ができるというのも心惹かれます。

 そしてこれらの中で、もし次に買うならどれか!! ホンキで悩むんですけど......強いて言えば「F-01A」かもしれません。

 今持ってるドコモの端末は「P905i」で、約1年前に人気・品切れ現象を起こして話題になった全部入り。もちろん割賦です(笑) つまり、こいつを途中で捨てさせる勢いのある端末でないと! ってことになるわけです。そこで当初あげていた条件を振り返ると「F-01A」の「ローズ」が一番条件に近いのではないかと。

 ただし、個人的に使用頻度の高い「インカメラ」がないなど、即決に至らない部分もあります。P905iは、ワンプッシュオープンが固いと思う以外は後悔したことがない端末なんですよね。Wオープンのヨコスタイルなどは、台所でケータイをチョイと置いてワンセグ視聴するには非常に安定していて便利ですし、キーもキレイでとても押しやすい。しかもフォトライトまでついてる(笑)。間違いなくあと1年余裕で使えます。ゆえに「こいつが防水になって歩数計がついたらいいのに~」と思うくらい。これからどうするか、かなり悩むと思うっス。

 
 さて、秋冬モデルの絞り込みが終わったところで、やっとWILLCOM 03のハナシへ。去る11月7日、とうとうmicroSDHCカードに対応しましたね! 早速アップグレードに挑戦したところ、データ記憶領域の空きが指定量に足りなくて困りました。「データ記憶用の空き領域が66MB以上(microSDカードをお使いのときは45MB以上)」必要っていうんですけど、見たら15MBくらいしか残ってなかったんですもん!

 「めんどくせー」などと散々悪態をつきながら(失礼!)使用頻度の低めなアプリをアンインストールし、Exceed EJ、Exceed JEの2つのフォルダをmicroSDカードに移動して、なんとか50MB程度の空きを確保。無事アップデートに成功しました。これでやっと見たい動画をたくさん入れて持ち歩けます。

 同じく11月7日には新色「ブラックトーン」もリリースされましたが、どうせならメモリ容量をドカーーーーーンと増やすなどして悔しがらせて欲しかったですわ......。

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過去に当てたパッチをアンインストールし、W-SIMカードを抜いたあと、PCでダウンロードしたアップデータをmicroSDカード経由で実行 アップデート中は触っちゃいけないのだ!

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アップデート完了。バージョンを確認したら、無事あがっていた 4GBのmicroSDHCカードを突っ込んでみたら、ちゃんと認識してくれた

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 iPhone 3G近況。相変わらず通話はあまりせず、ネット見てメール読んでスケジュール確認してアプリで遊んで、みたいな使い方を継続中。最近は日経平均株価を毎日チェックしてたりして。すげぇ乱高下だゼ!! みたいな。

 各キャリアから新モデルの発売が相次ぎまくり中だが、いよいよ出ちゃうんですね、Nokia E71が!! ドコモからソフトバンクからも!! カッコいいニャ!! HSDPA端末ニャ!! 欲しぇーッ!! とか思った。

 ドコモのもソフトバンクのも、SIMロックがかかっているNokia E71。ま、日本の市場でキャリアから出る端末だし、そりゃそうか。でも外観もイカスし、E61譲りのインターフェースは使いやすそう(だけどキーボード小さくなってますな)だし、魅力的~。

 現在拙者はiPhone 3Gユーザーすなわちソフトバンクモバイル利用中であり、ドコモの回線も利用中。だが、iPhone 3G(ソフトバンク)のSIMカードって、他の端末に挿せないヨと言われており、Nokia E71買う場合は新たに回線契約しなきゃならなさそうな予感。だから実際買うならドコモから買うことになりそう。

 ところで......アレは出たりするのか? と、ノキアのウェブサイトを即座にチェックしちゃう拙者。すなわちNokia E71のスタンダードバージョンだが、まだ、ない、みたい。

 ノキアのスタンダードバージョン端末は、(通信インフラさえマッチすれば)どこのSIMカード挿しても使える端末ですな。つまりSIMロックが無いバージョン。例えばNokia E61のスタンダードバージョンなら、ドコモやソフトバンクのSIMカード挿しても、海外にてプリペイドのSIMカード挿しても使える。日本国内で使うとナントカ割とかの料金優遇が使えないので要注意だが、自由な端末って点で非常に魅力的なスタンダードバージョンである。

 現状、Nokia E71の(日本市場向けのスタンダードバージョンではない)SIMロック無し版っていうか外国版が日本市場に出回っている。ドコモとかソフトバンクの○○○を○○すれば○○できたりするのだが、問題は端末に技適マーク付いてるかっちゅーコトですな。付いてないと、日本国内で使った場合には電波法違反になっちゃう感じ(一部の場合を除くらしい)。

 なんつーか、アメリカ国内向けのトランシーバーを日本国内で使っちゃう的な問題があるわけなので、結局、ノキア・ジャパンからNokia E71のスタンダードバージョンが出てきてくれるとイイなぁ、というわけだ。ま、国内だけで使うなら、素直にドコモかソフトバンクからNokia E71を買うのが無難だのだが。

 話は変わってiPhone 3Gユーザーとして気になるのは、"TV&バッテリー""無線LANスポットの無償提供"。特に後者。BBモバイルポイントをiPhone 3Gユーザーに無料開放っすよ!! 都市部のユーザーなら、BBモバイルポイントが多々ある=3G回線での使用パケット数を抑えられるので、料金を最低に抑えるのも現実的ですな。

 てなわけで、拙者が冬モデルを買うとしたら、Nokia E71(のドコモ版)かな。冬モデルとか関係なく、これから1台"アレコレとイジって遊べる端末"を買うということなら、Nokia E71かiPhone 3G。今のiPhone 3Gは動作も安定しているし、利用・活用情報も増えたし、アプリも多量にあるし、周辺機器も豊富だし。

 って、どちらの端末も、日本のケータイ文化の常識からはそーとー離れた使用感だと思うんですけど、新しい体験を求めているならそういった端末は非常に楽しいと思う。

 W62SHに機種変更して、早3カ月半。一通りの機能を使ってみて、自分なりの利用スタイルも固まってきたところだけど、業界では2008年冬から2009年に春にかけて、登場する新製品が発表されるシーズンになってきた。

 ボクらにとって、新機種の発表シーズンは取材などで忙しい時期なんだけど、個人的にも買い換えを検討するシーズンを迎える。発表会で新端末を見て、触って、原稿を書く一方、「次はどれにしようかなぁ」なんて感じで、マジで次のケータイを何にするのかを考えてたりするのです。

 じゃあ、具体的に、今回はどんな端末が気になったのか。おすすめモデルをいくつかピックアップしてみようかな。もしかしたら、これらの内の一台が本コーナーで取り上げるボクの次期端末になるかも......。

 発表会が行なわれた順にチェックしてみるということで、まずはauなんだけど、おすすめの中心になるのは、通称『映像三兄弟』と呼ばれる「Woooケータイ W63H」「EXILIMケータイ W63CA」「AQUOSケータイ W64SH」の3機種。いずれもおすすめできる機種だけど、ボクが選ぶのなら、「EXILIMケータイ W63CA」かな。8Mピクセルのカメラもいいけど、独特の存在感を持つシャインピンクとメタルグリーンの2色がグッと来ます。

 続いて、ソフトバンクはスマートフォンのラインアップも充実していて、料金プランも整っているので、選びやすいタイミングではないかと。ただ、個人的に選ぶとすれば、通常アーキテクチャのケータイである「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」が最有力。3.8インチでハーフXGAというハイスペックは魅力的だし、タッチ操作のユーザーインターフェイスも楽しそうでしょ。

 そして、3つめはNTTドコモなんだけど、ここは記事でも触れたように、機種数は多いし、ネーミングのルールも変わったので、かなり選ぶのが難しい。本命は二段階回転スライド式とも言われるユニークな機構を採用した「N-01A」。このボディ形状は友だちに自慢できるだけではなく、電車の中で使っていて、周囲の人の目をひきそうなくらいのインパクトを持つ。手堅い選択では「SH-01A」と「SH-03A」もおすすめ。

re007.jpg とまあ、どれも次期モデルの有力候補なんだけど、実はそれを根底から覆しちゃうかもしれないケータイが一台ある。「フルチェンケータイ re」で登場する予定の「007ケータイ」、2009年1月公開の最新作「007 慰めの報酬」とのコラボレーションモデルだ。事ある度に書いてるけど、ボクは根っからの007ファンなので、こういうケータイが出てきちゃうと、もう買わずにいられないんす(笑)。映画の本編には海外向けのモデルが登場するんで、そっちはそっちで欲しいんだけど、これはこれで自分がメインで使う機種として、最有力候補ではないかと......。スペックやデザイン、対応サービスで選ぶのもいいけど、たまにはこういう『自分の趣味』でケータイを選んじゃうのもアリでしょ。

 さて、この冬、ボクの首にはどのケータイが提げられるのでしょうか。みんなのケータイの次期シーズンをお楽しみに。

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 というわけでソニーのDR-BT25NXを購入したんですけども。SH906iのマニュアルでBluetoothプロファイルの説明を読んだらすご~く面倒そうに思えたんですが、結論から申せば、接続はあまり問題もなくペアリングが済みました。

 実はわたくし、日本国内サービス開始当初からNapster会員なんですよ。ずっと月額1980円を払い続けているんですが、最近ではたいして使ってもいないし無駄だからやめちゃおかしら、と迷っていたんです。ところが、Napster会員だと、うた・ホーダイ対応サイト「Napster To Go」から直接ケータイにダウンロードし放題だったんですよね。リリース見たとき以来すっかり忘れていたんですけど。なんだよ使えるじゃんNapster!!

 ちなみに、わたしは地下鉄通勤なのでワンセグはあまり観ませんが、DR-BT25NXはSCMS-T方式に対応しているため、ワンセグの音声も聞けます。もちろん、マイク内蔵で通話にも対応します。ちと恥ずかしいので通話には使いませんケド。

 というわけで、邪魔なコードとはおさらばできるし、Napster会費のモトは取れるしというわけでわたくし的には買って正解! DR-BT25NXはカナル型なので、車内で音漏れをあまり気にしなくていいのもポイント高いです。

 ゼンハイザーもBluetoothヘッドセットを発売するなど、機種的にもかなり充実してきましたし、通信が不自由な地下鉄通勤族には、Bluetoothヘッドセットおすすめです。


 携帯電話を購入すると、記念すべき初めてのメールは工場出荷時にプリセットされた、とてもファンシーなデコレーションが施されたメーカー様からのメールだったりすることが多いかと思う。以前は、こんな複雑な配色はどうやるんだろうとか本気で考えたりしたものの、機種変更の回数が増えた最近はあまり深く考えなくなってしまった。あのメール、すぐに削除してしまうだろうか? 私はなぜか残してしまう(笑)。CDやコミックの帯を捨てられない感覚に近いと思うのだが......。

 Sportioでもメーカー様からのメールがパッケージ開封直後に届いており(プリセット)、そこに書かれていたBluetoothワイヤレスコントローラーのプレゼントキャンペーン「Sportio Play-Tキャンペーン」になぜか興味をそそられ、普段は懸賞とか応募しないタイプなのに、ふと応募手続きを開始。いざ応募するとそれなりに入力することやアンケートがあり、ただでさえ気まぐれなモチベーションがみるみる削がれていくものの、新しい携帯を手にし浮かれていた勢いで応募を完了させた。

 約1カ月後、郵便局から荷物が届くと、最初は何が届いたのか分からなかった(笑)。東芝の文字を見てこれはもしや? と応募したことを思い出し、あまりのパッケージの小ささに「粗品進呈コースか~......そんなコースあったっけ?」などとややうろたえながら開封すると、非売品で化粧箱のパッケージが省かれ、タバコ1箱ほどの大きさの簡素な白箱にBluetoothワイヤレスコントローラー「TSWC01」が入っており、結果として見事キャンペーンに当選していたのだった。

 色は白色で、私のSportioと同じだ、と喜んでいたものの、「ふむ......これはどこかで見たことがあるような......」と調べてみると、「920T」でプレゼントキャンペーンに使われていたものと同じ物のようだ......いや別にいいんですけど。

spbt.jpg こちらのアイテム、イヤホンを自前で用意するタイプで、携帯電話とBluetoothで接続し、A2DP/AVRCPでLISMOの音楽を楽しむことが可能。実はマイクも装備しているので、ヘッドセットとして着信時の通話も行える。付属の説明書には最低限のことしか書かれておらず最初は戸惑ったものの、東芝のWebサイトで使い方が解説されているのでひとまず安心だ。

 筆者は今回、キャンペーンでプレゼントされたが、改めてひとつ購入してもいいかなと思えるほど、無線の接続は快適だ。「KCP+」対応端末では「re」をのぞいてBluetoothが一様にサポートされており、KCP+対応端末が増える今後は、Bluetooth対応機器への投資はあまり無駄にならないのではないだろうか。

 一方、接続時(ペアリング)の行程はBluetoothの仕様であるものの、もうひとつ簡単にならないのか、と思うのが正直なところ。すでにリリースされているBluetoothの最新版、バージョン 2.1ではペアリングが簡略化されており、こちらの携帯電話への搭載も早急に実現してほしいところだ。


ed825sh.jpg 「825SH」を使い始めて数カ月が経過、そろそろ新たな刺激が欲しくなってきた。そこで秋から冬へと変わるこの季節、「きせかえアレンジ」を利用して「825SH」も衣替えすることにした。

 「きせかえアレンジ」は、待受画面やメニュー画面、電池やアンテナマークなどをカスタマイズできるサービスだ。ドコモの「きせかえツール」、auの「EZケータイアレンジ」などと同様のサービスなので、利用したことがある方もいるかもしれない。今回は、シャープの携帯サイトからアクセスできる「きせかえアレンジ」配信サイト「カスタモ」を利用することにした。

 サービスの適用は簡単お手軽。「カスタモ」のサイトで好きなキャラクターやイメージをダウンロードして、案内に従って進めばカスタマイズは完了する。ちなみに「カスタモ」はシャープの携帯サイトとなるが、開発を行っているプライムワークスのサイト「カスタモバンク」では、他メーカーのケータイにも対応したきせかえコンテンツが用意されている。

 なお、「きせかえアレンジ」のコンテンツは基本的に有料だ。ここは慎重にコンテンツを選んでいきたい。秋の夜長にサンプル画像とにらめっこする三十路男。「ウケをねらってかわいいキャラものか、しかしここはやはり、ガンダムでまとめるのがデジタルっぽい選択か。いやいや、アタック25もシブい。おっ、ウルトラマンや宇宙戦艦ヤマトもある! 墓場鬼太郎だって!? これはこれでなかなか......」。

 まあそんな感じで夜も更け、空が白みはじめた頃、ボディカラーと相性の良さそうなエド・エンバリーのイラストに決めた。「825SH」はスライド式のケータイなので、ディスプレイが常に表側にある。自分も楽しみつつ、他の人にもさりげなく主張できる「きせかえアレンジ」は、結構ハマるサービスだと思う。